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伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)
伊曽保物語 中
七 伊曾保 ひとに請せらるゝ事
参考1
えしつの都=えしつ(と)の都、エジプトの都
やんことなき=家柄や身分がひじょうに高い。高貴である。
学匠=学者、博士
金銀れうら=金銀綾羅、金・銀・あやぎぬ・うすぎぬ
誠に ひ々しく=誠に美々しく
才智りせい=才智利性
参考2 粗筋
エジプトに大変高名な学者がおりました。
この学者さん、イソホにまさりて醜い顔かたちでした。
ある時、自分のことは棚に上げて、イソホの醜さを笑おうとして、招待します。
部屋は金銀・綾絹・薄絹、玉を磨いて座敷を見事に飾り立てます。
招待されたイソホ、主の魂胆が分かり、主の顔にツバを吐きかけます。
怒った主人、どうしてこんなコトするのか??と。
部屋があまりにもキレイでツバを吐ける所は、
貴男の顔しか有りませんよ。
久々の伊曽保物語です。
調べたら今年の1月31日以来でした。
伊曽保物語は、本文に濁点が有りません。
句読点も有りません。
読む人は、補いながら読んでいました。
これが結構「脳トレ」になりますね。
まずは粗筋を読んでから、本文へ行ってください。
どうぞ、声に出して読んで下さい。
自然と濁点の入る場所が見えてきますよ。
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伊曽保物語
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伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)
伊曽保物語 中
卅 馬と獅子王の事
参考
草を はけみける所に=草を励んで食べているところに
かの馬をしよくせんと=あの馬を食べようとして
ふりやくをめくらして=武略を巡らして、計略で騙して
いかくをなんつかまつり候=医学を学んでおります
我も たはからはやと おもひ=馬も騙してやろうと思って
うら山しくも=羨ましくも
くゐせ=株
わつらふ=患う
えたりと みんといふ=得たりと見んと言う、しめた!見てやろう。
あをのき=あおむき(仰向)に同じ
しらぬ事を・・・=論語「子曰、由、誨女知之乎、知之為知之、不知為不知、是知也。」
子曰く、由(ゆう)よ、汝(女)に之を知ることを誨(おし)えんか。
これを知るをこれを知ると為し、これを知らざるを知らずとせよ、是れ知るなり。
ゆるかせ=ゆるがせ、物事をいいかげんにしておくさま。なおざり。
室町時代までは「ゆるかせ」なので、清音で読む
馬 しゝ王お さん/\゛つらふみ そのまに にける所
しゝ王 馬 くわんとて か(へ)つて き◎◎◎うめ??
久々の伊曽保物語です。
濁点が無いので、
「参考」を先に読んでおくと、
分かりやすいかな?
獅子王、悪巧みして、
逆に馬からしっぺ返し。
獅子王の反省が、
これまた中々良い。
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伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)
伊曽保物語 中
廿六 とひ(鳶)と鳩の事
参考
こめみせかほ=小目みせ顔、辛く当たる顔を見せること
やすくうけかつて=安く請けがって、気安く請け負って
鳩が鳶に苛められるので、鷲に相談に行ったら、
鳩の代表、鷲に殺されてしまいました。
教訓として、
「事の後に千回悔いるよりも、事の先に一度良く考えた方が良いよ!」
と、いうモノでした。
小手先で目先の難事を対処してばかりいても、
後で大難が来てしまいます。
戦後の日本みたいですね。
目覚めよ!日本。
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伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)
伊曽保物語 中
十五 日輪とぬす人の事
参考
盤せう(ママ)=繁盛の誤字か?
かまひすしきに=かまびすしい、かしましい、囂・キョウ・ゴウ、やかましい、騒々しい
「雪に霜を添える」、面白い言い方ですね。
現代、悪人の人権ばかり大事にされている。
こういう状況は、「雪に霜を添える」か!?
「雪に霜を添える」は、必要のない業を言う。
ワケの分からないことに、ワケの分からない説明を追加すること。
yoshyのブログは、古典の上に、ワケの分からない解説の如しだ。
軽鴨の介________
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