(要約)
長靴発言でも物議を起こした今村復興大臣がついに最大の暴言を吐き、
被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして大臣を辞任する意向を固めました。
しかし、これだけ暴言を繰り返す背景には何があるのでしょうか。
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長靴発言でも物議を起こした今村復興大臣がついに最大の暴言を吐き、
被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして大臣を辞任する意向を固めました。
今村復興大臣は、自民党の派閥のパーティーで、
東日本大震災に関連して、「まだ東北の方だったからよかった」などと、
被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして、復興大臣を辞任する意向を固めました。
( 2017/04/25(火) 20:29:08 )
今村復興大臣は、25日夜、自民党の派閥のパーティーで講演し、
東日本大震災の復興に関連して
- 社会資本などの毀損も、いろんな勘定のしかたがあるが25兆円という数字もある。
- これは、まだ東北のほうだったからよかったが、もっと首都圏に近いとばく大な額になる
などと述べました。
その後、今村大臣は記者団に対し
- 東北でもあれだけのひどい災害だった
- これが首都圏に近いほうだったら、もっととんでもない災害になっているという意味で言った
- 決して東北のほうでよかったという趣旨ではない
- 取り消させていただく
と述べ、撤回しました。
そのうえで今村大臣は
- ご心配いただいたことについては、改めてしっかりとおわびを申し上げる
と述べ、謝罪しました。
同じパーティーに出席した安倍総理大臣はあいさつの中で、
- 安倍内閣の今村復興大臣の講演の中において、東北の方々を傷つける極めて不適切な発言があった。
- 総理大臣としておわびをさせていただきたい
と述べ、陳謝しました。
今村大臣の発言に対する東北各地の首長の声は次の通りです。
宮城県知事「東北を軽んじている」
宮城県の村井知事は、「首都圏と東北を比較したらばく大な財源が必要になるというのは、そのとおりかもしれない。ただ、『東北だからよかった』というのは被災者の感情を逆なでするものであり、東北を軽んじている印象を与える。復興大臣という要職にあるので発言にはくれぐれも注意してほしい」というコメントを出し、批判しました。
南三陸町長「誤解招く」
宮城県南三陸町の佐藤仁町長は、NHKの取材に対し「もし首都圏で東日本大震災と同じ規模の災害が起きた場合、東北と比べるとばく大な額の財源が必要になることは間違いないので、そういった意味合いで発言したのではないか。悪意はなかったと思うが、受け止め方が分かれるような発言をするのは誤解を招くので気をつけてほしい」と述べました。
陸前高田市長「立場をしっかりと理解して」
岩手県陸前高田市の戸羽太市長は「被災地を傷つけるつもりで発言したわけではないと思うが、その言葉によって傷ついたり不快な思いをしたりする人は被災地にたくさんいる。復興大臣を頼りにしている人もいるので立場をしっかりと理解して発言には気をつけてほしい」と話していました。
東松島市長「趣旨を確認したい」
宮城県東松島市の阿部秀保市長は「今、初めて聞いて驚いている。影響力の大きい方の発言なので、発言自体がどんな趣旨で発言したのかまずは確認したい」と話しています。
原発立地の双葉町長「寄り添った姿勢感じない」
東京電力福島第一原発が立地し、原発事故の影響で町の面積の96%が住民が長期間にわたって戻ることが難しい「帰還困難区域」になっている福島県双葉町の伊澤史朗町長は、「発言が本当ならばあまりにも遺憾だ。今村大臣をめぐっては前回の発言のこともある。震災と原発事故で本当に苦しんでいる人たち一人一人に寄り添った対応が必要なのにそうではない姿勢を感じる」と話しています。
一方、こちらは東京で政治活動をしている政治家の声です。
自民 二階幹事長「問題がありすぎてはだめ」
自民党の二階幹事長は、今夜開かれた派閥のパーティーで、「政治は、いつでも批判があるし、色んなことがある。民主主義の中で、どうしても耐えていかないといけない問題だが、その問題がありすぎてはだめだ。ですから、みずからを律しながら、チームワークで、気を引き締めて政治に臨んでいかなくてはならない」と述べました。
自民 下村幹事長代行「注意重ねて」
自民党の下村幹事長代行は、東京都内で記者団に対し、「真意は、『東北でよかった』ということではなかったと思うが、誤解されるような発言は本当に気をつけるべきだ。今村大臣本人から真意をしっかりと説明してもらいたい。今まで以上に、閣僚や与党議員全体が、注意に注意を重ねるべきだ」と述べました。
民進 福山幹事長代理「首相は更迭すべき」
民進党の福山幹事長代理は、記者団に対し、「復興大臣として、あるまじき発言であり、言語道断だ。即刻、辞任してもらうしかないし、議員としても、適切でない。一度ならずも、二度までも、被災地の方々を傷つける、心ない発言は、復興大臣として、ふさわしくないか、国民もわかると思う。安倍総理大臣は、おわびするのも大切だが、その前に任命した者として、即刻、更迭すべきだ」と述べました。
共産 小池書記局長「暴言中の暴言 即刻罷免すべき」
共産党の小池書記局長は、記者団に対し、「暴言中の暴言だ。被災者の心を逆なでする、傷つける許されない発言だ。謝罪、撤回で済む話ではなく、安倍総理大臣は、即刻罷免すべきだ。議員の職にとどまることも許されないのではないか」と述べました。
維新 遠藤国対委員長「許されない発言で辞任に値する」
日本維新の会の遠藤国会対策委員長は、NHKの取材に対し、「東日本大震災の被災者に寄り添い、被災地の復旧・復興にあたっていく復興大臣としても、国会議員としても、到底、許されない発言で、辞任に値する。わが党としては、政府・与党に対し、今村復興大臣の辞任を求めていく」と述べました。
しかし、これだけ暴言を繰り返す背景には何があるのでしょうか。
そこには『東京=センター』の意識が重く圧し掛かり、
『日本全体を見る』視点を失わせる東京と言う文化廃墟があるようにしか見えないのです。
人はその住まう所を中心として物事を見るようにできていて、その行動範囲が狭いほどに自己に関する問題ではないとの意識が生まれると考えられます。
その意識が及ぶ範囲は、概ね100kmから200kmぐらいが通常の限界で、それより遠方の場合はよほど頻繁に行き来していないと生活圏から外れてしまい、どうでも構わない地域であると認識するのです。

※ 独自の計算結果です。
東京から見れば京都や大阪が、頑張って得られる意識的な限界ラインでしょう。
それ以上になるとどうでも良くなるわけです。
沖縄では辺野古埋め立てで大騒ぎとなっていますけど、東京からの距離は1500kmを超えていて、この距離は東京から北朝鮮平壌特別市までの1282.9kmをも上回る距離ですし、北朝鮮平壌特別市から沖縄県庁までの距離1436.2kmをも上回る、まさに蚊帳の外なのです。
これでは、沖縄から、いえ沖縄県庁からどんなに大きな声を張り上げたところで、東京と平壌の間に割り込むことはできません。
まさに東京から見る限りの政治が続いているようでは、日本全体を公平に育てる事はできないわけです。
このような距離的感覚を超えた目を持つ政治家を見付けるのは困難なことかも知れませんが、狭い距離的感覚しか持っていない政治家を見付けるのは割と簡単です。
そのような質の悪い政治家を選ばないことも、選挙民に求められる資質なのでしょうね。
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