伊勢物語と仁勢物語

パロディーと諧謔の、仮名草子。

古典文学

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無名抄

和歌を学ぶ人へ
無名抄  鴨長明

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哥は題の心を よく心うべき也。俊頼の髄脳
云物にぞしるして侍める。必まはしてよむべき文字。
中々まはしてはわろく聞ゆる文字有。よみすへ
ねど をのづからしるゝ。いはゆる暁天。落花。雲間ノ郭
公(ほとゝきす)。海上月。これらのごとくは。㐧二の文字かならずし
も よまず。みな。しもの題を よむに具して。きこゆる
文字也。又かすかにて いうなるもじ有。これらは。をし
へならぬべき事にあらず。よく心えつれば。其題を
みるにあらは也。題の哥は かならず。心ざしを ふかくよむ
べし。たとへば。いはひには かぎりなく 久しき心を・・・


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和泉書院影印本 無刊記本無名抄
「無名抄」は建暦2年(1212)頃、鴨長明によって書かれた歌論書である。その内容は約80段からなり、和歌の故実・解釈・語録などを記す。同時代の歌論書のなかでは、もっとも説話的・文学的傾向を帯びる。

俊頼髄脳=源俊頼によって書かれた歌論書。関白藤原忠実の依頼によって、
彼の子である泰子(鳥羽天皇皇后)のために書かれた作歌の手引書。
左・下の哥は、自身の名を読み込んだ哥。無名抄の中に有ります。

卯の花の みな白髪とも 見ゆるかな 
賤が垣根も としよりにけり

女郎花物語の為に、買ってしまいました(笑)。
あの伊勢物語と一緒に購入しましたが、
これは影印(レプリカ複製・研究用)です。






金葉和歌集

金葉和歌集

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金葉和歌集 卷第九

草枕 さこそ旅ねの 床ならめ けさしもおきて かへるべしやは

  おとこ心かはりてまうで來ずなりにける後をぎ
  たりけるゑぶくろをとりにおこせたりければ
  かきつけて遣はしける
     櫻井の尼
のきばうつ ま白の鷹の 餌袋に をぎ餌もさゝで 返しつる哉

  後冷泉院の御時近江國より白き烏をたて
  まつりたりけるをかくして人にもみせさせ給は
  ざりければ女房たちゆかしがり申しければ、おの/\
  歌よみて奉れさてよくよみたらむ人にみせむ・・・

金葉和歌集は第五番目の勅撰和歌集
金葉という名は、最もすぐれた言の葉を意味する歌集です。
二条為忠の筆。南朝に仕え蔵人頭・参議、さらに権中納言になった。
読みにくいけど、好きな手です。
次回、女郎花物語にこの部分、出て来ます。

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武家義理物語 

武家義理物語   井原西鶴 浮世草子

それ人間の一心 万民ともに替れる
事なし。長釼(剣)させば武士。烏帽子を
かづけは神主。黒衣を着すれば出家。
鍬を握れば百姓。手斧つかひて職人
十露盤をきて商人をあらはせり。其
家業面々一大事をしるべし。弓馬は
侍の役目たり。自然のために。知
行をあたへ置れし主命を忘れ。時
の喧嘩。口論自分の事に一命を
捨るは。まことある武の道にはあらず
義理に身を果せるは。至極の所
古今その物がたりを聞つたへて。其
類を是に集る物ならし

?膠(鶴)永 印 松壽 印

貞享五戌辰年樓月吉祥日

参考
自然のために=万が一のために
武家義理物語は、古典文庫で影印、岩波文庫などで読めます。

武家義理物語は、「瘊子(ほくろ)はむかしの面影」しか読んではいませんが、明智日向守光秀のお嫁さんの話、面白かったよ。
妻木煕子(つまき ひろこ)は、明智光秀と婚約するが、その後、疱瘡にかかり体中にあばたが残り醜くなってしまった。父は、妹を煕子の身代わりとして光秀のもとにやったが、光秀はそれを見破り、醜くい煕子を妻として迎えたという。
この二人の間から、悲劇の美女・珠(細川ガラシャ)が生まれました。

細川ガラシャの手紙
残念ながら読む力がありません。

うたゝね

うたゝね
久しぶりの「古典文学」紹介です。実は女郎花物語が出来ていないのでツナギです。
でも「うたゝね」は、阿仏尼の素晴らしい作品です。
阿仏尼は「十六夜日記」の作者と云えばお解りでしょう。
所領争いのため京都から鎌倉への道中の紀行を書くなど、女性として活動的な人でした。
恋に傷付いた女性の内面を書いた「うたゝね」。是非読んでみてください。


ものおもふことの なぐさ
むにはあらねども ねぬ
よのとも と ならひにける
月のひかり まちいでぬれ
ば れいのつまど おしあけて
たゞ ひとりみいだしたる
あれたるにはの 秋の露
かこちがほなる むしの
ねも 物ごとに 心をいたま
しむる つまとなりければ
こゝろに みだれおつる


越えわぶる あふさか山の やま水は
別れに耐えぬ 涙とぞみる


うたゝね 新典社版影印
                 ・・・http://www.alrincon.com/foro/images/smiles/0332.gif
軽鴨の介もうたゝね中http://www.alrincon.com/foro/images/smiles/015.gif         
 残暑見舞い。ちょっと怖〜〜い、仮名草子です。
 
因果ものかたり 平仮名本     赤城文庫本複製  古典文庫
因果物語 巻一
一 執心ふかき女の蛇に成たる事

駿河國府中院内町狐崎の近所の者 信濃に
行て 逗留のあひだにある女房をかたらひて
わりなくちぎりけるが ほどへてのち するがの
国の故郷へ帰りけるに しなのにて かたらひ
ける女 跡を追てするがに来り かやうの人は
此家におはするや 我は しなのゝ者なるが ふかき
約束ありて これまでまいりたり といふ その姿
まことに おそろしかりければ するがの本妻 此由
を見て 内に逃入 夫に此よしをいひければ 夫出


合て 彼女をよく/\すかして 家によび入て置
けり ある時 三保の松原みせんとて 女を伴ひ
ゆき いさや 舟あそびせんとて 沖へ舟をこぎ出し
かの女を 海へつきはめしに 即時に蛇に成て 夫の
腰にまとひ付て つよくしめけれは 夫 めいわくして
取てすてんとすれどもかなはず 更にすべきやうなし
つら/\案しけるは 高野山は女人結界の山なれば 若
はなるゝ事も有べしとおもひ 高野にのほりしに 案
のことく 不動坂にて かの蛇はなれ退て 跡に留まる
夫うれしくおもひ 三年の間山に居て 今はさり
とも執心もきけんと思ひ 故郷にかへらんとて 不動坂を
越るに 彼蛇 又もとのことくまとひ付て 腰をしめける
夫力なく故郷へ帰るに 近江の国やばせの渡し船に
のりて 沖中まで舟を出したれは 此舟 更にうご
かず 舟かたも 乗合の衆も大にあやしみて いかさ
まにも のり合の衆の中に 子細ある御方有へし
とて 各/\せんさくいたしけれは 彼夫の腰太く
して 蛇のかたちみえけり 人/\申すやう かゝる浅
ましき事は聞及はす 誠にふびんなから 数多の
人の命には替かたし とて 彼夫を海へ突はめ
けれは 舟は子細なく岸に渡つきけり 非分の所為(しわざ)
三年の間に報けり 慶長十七年の事也

参考

わりなくちぎりけるが=やむを得なく女と深い関係になったが
つきはめる=突き放して海や川の中に落とし入れる、うちはむ、嵌・填める
高野山は女人結界=高野山は女人禁制、 千年以上続いた女人禁制は明治5年解かれました
          女人高野は室生寺です
非分=身分不相応、道理に合わないさま、非理
所為(しわざ)=しわざ、振る舞い

なまめいても、決して二股はいけません。
両天秤や予備もダメですよ。誠実が一番です。

____________________________________φ(.. ) 軽鴨の介



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