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和歌を変体仮名で読む-10


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          凡河内躬恒
心あてに おらはやおらむ はつしもの
をきまとはせる しら菊の花

心あてに 折らばや折らむ 初霜の
おきまどはせる 白菊の花

あてずっぽうに、手折れるものならば手折ってみよう。
初霜が見分け難くしている白菊の花を。
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 出典は、百人一首29番、古今集です。
 古今集も見てみましょう。
 詞書には、「しらきくの花をよめる」とあります。
 初霜と白菊が混じり合い菊の花と霜が見分けがつかないと、
 少し大袈裟に詠ってます。


古今集

イメージ 3=に・爾 イメージ 4=お・於 イメージ 5=は・八 イメージ 6=は・者 イメージ 7=も・毛

イメージ 8=き・記 イメージ 9=し・志 イメージ 10=菊  イメージ 11=の・能

白菊と霜で、見分けがつかなくなるなんて実際は無いだろうけど、
和哥の世界では、月光が地面にあたってるのも、
桜の花びらが散って積もってるのも、雪と見るが如く、
「白菊と霜」も、雅な表現と思うべきですね。
「そんな哥はナンセンス」と言う「野暮」は、ほっときましょう!

イメージ 13


φ(.. )yoshy


閉じる コメント(4)

「菊」の字は、この歌を知っているからこそ分かったようなものです。

見立ての歌は、想像力を喚起させ、二重に美を楽しむ優れた技巧だと思います。

2015/11/5(木) 午後 1:14 [ sofashiroihana ]

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> sofashiroihanaさん
明治、子規により和哥の世界に新風が吹き込みましたが、
やはり「野暮」で田舎の歌詠みとしか・・・!?
古来から何かに見立てて哥を読む、素晴らしい技法ですよね。

今、菊が盛りで菊花展がいろんな所で開催されてます。
丹誠込めた菊、菊の精がいるようで人を魅了します。

2015/11/5(木) 午後 1:42 yoshy

=かな・漢字が分かりやすくなり、ありがたいです。
初見、知ってる歌なので読めたのですが、「はつしもの」の「し」が認識できず、悔しかったり…。
精進します。

そして、
早速この歌を短冊に書いて飾ります。

>宮の隣人。

2015/11/5(木) 午後 9:49 [ pol*n*daisu*i ]

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> pol*n*daisu*iさん、神宮の君へ
変体仮名の数は200から300と言われています。
どの漢字かわからなモノもあります。
短冊にする由、ブログ開設して見せてくださいな!
そのうちで良いから。

2015/11/6(金) 午前 1:00 yoshy


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