伊勢物語と仁勢物語

パロディーと諧謔の、仮名草子。

伊曽保物語

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伊曽保物語 中-14

伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)

伊曽保物語 中

十四 師子王・羊・牛・墅牛の事  

ある時 しゝわう 羊 牛 墅牛の四つ 山中をともなひ
ゆくに いのしゝに行あひ 則是をころす 其四つの
えた(肢)をわけてとらんとす しゝわう さゝへて申ける
は われけた物の王たり そのとくに まつえた(肢) ひとつ
われにえさせよ 又 我力、いせい(威勢)世にすくれり 汝ら
にすくれて かけりまはつてこれをころす それによ
つて えた(肢)ひとつ得させよ 今ひとつのあひのこる え
た(肢)をは たれにてもあれ 手をかけたらんものは わか
敵たるへし これによつて 各々むなしくまかりか
へる そのことく 人はたゝ われにゝ(似)たるものととも
なふへし 我よりうへ(上)なる人とともなへは いたつか
はしき事のみあつて そのとく(徳) ひとつもなき物なり

参考

けた物の王たり=獣の王たり
えた(肢)=猪の四肢
いたづがはしき事=気苦労な事

怏々として世の中は力のある者が、
欲張って独り占めするものです。
周りの者は、気遣いで草臥れ損をして、
やっていられません。
さて、中国と手を組んで日本叩きの韓国さん、
中国は、韓国の離於島領有権も主張してますよ。
これは分断して攻め取る「遠交近攻」ですよ。
獅子王が独り勝ちする不条理は、
許してはいけません。

軽鴨の介________\?\᡼\? 12
\¤\᡼\¸ 1

伊曽保物語 中-11

伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)

伊曽保物語 中

十一 狼とひつし(羊)の事

イメージ 1

ある河のほとりに 狼羊と水をのむ事ありけり 狼
は上にあり 羊は河すそにあり 狼羊をみてかのそは
にあゆみちかつき 羊に申けるは 汝なにの故にか
我のむ水をにこ(濁)しけるそと云 ひつし(羊)答云 われ此
河すそにあつてにこ(濁)しける程に いかてかかは(河)の上
のさは(障)りとならんやと申けれは 狼又云 汝ちゝ(父)六か
月い(以)前に かは(河)上にきたつてみつ(水)をにこ(濁)す それ
によつて 汝か親のとか(科)を汝にかくると いへり ひつ
し(羊)答云 われたいない(胎内)にしてちゝ(父)母のとか(科)をしる
事なし こめん(御免)あれと申けれは 狼いか(怒)つて云 その
とか(科)のみにあらす われ墅山の草をほしいまゝに
そん(損)さす事きつくわい(奇怪)なりと申けれは ひつし(羊)
答云 いとけなき身にして草をそん(損)さす事なしと
いふ 狼申けるは 汝何のゆへにか惡口しけるそと
いか(怒)りけれは ひつし(羊)かさねて申けるは わか惡
口をいふにあらす そのことはりをこその(述)へ候へと
いひけれは おほかめ(狼)のいふやうは 詮する所 問答をや
めて汝をこそふく(服)すへけれとなんいひける 其こと
く 理非をき(聞)かぬ惡人には 是非を論して所詮なし
たゝけんい(権威)とかんにん(堪忍)とをもつて むかふへし
:stupidme:
参考

道理をわきまえず、ひたすらに無理難題でもって、言いがかりを付けてくる狼のような「理非を聞かぬ惡人」って、たまにいますね。こういう人には、力を持った権威(警察)を持って対処するしか有りません。頼りになる権威(警察)であって欲しいですね。門前払いで、取り合わない事が有りませんように。羊たちの願いです。
 

_______\?\᡼\? 12軽鴨の介


伊曽保物語 下-3

伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)

伊曽保物語 下

              三 狐と庭鳥の事

あるとき 庭鳥 そのに出て えしきをもとむる所に
きつね これをくらははや と思ひ まつ はかりことを
めくらして申けるは いかに庭島との 御邊のちゝこ
とは したしく申承候ぬ この後は 御邊とも申うけ
たはらめ といひけれは にはとり まことかなと思ふ
所に きつね申けるは さても御邊のちゝ子は 御聲
のよかんなるそ あはれ一ふし うたひ候へかし 聞侍
らん と云 にはとり ほめあけられて すてにうたはん
として めをふさき くひをさしのへける所を しやか
しと くわへてはしるほとに 庭鳥の鳴聲をきゝ
つけて 主おつかけて わか にはとりと さけひけれは
きつねを たはかりけるは いかにきつねとの あのいや
しき物のふんとして 我にはとりと 申候に 御邊の
には鳥にてこそあれと 返答し給へ といひけれは 
きつね けにもとやおもひけん そのにはとりを さし
はなし 跡をみかへるひまに にはとり すてに 木に
のほれは きつね おほきに きやうてんして むなしく
山へそかへりける 其ことく 人か ものをいへと おし
ゆれはとて しあんもせす あはてゝ物を云へからす
かのきつねか にはとりを とりそこなひけるも 思案
なけに 物をいひけるゆへにそ

参考

ちゝこ・ちゝ子=父御
しやかしと=素早くと
御邊の には鳥にてこそあれと 返答し給へ=自分(狐)の鶏だ!と、返答しなさい
けにもとやおもひけん=その通りだと思って
跡をみかへるひまに=後をふり返っている隙に

鶏さんみたいな人は、
詐欺に引っ掛かりそうですね。
狐さんみたいな人は、
口車に乗せられますよ〜。
イメージ 2           
ペラペラ喋って、
ペラペラコメントして、
失敗の連続です。
早とちりは、性格です。
イメージ 1 許してください。

__________\?\᡼\? 12軽鴨の介

伊曽保物語 下-26

伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)

伊曽保物語 下

廿六 さると犬との事

イメージ 1

ある女さる 一とに二つ子をうみけり されは我たい
ないより同子をうみなから 一つをは ふかくあひし
一つをは をろそかにす かのにくまれ子 いかんとも
せんかたなふて 月日を おくれり わかあひする子を
は まへにいたき にくむ子を せなかにおけり ある時
うしろより たけき犬 来る事あり 此さる あはてさ
はひて にくるほとに いたく子を かたわきに はさ
みて はしるほとに すみやかにゆく事なし しきり
に かのいぬ近付けれは まつ命をたすからんと かた手
にて わきはさみたる こをすてゝ にけのひけり かる

イメージ 2

かゆへに つねににくみて せなかにおける にく
まれこは つゝかもなく とりつききたれり かのてう
あひせしこは いぬにくひころされぬ いくたひ く
やめとも かひなきによつて つゐにかのにくみ
つるこを おほせたてゝ まへのこのことくに てう
あひせり そのことく 人としても 今まて した敷 思ふ
ものにうとんし をろそかなる者に むつふも たゝ
此さるの たとへにことならす 是によて是を思へは
かれはよし これは惡しと しなをゑらふへからす
たれもひとしく思ふならは 人又われを思ふへき
事 うたかひなし

参考

せんかたなふて=詮方なふて、やりきれなくて
かたわきに はさみて=片方の脇に挟んで
かるかゆへに=かるがゆえに、それゆえに、こういうわけで
つゝかもなく=恙も無く、平穏無事である
おほせたてゝ=育て上げて
てうあひ=寵愛、特別に大切にして愛すること
した敷=親しき
うとんし=疎んじ
むつふも=睦ぶも、
しなをゑらふへからす=品を選ぶべからず、選り好みをしてはいけない

イメージ 3

出来・不出来。
子供の個性もあります。
不出来の子供の方がカワイイですよ。
ここでの伊曽保の箴言。
「誰も等しく思ふならば、人又我を思ふべき」
そう、比べてはいけませんね。

__________φ(.. )軽鴨の介

伊曽保物語 下21

伊曽保物語 仮名草子 古活字本 国立国会図書館蔵本影印(勉誠社)

伊曽保物語 下

廿一 人をねたむは 身をねたむと云事

ある御門 二人の人を 召出し給ふ事ありけり 一
人は よくしんふかき物なり いま一人は 人をねたむ
こゝろふかき者なり 御門 二人の物に仰けるは 汝ら
我らに いかなる事をも のそみ申せ 後にのそまん物
は 前ののそみに 一はいを あたへん との給へは よく
しんなるものは なに事にてもあれ 一はい と
らんと おもふによて はしめに こひ奉らす 今一人の
ものは なに事にてもあれ 人をそねむものなるに
よて 我にまさりて かれにとらせんも ねたまし とや
思ひけん 是も初に こい奉らす 我さきせよ 人さきに
せよと いとみあらそふほとに しこく うつりけれは
とく/\と 輪言ならせ給ふ程に かの侫人思ふやう
こゝなるやつめか あまりに よくしんふかき事の
ねたましけれは かれにあたを のそまん とて すゝみ
いてゝ申けるは しからは わか かた/\の まなこを
ぬきたく侍る と そうしけれは やすき所望 とて かた
目をぬかれ そのことく 侫人と云者は 人のさかふる
事を見ては かなしむかほにて 内心にはよろこふ
ものなり されは かの物 おれか かた目をぬかるゝと
いへとも かれか 兩かんをぬかんかため まつ くるし
みを かんにんせんとするにや 此侫人を上覧あつ
て 御門これを あはれみ給ひ 今一人は つゝかもなく
てそ まかりかへる ひとに をしかけんと思ふは まつ
わか身の くるしみと見えたり ちをふくみて人に
はけは まつ その口 けかるゝ とこそ 申つたへけれ

参考

御門=みかど
一はい=一倍
こひ奉らす=請い奉らず
しこく=時刻
とく/\と=疾く疾くと、早く早くと
輪言=綸言(りんげん)、天子の言葉、天皇の仰せごと、みことのり
侫人=ねいじん、口先巧みにへつらう、心のよこしまな人
かれにあたを=彼に仇を
かた/\の まなこ=片方の眼、対になっているものの一つ・片一方の目
上覧=天皇や将軍など、身分の高い人が御覧になること
つゝかもなく=つつがもなく、恙無く、無事に
をしかけん=押し掛ける、襲いかける
ちをふくみて人にはけは まつ その口 けかるゝ=血を含みて人に噴けば、まずその口汚るる
  人を傷つける者は、まず自分が傷付くものである、当時のことわざ

「かた/\」は、「方々」ではなく「片方・かたがた」。
片一方という意味です。

人を妬んだり嫉んだりしないで、
裏表のない明るい人でありたいですね。
人を中傷すれば、
まず自分が傷付く事になります。

__________φ(.. )軽鴨の介


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