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今日は、午前中、福岡県ハンセン病に学ぶ会主催の上野政行さんの公開講演会を聞きにいきました。上野さんは、国立療養所鹿屋敬愛園に16歳で入所し、現在に至っています。現在、89歳。入所者自治会元会長。真宗同愛会元会長。歌人です。今日のお話は、ハンセン病患者の日本における受難と闘いの歴史に、上野さん自身の体験を織り込んだ、とても貴重な120分でした。
特に私が感動したお話を二、三紹介します。16歳で入所にいたったときのお話は、胸部にできた瘢痕をめぐって学校で医師の検査があり、知覚麻痺があることが判明し、以来学校で差別されるようになったこと、それでもお父さんは常にやさしく入所後もでっかい西瓜を持って面会に来てくれたことなど。
らい予防法は廃止されたけれどもハンセン病問題が終わったわけではなく、のちも国立療養所が社会から孤立しているままでは元患者たちの不安が解消されないため、療養所を地域に開放していくという上野さんの夢についてのお話。
さらに故山中五郎氏を師と仰ぐ上野さんの短歌九首が読み上げられ、それぞれ背景について解説されたお話など。
拝聴しているうちに、この上野政行さんという方の人間的な高みに圧倒される私でした。
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