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 ここの書庫にモダンジャズと入れているのは、単に語呂がよいというだけで、ディキシーやスイングに対する愛着も相当なものです。
 サッチモことルイ・アームストロングの20年代の演奏もいいですけど、40年代の演奏も別のよさがあります。器楽演奏にアフタービートを取り入れたのは、実はサッチモではなくビックス・バイダーベックであったというのが私の持論で、ビックスからこの点を除いたら正直言ってあんまりよさが分からないというのが本音です。しかし、アフタービートで吹くというのは当時としては革命的だったはずで、20年代のサッチモと40年代の彼が違うのはアフタービート導入によって飛躍的に表現力を向上させたインプロヴィゼーションを聞かせる点で、私はビックスの影響を受けたものと考えています。
 ファッツ・ウォーラーのバンドでは、テナーとクラリネットを吹いたジーン・セドリックがいい味を持っています。なんか気持ちが沈んだときに、私はファッツ・ウォーラーをよく聴きます。
 デューク・エリントン楽団ではバッバー・マーレイの20年代のジャングル・サウンドもさることながら、やはり40年代の100万ドルのリードセクションが魅力です。ベン・ウェブスター、ハリー・カーネイもいいけど、やっぱりホッジス。このひとも気持ちが沈んだときによく聴きます。ベースのジミー・ブラントンも確かにすごいけれども、前任のウェルマン・ブロードもすごかったと思います。
 レスター・ヤングがいた頃のベイシー楽団の素晴らしさ。ただ、エリントン楽団もそうですけれども、50年代、60年代もそれなりのよさがあるんですよね。特に私はベニー・カーターやウィリー・スミス以上にマーシャル・ロイヤルが好きです。本音を言うとベニー・カーターは、アルトよりもトランペットの方が好きなんです。特にアンサンブルのときのカーターのトランペットはショーティー・ロジャースに通じるものを感じます。
 コールマン・ホーキンス。素晴らしい。キイノート盤などよく聴きます。

「よっしージャズ研究所」書庫の記事一覧

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