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エスビー食品陸上部を受け入れるソーシャルゲーム大手「DeNA(ディー・エヌ・エー)」(本社・東京都渋谷区)が、3年以内の実業団駅伝日本一を目標にしていることが7日、分かった。受け入れの正式発表も10日に決まり、今後は全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)での優勝を目指し、選手獲得に動き出す。
全長100キロ、7区間で争われるニューイヤー駅伝では、エスビー食品は過去4度の優勝を誇る。近年は部員不足で参加を見合わせていたが、陸上関係者によると「新チームは3年以内に同駅伝の日本一を目標にして組織される」と壮大な計画を持つことが分かった。
まずは4月に東日本実業団登録を済ませ、予選となる11月の東日本実業団駅伝で12位以内に入ることが同大会の出場の条件だが、最大の関門は部員の勧誘だ。部員は現在6人。区間に配置する人数にも足りず、故障者なども考慮すれば最低でも10人の陣容は必要だと言われている。
DeNA側では、10日に芸能人やプロ野球DeNA関係者を同席させ都内で受け入れの豪華発表会見を開くことが決定。エスビー関係者は「発表後に選手勧誘を始める」と明かすが、今春の新卒選手の獲得は極めて難しい状況。来春の新卒選手の勧誘も始まっている。チーム間の移籍は御法度だけに、掘り出し物の発掘が不可欠だ。
ただ、ケニア代表としてロンドン五輪1万メートルで5位となったビダン・カロキ(22)や北京五輪1万メートル代表の竹沢健介(26)ら有力選手が所属。人数さえそろえば優勝候補に挙げられる。今年の同駅伝覇者・コニカミノルタの酒井勝充監督(52)は「きょう(エスビーの)田幸監督から報告を受けました。チーム数が減っていく中、とにかく良かった」とライバルの復活を歓迎した。
チーム運営プランとして、サッカー界の“ソシオ”導入の計画も進んでいる。ファンによる「一口スポンサー」を募り、運営費に充てるというものだ。DeNAが陸上界に新風を吹き込む。
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