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病室のその患者はいつもひとりだった。友達や知人が居ないというわけではなかった。彼はあえて人々に入院や自分の病気のことを知らせていなかったのだ。なぜならば、人々に伝えて見舞いに来てくれる者の中には、義理感覚で来る人が多いからだった。また、同情の視線に耐えられなかったのだ。 |

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病室のその患者はいつもひとりだった。友達や知人が居ないというわけではなかった。彼はあえて人々に入院や自分の病気のことを知らせていなかったのだ。なぜならば、人々に伝えて見舞いに来てくれる者の中には、義理感覚で来る人が多いからだった。また、同情の視線に耐えられなかったのだ。 |
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やはり隣の患者の話。病院を退院して、その快気祝いに友達が一席を設けてくれた。十数人が集まったらしい。しかし、その患者がお酒が好きでありながらお酒を飲めないことを皆知っていたにもかかわらず、誰もが、お酒をたらふく飲んでいい気分になっていた。数週間後、その患者は、快気祝いに来ていた友達をすべて誘い、御礼の一席を設けた。もちろん、お酒なしで。会が始まってすぐ、皆、お酒を注文しようとした。しかしその患者は言った。「ああ、今日は俺の主催だから、酒なしでいくよ」料理を前にして皆、不完全燃焼の会食となった。おそろしや。 |
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その患者は、自分がこの先どうなっていくかとても不安でした。見舞い客は言いました。「きっとよくなるから」そのとき、その患者は、見舞い客の腕をつかみ、「なぜ、そんなことが言える。根拠はどこにある」と怒鳴っていました。見舞い客は、患者を励まそうと思って言ったのだと思いました。しかし、この先が見えない患者にとっては、あまりにも安易な言葉に聞こえたのでしょう。 |
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やはり病院ネタになってしまいそうです。彼は、病気で、タバコが吸えなくなり、お酒が飲めなくなり、コーヒーさえ飲めなくなり、食欲不振と吐き気で何もかもがおいしくなくなり、それこそ食べることが苦痛になってきたようで、痛みでパソコンや読書もままならず、スポーツなんて、運転なんて、買い物なんて、ということで、ついに彼はこう叫ぶ。何のために俺は生きているんだ! と。 |
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痛み止めの新しい薬を入れようと言うことになり、とにかくその副作用が出るというので、その副作用を抑える薬をまた入れていくわけです。便秘気味になれば下剤を処方し、食欲がなくなれば、1週間ほどは何も食べなくてもいいと言われ。吐き気が出れば吐き気止めを処方する。眠られなければ遊民剤を処方し、熱が上がれば解熱剤を入れていく。あまり自分の意志で生きているという感じがしませんね。友人は、それじゃプラモデルみたいじゃないか、と言っていましたが。 |
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