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群書類従巻第三百八上
大和物語 上 二十九段
参考1
故式部卿宮=故・敦慶親王(あつよし)、宇多天皇の第四皇子、
容姿端麗で玉光宮と称され光源氏のモデルのひとり。17・18・19段既出
三條の右のおとゝ=藤原定方、醍醐天皇の外叔父、小倉百人一首にも選ばれる
こと=こと・異、他の(上達部)
上達部=かんだちめ、摂政・関白・太政大臣・左大臣・右大臣・大納言・中納言・参議、
三位以上の人の総称。参議は四位であるがこれに準ぜられた。公卿。
るいして=類して、連れだって
碁うち=7世紀頃に中国から日本に伝わった。才女は碁をうったよ。(清少納言や紫式部など)
御あそひ=音楽の遊び
これかれ=此彼、この人あの人、古文では人に言うことが多い。「彼此」と微妙にニュアンスが違う
ゑひて=酔ひて
かつけもの=かずけもの・被け物、人の労をねぎらい、功を賞して与える衣服類。
衣服類を相手の肩にうちかけて与えたところからいう。祿(ろく)
をみなへし・・・=故式部卿宮の思い出の女郎花、手折ると白露が手にかかる。
これは宮様が、在世の今日(昔の今日)ではなく、今いないことを嘆く涙であろうか。
こと人々のおほかれと=他に哥を詠んだ人は多かったけれど
よからぬはわすれにけり=良くなかった哥は忘れたよ
参考2
女郎花の花が好きだった故・敦慶親王を思い出して、手折った花から落ちた露を涙に喩えた哥です。
故人を偲び集まって宴をしていたけど、お酒を飲みながらワイワイやっていたところ、
藤原定方のこの歌で故宮を思いだし、しんみりと思い出に浸った様子が伺われますね。
多くの哥が詠まれても、一つの秀歌で、他が霞んでしまいました。
それにしても、美男で、
光る君の再来と言われ、
亡くなってからも、
慕われた宮様ですね。
秀歌には、力があるんです。
哥の作者は、藤原定方、
この宴をキリリッと〆ました。
次回の百人一首は、
この人だね!
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女郎花から故人を思い出してもらうとは風流です。
今の世の中、有名人で花と結びつく人はいないですね。
2012/12/1(土) 午後 0:18 [ 栗の木童子 ]
こんにちは。
故式部卿宮は藤原定方の甥にあたる方、器量も良く慕われていた様子が伺えますね。
よからぬはわすれにけり・・きっぱりした口上です。
次は「さねかづら」ですねー
2012/12/1(土) 午後 1:53
栗の木童子さん、こんにちは。
雪が降ったそうですね。寒気が厳しそうです。
女郎花は、女郎花物語もあったし、縁がある花です。
花に例えられる人、花を見ると思い出す人、う〜〜ん出てこない。
ドジョウで野田さんのように、出てくれば良いんですが。
2012/12/1(土) 午後 3:06
あふみさん、こんにちは。
他は「わすれにけり」は、伊勢物語でも何度か出て来ますが、
良い哥は、他を忘れさせる力がありますね。
はい、サネカヅラです。
実葛は「美男葛」でもあります。
2012/12/1(土) 午後 3:11
草木に纏わるお方・・・。
皇室の方々の「お印」を思い出しています。
師匠は、どんなお印がよいのでしょう・・・。
2012/12/1(土) 午後 5:33 [ 桂 黒猫 ]
桂さん、こんにちは。
お付き合いした女性を、花になぞらえて記憶していますので、
一番好きだった人は、「ギボウシ」のような人でした。
だから擬宝珠の花にします。これ内緒。
ちなみに山の神は、「ギボウシ」ではありませんよ。
山の神は、「ヒマワリ」にしておきます。
2012/12/1(土) 午後 5:47
女郎花の花を手折る・・白露を涙に例えるなんて・・雅!(*^_^*)
2012/12/1(土) 午後 7:19
ふぃっとさん、こんばんは。
やはり百人一首に入る藤原定方、やはりスゴイ感性ですね。
ふぃっとさんも、皮でツリーの星、
やはりただ者ではありませんね。
2012/12/1(土) 午後 8:20
表現が美しいですね。
現実的で口の悪い私には無理だわ。。。
付き合った人を花で例える
これも無理やわ。。。
ドクダミ
ろくなヤツと付き合ってない(笑)
一応薬草やけどね。
2012/12/2(日) 午前 0:33 [ るう ]
るうさん、こんばんは、
ドクダミは、十薬。とても役に立つ薬です。
天麩羅でも食べることが出来るそうです。
花は日影で白く美しく咲く可憐さがありますね。
東(あずま)男から見れば、京女の話し方は萌えですよ。
2012/12/2(日) 午前 0:42
初めまして。ルルカと申します。
あまりよく分からなかったです。
ごめんなさい。なんてコメントしたらいいのか・・・。
おバカさんなので。
ナイス!
2012/12/2(日) 午前 1:44 [ - ]
ギボウシは、楚々として美しい花です。
品がありますね。
ブログの友人にその名のお方がおられますが、男性でした。
研究者のようです。
2012/12/2(日) 午前 5:13 [ 桂 黒猫 ]
ルルカさん、初めまして。
いきなり古文では、面食らいますね。
いいんです。わかる部分だけでも興味持っていただけるなら。
ワイワイ楽しくコメント欄で会話しましょ!
これからよろしく。
後でそちらにお邪魔しますね。
2012/12/2(日) 午前 11:37
桂さん、こんにちは。
良いでしょ!好きになった人を花や木にたとえて覚えておくこと。
でも、その花や木の花が咲いていると、チョッピリ悲しくなることもあります。
桂さんは、もう木の名前ですからそのままです。
でも桂は月とも関係あるから、月を見ても思い出しますね。
2012/12/2(日) 午前 11:44