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因果物語-序
参考
鈴木正三=すずき しょうさん、江戸時代初期の曹洞宗の僧侶・仮名草子作家
三州の人=三河(みかわ)国の別名
忠功ほまれ=関ヶ原の戦いの際に本多正信隊に参加して徳川秀忠を護衛、
その後の2回の大坂の陣でも武功を挙げて200石の旗本となった
孚遊(ふゆう)=浮遊、放浪して、居所が定まらないこと
悟入す=悟りの境地に入ること
名利の病をのがれて=名誉と利益の妄執から逃れて
玉をみがく=学問や修養をして有用の人になる
這(この・這般)=「這」は中国宋代の口語で「此」の意、「這般」これら、このたび、今般
軌則=規則に同じ
金剛経=金剛般若波羅蜜多経の略
玄奥=奥深く、はかり知れないこと。奥深い道理
決択(けっちゃく)=けったく、えらびきめること
化導=衆生を教化し導くこと
遷化=せんげ・せんくわ、高僧が死ぬこと、遷移化滅
臈=ろう、修行の回数を数える語、修行36年
衆生=しゅじよう、心をもつすべての存在、人々
梓工に銘じて=(版木は中国で古く梓の材を用いたので)版木職人に銘じて
云爾(しかいふ)=うんじ、文章の末尾に書かれ、上文の内容を強調指示する語
「これにほかならぬ」の意、漢文で「しかり」「しかいう」と訓ぜられる
江戸初期、新しいメディアの登場です。本が印刷され本屋で売られました。このメディアを利用して、知識欲の漲っている人たちを教化したい。自分の信じている仏教思想を「面白くて恐い説話」で、振り向かせてみたいと、鈴木正三は仮名草子作者になりました。鈴木正三は、関ヶ原の戦いや大阪の陣でも活躍した文武両道の人です。また仏教徒として切支丹を論理的に批判したり、葬式仏教を批判したりする凄い人です。これからの「因果物語」、お楽しみください。
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因果物語
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