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見ぬ世の友 仮名草子 明暦版(古典文庫)
見ぬ世の友 女部下
九段 新しき衣装をきざる事
参考1
桓車騎=桓沖、中国東晋の武将。淝(ひ)水の戦いで、謝安と共に戦い、敵の前秦軍は総崩れにする。
車騎=官職名。車騎将軍(しゃきしょうぐん)は、前漢以降の官職名。軍を率いる将軍位の一つ。
謝安については、「見ぬ世の友-女部下-08」参照
おもと人=御許人(おもとびと)。貴人のそば近くに仕える人。侍従。侍女。女房。
御許人(みもとひと)と読むと「美しい女性」
参考2
「古きは、新しき物から起こる」
古い物や、骨董が好きな人もいます。
新しい物や、新製品が好きな人もいます。
でも古い物も、新しい時があったんですね。
新しい物は、古い物の積み重ねがあったから生まれた。
へんに凝り固まるのではなく、いろいろ試して冒険するのも、
自分を広げることが出来るかも知れません。
何事もチャレンジ!
人の忠告を聞き入れる心も大切です。
妻の女宗、ケンカすることなく、
御許人(おもとびと)を通して、
「古きは、新しき物から起こる」と。
「忠告や諫(いさ)め」、工夫が必要です。
喧嘩腰では「忠告や諫め」は、聞いてもらえません。
妻の女宗のように、受けて立つのではなく、
夫の怒りが収まってから、「道理」で説得しましょう。
夫婦喧嘩なんて出来ません。
必ず引いて謝るyoshyです。
そうそう、山の神へのプレゼント、
決まりましたよ。
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見ぬ世の友
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見ぬ世の友 仮名草子 明暦版(古典文庫)
見ぬ世の友 女部下
八段 雪を物にたとゆる事 晋書
参考1
謝太傳=謝安、王羲之の友、征西大将軍桓温の司馬となり、中央に帰り侍中・吏部尚書となる。
淝(ひ)水の戦いに功有り。
胡児=安西将軍謝奕の息子
いもうと=安西将軍謝奕(しゃ えき)の娘、名は謝道蘊(しゃ どううん)、参考2へ
柳の花=柳絮(りゅうじょ)、参考2へ
謝公=謝太傳・謝安のこと
王凝=おうしょう、左将軍は、軍を率いる将軍位、会稽内史、会稽郡の長官
参考2
柳絮とは、白い綿毛のついた柳の種子。また、それが春に飛び漂うことを云います。
唐土の春の風物詩です。日本には目立つほど綿毛を作らない柳ばかりですが、
北海道には移入種の柳があり、柳絮が飛ぶそうです。
詠雪之才(えいせつのさい)・詠絮之才(えいじょのさい)・柳絮之才(りゅうじょのさい)
と云う語源になるお話です。
意味は「文才の有る女性」を、このように形容します。
謝道蘊(しゃ どううん)
という女性、
幼いときから、才能が際だっていて、
雪を柳の綿のようだと、
詩的に表現しました。
才能は、どこに有っても光るモノです。
磨いて光るモノは、光らせましょう!
磨いて美しくなるなら、美人になりましょう!
当ブログにお越し下さる女性は、
皆さん詠雪之才が有りますね。
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七段 両車 みちをあらそふ事 同(事文類聚)
参考1
せばき道=狭き道
大夫=中国の職名、卿の下、士の上。ここでは偉い人。
よこがみ=軸を「よこがみ」と読む、車輪の心棒、車軸。
をれたり=折れたり
打擲(ちやうちやく)=打ちたたくこと、なぐること
僕御=馬車を走らせる僕、ここでは「大夫の僕御を責めずして」の意
あやまちを二たひ=過ちを再び
参考2
孔子は「君子」の心得に、
「過(あやま)ちては則ち改めるに憚(はば)ること勿(なか)れ。」(「論語」学而篇)と、諭しました。
「君子の過ちや、日月の食の如し。過つや人皆之を見る。更むるや人皆之を仰ぐ。」(「論語」子張)
君子は過ちを犯すことがあっても,日食や月食のように、すぐに明るくなるように、すぐにもとの徳性にかえる。そして、過ちを犯せば珍しいので人々は注目し、過ちを正せば人々は仰ぎ見上げ尊敬する。
怒りで理性を失い、
八つ当たりは見苦しいと言う話です。
君子は、憤ってはなりませぬ。
大国は、王道を歩むモノで、
覇道・覇権で、
威張り散らしてはなりませぬ。
孔子の国は、偉大であれかし!
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六段 槐木(くわいぼく)をおかす事 同(事文類聚)
参考1
槐木=えんじゅ
斉の景公=春秋時代の斉の第26代君主
晏子=あんし、晏嬰・あんえい、斉の政治家、名宰相の誉れ高い
奏聞=そうもん、天子に奏上すること。そうぶん
御赦免=ごしゃめん、罪や過ちを許すこと
参考2
この話は、私と皆さんにも当てはまるかもしれませんね。
人は、物を集めてこだわるということがあるからです。
愛好物を尊んで、その物の威厳が君侯に匹敵する事、これを「逆」という。
コレクションも大事ですが、家族はもっと大事です。
肝に銘じないと、大事なことを見失いますね。
「晏子春秋」では、娘ではなく妻が直訴したようですね。
「槐・えんじゅ」に関係する言葉を幾つか
槐樹=かいじゅ、中国で周代、槐を朝廷に植え、
大臣がこの木に向かって座を占めたところから「大臣の異名」。
槐門=かいもん、朝廷に3本の槐の木を植えて、それに面して三公の座を定めたところから、
大臣の家柄、また、大臣の異称。槐位。
源実朝の私家集、金槐和歌集の「槐・かい」は大臣のことを表し、
「金」は鎌倉の鎌の偏を表していますよ。
金槐和歌集から、「霜」の題で一首。(かさゝぎの 渡せる橋は、天の川の橋。宮中の橋)
月影、霜の似たりといふことを詠める
月かげの しろきを見れば かさゝぎの 渡せる橋の 霜ぞ置きける
もし国が「物・商売・金」を第一にして、
「主権・国民」をないがしろするならば、
「亡」となります。
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見ぬ世の友 仮名草子 明暦版(古典文庫)
見ぬ世の友 女部下
五段 涙(なんた) 竹をそむる事 事文類聚
参考1
堯=古代中国の伝説上の聖王。五帝の一。暦を作り、無為の治をなした。理想の天子とされる
娥皇。女英=堯の娘、舜の妻、
舜=中国太古の伝説上の聖天子。五帝の一人。盲目の父、義母、異母弟の悪行に耐えて孝道を尽くす
御しをきのため=お仕置きの為
洞廷山=洞庭山か??
斑竹=表面に斑紋のある竹、まだらだけ
参考2
舜が即位して天子となると、娥皇は后となり、女英は妃となった。
聡明・貞仁で天下に知られた。舜が蒼梧で死去すると、娥皇と女英は江湘の間で自殺し、
俗に湘君(湘江の川の神)となったと伝えられる。
斑竹姑娘(はんちくクーニャン)
中国のバ・チベット族チャン族自治州に、粗筋が日本の『竹取物語』にそっくりな話が伝わっている。どうやら日本の『竹取物語』が、彼の地へ伝わり、変化したモノらしい。
ランパという少年は、竹林を管理し、竹を切って売っていましたが、地主が強欲で買いたたかれ、竹が育てば地主に収奪されてしまうことに。ランパという少年と母は、無き悲しみ涙のかかった竹は、斑になり、大きくならなくなりました。
それでも地主は、竹を切ろうとするので、ランパは竹を河に投げ込みます。
後に、竹を河から拾い上げると、竹の中から小さなお姫様が・・求婚者登場・・難問難題・・ランパとお姫様は幸せになりました。
yoshyは、はんちくです。
「半ちく」と書きます。
竹輪を半分に切ったモノではありません。
「中途はんぱ」と、言う意味です。
このすっとこどっこいの半ちく野郎!
なんて、言ってはいけませんよ。
「すっとこ」は裸、
「どっこい」は何所への意味です。
裸でうろつく奴を見たら、
思い出してください。
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