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大和物語 19段 予告
世にふれど 恋もせぬ身の 夕されば
すゞろにものゝ かなしきやなぞ
夕暮れになると何故か、もの悲しく人恋しい・・・
恋もしてないのに、なぜ?
そんな哥です。
うまく、まとめられませんでした。
もう少し、時間をください。
花は、シモツケ
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大和物語
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群書類従巻第三百八上
大和物語 上 十八段
参考1
故式部卿宮=17段前出、故・敦慶親王(あつよし)、宇多天皇の第四皇子、
容姿端麗で玉光宮と称され光源氏のモデルのひとり、891-925年
二條のみやすところ=高子??悩むところ。842-910年、49歳年上、世代合わない。
たえ給ふて=仲が途絶えて、通わなくなって
む月のなぬかの日=1月7日、子(ね)の日→七草
わかな=若菜、子の日の若菜摘み、七草粥の元、長寿を願う行事、
ここでは若菜を摘んだのは二条の御息所
まつはつみける=まづは摘みける、子の日の小松を引くが掛かる?
故郷と・・・=古びて荒れ果てた家の草の葉ですが、貴男のために若菜摘みをいたしました。
若菜に添えてこの哥が故式部卿宮に届けられた。
参考2
この話、伊勢物語ファンにとっては少しブーイングのところかな。
意外と「子の日の遊び」の、若菜摘みと小松引きの関係を解説したものが見あたらない。「まつはつみける」は、「まづは摘みける」と「松は摘み(引き)ける」のあたりの説明です。
私は、伊勢物語の63段にある「九十九髪の話」の逆のパターンと、理解したいところ??業平は心優しいと言うべきか「この人はおもふをも、おもはぬをも、けぢめ見せぬ心なんありける」。女性への愛というか・・・(^_^; 博愛の精神を、伊勢物語に再発見しました(笑)。
故郷(ふるさと)、かつて華やかだった家は貴男が来なくなってすっかり荒れ果ててしまった我が家。「若菜・わかな」は、普通は、男性から贈るのに、お婆ちゃんになった二条の御息所から玉光宮へ、若菜に哥を添えて贈る切ない思いが感じられます。玉光宮、冷たすぎるぞ!業平を見習え!
______φ(.. )軽鴨の介
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群書類従巻第三百八上
大和物語 上 十七段
参考1
故式部卿宮=故・敦慶親王(あつよし)、宇多天皇の第四皇子、
容姿端麗で玉光宮と称され光源氏のモデルのひとり
いてはのこ=出羽の御、出羽の国司の娘で故式部卿宮に仕えた女房
秋風に・・・=(出羽の御の哥の返しに少将が)秋風になびく尾花は、
昔見たあなたの袂に似ているので、貴女が恋しく思います。
秋風=飽き風の掛け
なひくおはな=靡く尾花、他の人に靡くあなたに掛かる
袂とも・・・=私の方から便りを出さなかったなら、袂とも思ってくださらなかったでしょうに、
秋風になびく尾花が気持ちを呼び覚まさなかったなら。
袂=袂や袖は、涙にかかわることが多い
参考2
う〜〜ん、継父と秘密の関係があったんだね。
隠微だね〜〜!
秋風が吹いて、別れたんだけど(当然だ!)。
出羽の御から、ここには出てこないけど哥を送ったんですね。
その返事に少将は、未練たっぷりに「恋しかりける」と、来た。
出羽の御から再度の哥は、
「私の方から便りを出さなかったなら、
思い出しもしなかったのに!!」と、皮肉ってます。
何か、縒(よ)り戻しそうな、嫌な予感です。(笑い)
あの娘、今頃どうしてるかな〜?
便りだそうかな?
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群書類従巻第三百八上
大和物語 上 16段
参考1
陽成院=第57代天皇、869〜949年
すけのこ=典侍(てんじ・すけ)の御(ご)、後宮で働く婦人
まゝちゝ=継父
春のゝは・・・=春の野は遠く見渡せるけど、忘れ草が生えているのが見えます。
私を忘れないでください、お義父様。
はるけなからも=遥けし・はるけし、遠くはるかまで見渡せるけれど
忘草=萱草(かんぞう)、忘れ去られている私に当てはめる
春野に・・・=春の野に忘れ草は生えませんと思いますよ、冷淡な心の種はありませんよ。
おひし=生ひじ、生えません
つらき心=婦人にとって「つらき心」、冷淡な心
参考2
14段の陽成院がらみ、そして15段の「忘れられる」がらみで、16段は続いていきます。
オムニバスに、次から次へと歌物語が展開していきますね。
継父と継娘、仲を取り持つ「和歌」、哥が言霊として力を持っていました。
野に生える「忘れ草」の話題を中心に、継父と継子の遣り取り。
ほのぼのと春の温かさを感じてください。季語としては夏。
古典は、継子いじめの物語ばかりではありませんね。
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群書類従巻第三百八上
大和物語 上 15段
参考1
つり殿の宮=釣殿の宮、釣殿宮綏子(すいし・やすこ)内親王
つくばねの 峰よりおつる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
陽成院が釣殿宮綏子にあてた哥(百人一首13)
わかさのこ=若狭の御(ご)、御は貴人に接する女房の敬称
めしたりけるか=召したりけるが、夜伽に召したけれど
数ならぬ・・・=数ならぬ私に夜の恵みの白玉は、すぐに光りが消えて見えなくものでしたこと。
恵みの白玉は、陽成院の帝の夜のお情けの事。お情けの白玉は消えてしまいますよ。
さす=鎖す→止す、光りが見えなくなる
あなおもしろのたまのうたよみや=あら、面白い珠玉(美しく優れた)の歌人だこと
参考2
14段では、陽成院の帝と「おほつふね」の話で、「あら玉」が出て来ましたが、この15段では同じ陽成院の帝と「若狭の御(ご)」とのお話で、同じように「玉」の続き話として語られていきます。陽成院の帝は、次から次へと女性に手を付けては、女性を忘れていったのでしょうか?再度の召しにあずかるため、若狭の御は渾身の哥を詠みます。陽成院は「なおもしろの、たまのうたよみや」と、興味を覚えます。哥で異性を引きつけることが出来たのです。
陽成院の帝の母は、伊勢物語で業平との恋物語に度々登場した藤原高子(たかいこ・二条后)です。陽成院の帝は、乱行の帝とも暴君とも言われています。女性もだいぶお好きだったようですね。そして歴史上、陽成天皇とはあまり呼ばれず、陽成院と言われています。格殺事件といわれる殺人事件もありました。「禁省の事、秘して外人の知ること無し」として、闇の中です。でも譲位後、何度か歌合を主催して雅な遊びを楽しみにしていたようです。そして82歳と当時としてはかなりの長寿でした。
百人一首を初音ミクが読みます。11〜15
陽成院は、49秒から
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