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和哥奇徳物語-4
小式部の内侍 うたの事-1
院=一条天皇。話の内容からここでは上東門院ではない。
御常楽の序=「常楽」は、常住不変で苦がなく、楽であること。
常楽会の序(はじめ)
けふぜさせ給ふ=興ぜさせ給ふ
一入おもしろく=ひとしお面白く
北面等=北面の武士等、院の御所の北面に詰め、院中の警備にあたった武士
千早振=枕詞、勢いが激しい意で、「神・宇治」にかかる。
それはとしかりけり=千早振るは「神」に掛かるので、
枕詞の使い方が違いますよと叱った。
神のいがき=神の斎垣、神社など、神聖な場所に巡らした垣。瑞垣。玉垣。
鳥ゐたつ=鳥居立つ、「鳥射る」が掛かる
ちはやふる・・・=(「浮き鳥を射てまいらせよ」を受けて)神の斎垣ではないのだけれど、
波の上にも鳥居(鳥射る)が立っています。
御かん=ぎょかん・御感、天皇などが、感心したり、満足したりすること。
「御感・ごかん」と読む時は、将軍・高貴の人などにも使う。
いろの御けし=「いろ・色」は、美しい色彩。
「御(み)けし」は、御衣・御着(みけ)し。お召し物、おんぞ。
美しい被け物(かずけもの)をご褒美に頂いた。
小式部内侍=和泉式部の子供だから小式部、内侍は内侍司の女官の総称。
内裡=内裏。「裡」は「裏」の異字体、衣偏が「脚」に来た状態。
読めなかった漢字、「御常楽の序」としました。
住吉神社へ参拝して、何の心配のない状態の意味です。
間違っていたら、教えてください。
意味の分からない「単語」は、「いろの御けし」でした。
ご褒美の衣類は、肩に掛けたんで、「かずけ物」とか「かつげ物」と言います。
馬を贈り物にする時は、「引き出物」になります。
この話では、
海の上にいる「鳥を射る」から始まります。
何の関係ない「千早振る」が出て来たので、
和泉式部はあわてて叱ろうとします。
「まぁ〜良い、子供だから続けさせなさい」とお上。
神の斎垣、鳥居立つ、「鳥射る」が掛って、
機知に富んだ哥が即興で出来ました。
天晴れ!あっぱれのデビューでした。
2へ「つづく」
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お早うございます。
これぞ”栴檀は双葉より芳し”ですね。
2013/11/16(土) 午前 9:34 [ 栗の木童子 ]
小式部内侍は、機知に富んだ即興歌が得意ですね。
母とは、タイプが違いますね。
母に先立ったことが、何ともあわれで仕方がありません。
初句で意表を衝く歌は結構あるように思います。
ナイスぽっちん。
2013/11/16(土) 午前 11:08 [ sofashiroihana ]
栗の木童子さん、おはようございます。
母をも、ハラハラさせながら、出来た歌は周囲を唸らせる。
出来た子供です。
2013/11/17(日) 午前 8:51
sofashiroihanaさん、おはようございます。
テクニックだけでなく、深いところを詠った哥、
何か教えてください。
円熟した年齢まで生きていて欲しかったですね。
それにしても、母が偉大すぎます。
2013/11/17(日) 午前 8:54