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地下鉄の駅は街の地下にあり(あたりまえだけれど)、そこは灯りがともっていてとても明るい(あたりまえだけれど)。その区画だけが地下に在りながら飛び抜けて明るい気もする。そこに地下鉄の車両が入ってきて停まる。地下鉄の車両は長い暗いトンネルを走ってきて、その明るい駅に停まる。駅の明るさはだけれども極めて寂しい感じもする。長い暗いトンネルはまるで苦悩を表しているようだ。そして乗客は家路に就き、暖かい家族とともに過ごすのだが、なぜかひどくわびしい気がする。あたりまえなこと、何も変わったことが起こらないあたりまえな生活。騒いだり冒険したりすることもないあたりまえな生活。家族とともに語らい、ありふれた食事をし、いつもと同じ地下鉄に乗る。だけど、それが幸せかもしれないと最近思う。 |

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