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 「国民の生活が第一」(小沢一郎代表)の政策がおおむね民主党の2009年のマニフェストをどの程度踏襲するかはまだ明らかではありませんが、私は小沢色が鮮明になることを期待しています。小沢色の特徴の一つに、国連との協調路線があります。

 

 たとえば、日本は国際人権規約をはじめ、多くの人権関連条約に批准しておりますが、その割に現実には人権があまり保障されていないという側面があります。条約を批准しますと、たいていの場合、条約の各条文に従い国内法を改正する必要が生じてきます。しかし、完全な批准はせずに、肝心なところで一部留保をしているとか、児童の権利に関する条約のように、国連から是正勧告があっても従おうとせず、勧告が3度に及んだ事例があります。

 

 国連規約人権委員会が日本に対して勧告している例として、第一選択議定書の早期批准、国内法では救済されない場合がある個人による通報制度の整備、人権侵害の申し立てを受ける独立機関の設置、「公共の福祉」の厳格な定義などがあります。

 

 現代日本人の特徴として、災いが自分の身に起こるまで「他人事」と認識するため、普段からあまり深刻に考えなかったり、連帯意識が欠如していたりします。それに輪をかけて、マスメディアの論調は善悪の二者択一論で批判・評価を行おうとする体質があるように私には思われます。そのためか、総じて人権に関連した条約や法律のニュースにはあまり関心を示しません。テレビの報道番組を見ていても経済部や社会部の解説者は出てくるけれども、人権に関する分野が議論されること自体少なく、人権や憲法の解説者が出演することも滅多にありません。専門家が内部にいないのではないでしょうか。こうしたことの影響もあってか、日本においては人権に関する意識が希薄であり、軽視する傾向があります。

 

 ところが、たとえば冤罪が日本で起こる背景には、人権関連条約が国内法に十分生かされていないという問題があります。そもそも、国内において、人権がこれ程軽視されている理由はなんでしょうか。逆に言うと、私はなぜ人権という問題をこれ程重視したがるのでしょうか。

 

 国内において、国連の勧告を無視してまでも、人権を軽視する理由は、検察や他の法務省官僚が国会議員にも睨みを利かせることで国会議員よりも優位に立ち続け、暴力的言動を認めさせることで人権思想を骨抜きにし、一方、民主党の分裂と司法制度改革で労働組合(連合)と日弁連とを無力化していき、制度的にも精神的にも日本国民に「ノー」という選択肢を与えず、マスメディアに洗脳されて自分の頭で考えることをしなくなった、どの様な政策でも受け入れる愚直な日本人を生産していく事ではないかと思います。

 

 次に、私が人権という問題をこれ程重要視したがる理由はいくつかありますが、最も大きな理由は、戦争やテロを体験したくないからにほかなりません。つまり、私は人に殺されたくもなければ、人を殺したくもない。特定の人々や民族に征服され、命令され、監視されたくないし、特定の人々や民族を征服し、命令し、監視したくもない。飢えや病気や貧困、略奪、暴力が支配する世界に身をゆだね、疑いと裏切りに満ちた毎日を送りたくもないし、恐怖よりも希望を、憎しみよりも感謝の日々を送りたいからです。

 

 憲法9条ばかりが議論されますが、世界人権宣言にもある通り、「人権の無視及び軽侮が、人類の良心を踏みにじった野蛮行為をもたらし」たのであって、基本的人権の各条を守り抜くことによって平和を維持することも考えるべきであると考えます。今の国会議員はそのあたりのガードが甘すぎると思います。

 

 小沢一郎氏は、自分のためというよりも国民のために、検察改革に臨むと思います。個人的には、検察と遣り合うのはこりごりだと感じているかもしれません。辻恵議員と階猛議員には要注意です。小沢一郎氏のもとから離れていった両議員を検察は何らかの方法で利用しようと考えないでしょうか。

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