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和哥奇徳物語-4-2
小式部の内侍 うたの事-2
御てうあい=御寵愛
かれてけれは=枯れてければ
祈りの哥=和歌の言霊により神おも動かせると考えていた。古今集仮名序参照
ことわりや・・・=道理として、枯れてはどのように姫子松よ、
千年もの長い年月を「君」に譲れるとおもってるの。
みとり出て=緑出て
母の式部があらましよみて=母があらまし哥を読んで、小式部に渡した。代読の疑い。
中納言 定頼=藤原定頼。小倉百人一首「朝ぼらけ 宇治の川霧・・・」
丹後へ人や遣し給ふ人=丹後の国に居る和泉式部に和歌を詠んでもらう使いは帰りましたか?
たわむれなからすき給ふ=戯れながら過ぎ給ふ
大江山・・・=大江山を越え、生野(行く野)を通る丹後への道は遠すぎて、
まだ天橋立の地を踏んだこともありませんし、母からの文(ふみ)も見てはいません。
(金葉550)
人口=うわさなどをする人の口。世間のうわさ。
関白のりみち公=藤原教通、藤原道長の子。教通と小式部の間には「静円」という子がいた。
大盤所=だいばんどころ、台盤を置く所。
宮中では清涼殿内の一室で、女房の詰所。臣下の家では、食物を調理する所。台所。
死なんとせしに なと ゝはさるぞ=死にそうなのに何故お見舞いに来ないんだ?
しぬはかり・・・=死ぬばかりに嘆きに嘆いておりました。
とても生きて(正妻の居る)お宅へお見舞に伺えるような我が身ではありませんでした。
二條のさきのおほいまうち君 日ごろわづらひて、おこたり
てのち、などとはざりつるぞといひ侍ければ (後拾遺1001)
小式部内侍
しぬばかり 歎にこそは なげきしか いきてとふべき 身にしあらねば
既出記事
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和哥奇徳物語
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教道との贈答は、教道が安否を問わない冷淡さを責めたのに対し、見舞えなかったのは身分違いの愛人のためです、その為、私は生きた心地もしませんでしたと、弁解だけでなく深い愛情を訴えていますね。
これも当意即妙。
『袋草紙』の後日談も納得です。
ナイスぽっちん。
2013/11/17(日) 午後 7:03 [ sofashiroihana ]
sofashiroihanaさん、こんばんは〜〜。
「いきてとふべき 身にしあらねば」、身分差。
お見舞いにも行けない身分差、母の和泉式部も身分差に泣きました。
才能と美貌、もてはやされてもどうしようもない「品」の違い、
この哥は、心がこもった素晴らしい哥だと思いました。
2013/11/17(日) 午後 8:29