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伊勢・仁勢物語
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伊勢物語(第96段)仁勢物語(第96段)-2 今回は、2回に分けて掲載の後半。
仁勢物語(第96段)
をかし男有けり恩(オン)を高くいふ事月日へにけり薪
しも有らねは心くるしとやおもひけんやう/\奉公に
出にけり其比みな月の土用餠つかせけれは男手に
まめ一二出たり時もいとあつしすこし秋風吹立なん
時かならすまいらんといへりけり秋(異字体「火禾」で1字)まつ比ほひ爰かし
こより其人をかんすなりとて公事(異字体・古の下に又)事いできにけり
さりけれは男の本の主俄にむかへをこしけりされは
この男鰹のたゝきをこしらへて哥を書付て置けり
秋かけてしたるたゝきはからくとも
おく歯ふくるゝ味にそ有ける
とかきをきてかしこより人をこせはこれを進ぜよとて
いぬさてやかて後つゐにけふまてしらすよくてや
あらんあしくてやあらんいにし所もしらすかの男は
天野の酒手をおひてなんかくれをるなるむた
髭にて人の墅良とおもふにやあらん姨のもとに有
今こそは出めとそいふなる
参考1(第96段)
恩を高くいふ事=恩着せがましい人(仁)
土用餠=夏の土用につく餅、力がつき暑気あたりを防ぐという(仁)
かんす=かへす、返すの誤り(仁)
公事事=裁判ざた(仁)
たゝきはからく=鰹のたたきの薬味(葱やニンニク)が辛くても(仁)
おく歯ふくるゝ味=奥歯、ふくるゝは不平・不満の顔、奥歯で噛みしめる不満顔(仁)
天野の酒=天野山金剛寺の僧房酒「天野酒」、秀吉も愛した銘酒、現在復活してます(仁)
むた髭=無精髭(仁)
墅良=野良、のらくら者、のらくらして役に立たない人、なまけ者、のら者(仁)
参考2
仁勢物語は、高慢ちきなのらくら者、訴訟で「とんずら」、そろそろ出るか!
鰹焼き 毎日たゝき うますぎて
ぼて腹ふくるゝ 土佐造りかな
______________________________________φ(.. ) 軽鴨の介
土佐の人とは、酒は飲まないほうがいいよ!恐ろしいほど強い。(^_^;)
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伊勢物語(第96段)仁勢物語(第96段)-1 今回は、2回に分けて掲載。
伊勢物語(第96段)
むかしおとこ有けり女をとかくいふこと
月日へにけりいは木にしあらねは
心くるしとや思けんやう/\あはれと
思けりそのころみな月のもちはかり
なりけれは女身にかさひとつふた
ついてきにけり女いひをこせたる
今はなにの心もなし身にかさも
ひとつふたついてたり時もいとあつ
しすこし秋風ふきたちなん時
かならすあはむといへりけり秋まつ
ころをひにこゝかしこよりその人の
もとへいなむすなりとてくせちい
てきにけりさりけれは女のせうと
にはかに
むかへにきたりされはこの女かえての
はつもみちをひろはせてうたを
よみてかきつけてをこせたり
秋かけていひしなからもあらなく
に
この葉ふりしくえにこそありけれ
とかきをきてかしこより人をこせは
これをやれとていぬさてやかてのち
つゐにけふまてしらすよくてやあ
らむあしくてやあらんいにし所も
しらす
かのおとこはあまのさかてをうち
てなむのろひをるなるむくつけ
きこと人のゝろひことはおふ物にや
あらむおはぬ物にやあらんいまこそ
は見めとそいふなる
参考1(第96段)
女をとかくいふこと=女をあれこれ口説くこと(伊)
いは木にしあらねは=女も岩木ではないので情が湧いて(伊)
みな月のもち=水無月の望、旧暦6月15日、暑い比ころ(伊)
かさ=瘡、おでき(伊)
秋風ふきたちなん時かならすあはむ=涼しい秋になったら必ず逢いましょう(伊)
女のせうとにはかにむかへにきたり=女の兄弟が俄に迎えに来た(伊)
かえてのはつもみち=楓の初紅葉(伊)
秋かけていひしなからもあらなくに=秋・飽きを期待して云ったわけではないけれど(伊)
え=江・えにし(縁)、浅い江、縁でしたね(伊)
よくてやあらむあしくてやあらん=幸せでいるのやら不幸でいるのやら(伊)
いにし所もしらす=行方知らず(伊)
あまのさかてをうちてなむのろひ=呪いの逆手を打って呪う(伊)
むくつけき=気味が悪い(伊)
おふ物にやあらむ=呪いが身に降りかかる(負う)ものであろうか(伊)
いまこそは見め=今度こそ目で確認できるだろう(伊)
参考2
伊勢物語は、やっと口説き落とせそうなのに、「おでき」が・・・。秋まで待って が、飽きられた。
かの男の呪詛のせいか・・・。
あと一歩で おとせるところ 灼けつきて
瘡に邪魔され おできにならず
______________________________________φ(.. ) 軽鴨の介
今回の伊勢は、仁勢みたいだ!
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