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真夏の決戦「DREAM JAPAN GP FINAL〜2011バンタム級日本トーナメント決勝戦〜」が16日、東京・有明コロシアムで開催された。
メーンイベントは王者・高谷裕之と挑戦者・宮田和幸によるDREAMフェザー級タイトルマッチ。
4月のストライクフォースでらしさを欠く試合の末敗戦を喫した高谷は、払拭の思いがあるか、開始から倒しに掛かる気迫で前に出る。宮田がタックルに来ても切って押し戻し、組みつかれてもテークダウンに至らせない。
高谷の気迫が支配した序盤となるが、1R中盤にジャブから繋いだタックルで遂にテークダウンを奪うと、宮田もペースをつかんでいく。
試合は前に出る高谷、そこへタックルで組みつく宮田という図式で進むが、高谷はその後も2Rに1度倒されただけで、宮田のタックルをほぼ完封。予告した宮田のジャーマンも機会を与えず、試合は両者スタミナをロスしての消耗戦となる。
しかし高谷は王者でありながら最後まで挑戦者のように前進を続け、この姿勢が支持を受けたか僅差2−1での判定勝利。最強のチャレンジャー宮田を接戦の末退け、気迫と迫力の試合内容で“喧嘩番長”復活を成し遂げた。
セミファイナルは所英男と今成正和のバンタム級日本トーナメント決勝戦。
これまで相手の土俵に飛び込み多くの好勝負を展開してきた所だが、尊敬する存在で練習を通じ強さを身に染みて知る今成が相手だけに、全く寝技に付き合わない。
今成が跳びついての引き込み、スライディングなどで寝技へ引き込まんとしても、素早くパウンドを振るって体を離す。
今成はようやく2R終盤に得意の足関(アキレス腱固め)にとらえたものの、これを所が逃れて判定になると、スタンドとグラウンドでパンチを当てた所が勝利(判定3−0)。秋に開催される世界トーナメントへ日本トーナメント優勝者として駒を進めることとなった。
なお、世界トーナメントには所、今成のほか、3位決定戦で藤原敬典を下した大沢ケンジの出場が決定している。
DREAMライトヘビー級タイトルマッチでは王者ゲガール・ムサシにアテネ五輪柔道銀メダリスト・泉浩が挑戦。
だが、果敢に左右のフックを振るった泉だが、ムサシとのリーチ差を克服できず、バックステップでかわされると鋭いジャブで顔を突かれ、鼻から出血。最後はムサシにジャブで前進を止められ、右ストレートで打ち抜かれてダウンを喫し、そこから連打を集められてレフェリーストップで敗れた。
第5試合では4月にストライクフォースへ参戦し、ギルバート・メレンデスに完敗を喫した川尻達也が復活のTKO勝ち。
開始早々ドリュー・フィケットをグラウンドへ持ち込むとパウンドを打ち込み始め、そこからフィケットを一度も立たせることなく連打を浴びせていき、そのまま何もさせずにTKO。“クラッシャー”らしい勝ちっぷりで敗戦を振り払う復活を果たした。
また、笹原EPは試合後の会見で「一部インターネットでは、今回が最後ではないかと言う不届き者がいますが、まったくそんなことはありません。次は9月です。日付は調整していますので、ここでは発表できませんが、9月にやります」とキッパリと否定。さらに「あとは大みそか。あと9月と大みそかの間にもう一試合あるかもしれません。ちゃんと着々と計画は進んでいますのでご安心ください」と、大みそか興行の開催を力強く宣言した。
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