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 クラーク・テリーという個性的なトランペッターが、私は大好きです。バッバー・マイレイのカップ・ミュートを駆使した妙技、いわゆるジャングル・スタイルと呼ばれるサウンドは、多くの後輩たちに影響を与えましたが、クラーク・テリーの個性もマイレイのプレイからヒントを得たものと私は勝手に想像しています。しかし、クラーク・テリーの個性はマイレイの模倣にとどまるものでは決してなく、むしろそれを発展させ完成させたと言イメージ 1えるのではないでしょうか。マイレイとエリントンとの出会い、そのモダンジャズ版がこれ、などといったらエリントン崇拝者の皆様に怒られるかもしれませんが、クラーク・テリーとセロニアス・モンクとの共演は、それほど興味深いものであります。
 「イン・オービット」というこのアルバムは、リズム陣にサム・ジョーンズのベースとフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムスという文句のつけようがない布陣で固めている甲斐あって、テリーとモンクとの両者が実に良い味をお互いに引き出し合っているように私には聞こえます。そういえば、クラーク・テリーとセロニアス・モンクとは、「ブリリアント・コーナーズ」でも共演していたことをたった今思い出しました。あのアルバムは、ソニー・ロリンズのアドリブに圧倒されて、あまりクラーク・テリーの方に注意が向けられずに来ました(実を言うと)。そこで、あらためて聴いてみることに‥‥。んー、
この絶好調のロリンズのまえでは、さすがのクラーク・テリーも霞んでしまいますなぁ。やっぱし、クラーク・テリーとセロニアス・モンクとのベストな共演はワン・ホーンでじっくり聴いてください。

 ワン・ホーンの醍醐味を十分味わっていただいたあとは、オール・キャストの超豪華アルバムといきましょう。“ファーザ”ことアール・ハインズがエリントニアンと共演するだけで
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も超贅沢なのに、それに加え
てピー・ウィー・ラッセルだのエルビン・ジョーンズだのとインパルスが惜しげもなくトップ・ミュージシャンたちをつぎ込んだ「ワンス・アポナ・タイム」というアルバム。エルビンがなぜここに?というアナタ。エルビン・ジョーンズにコルトレーンの影しか見ないようだったら、それは大きな誤り。彼は伝統的なジャズにも敬意を払うミュージシャンであることは、多くのアルバムが証明しています。
  こういう超豪華アルバムで気になるのは、録音ですよね。バッチリですって。

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