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幼学綱要 巻之一
孝 行 第一
天地の間。父母無きの人無し。其初め胎を受けて生誕するより。
成長の後に至り。其恩愛教養の深き。父母に若(し)く者莫(な)し。能く其
成長の後に至り。其身を慎み。其力を竭(つく)して。以て之に事(つか)へ。其愛敬を盡
すは。子たるの道なり。故に孝行を以て。人倫の最大義とす。
身体髪膚(しんたいはっぷ)これを父母に受くあえて毀傷(きしょう)せざるは孝の始めなり
人の身体はすべて父母から恵まれたものであるから、傷つけないようにするのが孝行の始めである。「孝経」
魯の閔損。早く母を喪(うしな)ふ。父後妻を娶り。二子を生む。二子に衣(き)するに綿絮(じょ)を以てし。損に衣するに蘆花絮を以てす。父冬月損をして車を御せしむ。体寒(こゞ)えて鞅(むながひ)を失ふ。父之を責む。損自(み)理(ことはり)せず。父察して故を知り。妻を去らむと欲す。損曰く。母在(おは)せば一子寒く。母去らば三子単(ひとり)ならんと。父其言を善(よみ)し。母亦(また)悔い改め。三子を待つこと均平なり。遂に慈母となる。
閔損・閔子騫(びん しけん)、春秋時代魯国の人で、孔子の十五歳年下の弟子
論語 先進第十一 4
子曰。孝哉閔子騫。人不間於其父母昆弟之言。
子曰く、孝なるかな閔子騫。人、その父母昆弟を間するの言あらず。
昆弟=「昆」は兄の意、兄弟。 間するの言あらず=そしるようなことは言わない
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2013年02月15日
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