よっしー本店

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 またまた八木啓代さんの著書です。
 とにかく、文章がうまいっ! ジャズにはある程度通じているつもりの私ですがラテン音楽にはさっぱりで、知らない人の名前ばかり並んでいます。さぞかし、読んでてもつまらないだろうと思いきや、不思議と惹かれていくんですよねえ。それは彼女の生き方が痛快で、そしてそのことを表現する力も兼ね備えているからだろうと思います。
 何よりも音楽に対する関心の持ち方が、我々とは雲泥の差というか、日本の音楽評論家たちが真っ青になりそうなくらい、音楽評論に対する真摯な姿勢が脈打っています。こういうのを読まされると、音楽評論というものがいかに学術的であらねばならないか、そして本来はとてもとても大切な役割を果たすことが期待されている職業なのだなあと実感。
 八木氏は歴史的な考証を非常に重んじます。そのうえ、その土地その土地に出向くことを厭わず肌で感じたモノをミックスさせることで、立体感のあるアプローチになって、しかも八木氏自身の生活描写がほどよく絡んで面白おかしく描かれているのだから、とても読み応えのある作品になっています。
 これほど、音楽というものを大事にする人がいようとは、思いもよらなかったというのが正直な感想です。中南米がアメリカからの容赦のない介入にさらされながらも、人々が持ちこたえているのは、実に音楽などの誇るべき文化があるからなのか。
 それに比して、ジャズジャーナリズムが何か役割を果たしてきただろうか。あまりにも、アマチュアっぽいか、マニアックなだけのマスターベーションに過ぎなかったと私には思えてきました。

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