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政治問題

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 政治問題って、あんまり特異な分野ではありませんが、どうしても口を挟みたくなる瞬間があるんですよねぇ。
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 自分で言うのも気が引けますが、私には他人が呆れるほどのんきな一面があります。それは例えば人物評価に顕著にあらわれます。私は、かつて自分を裏切ったり、自分を攻撃してきた人に対して憎しみをあまり持ちません。逆に、「昨日の敵は今日の友」 とばかりにほかの人たちに対する以上に親切な対応をしたりするので、先方が戸惑うことも少なくありません。若い時分からそうだったわけではなく、また今でもいつも必ずそういう態度が取れているとは限りませんが、60年近く生きてきてなんとなく身に付いた処世術で、こういう生き方をしたほうがうまくいく場合が多いし、また先方の「戸惑い」を見るのも楽しいという悪戯心もあったりします。

 それだけに現在の政局、「昨日の友は今日の敵」的な状況を見ると、胸が痛む思いでいっぱいになります。しかし、それだけに明治維新以来の革命が本当に進行しているんだなと感じざるを得ません。この厳しい情勢、「政権交代」に多少浮かれムードだった前回とは打って変わって、その厳しさに誰もがたじろぐ「第2次政権交代」。

 私は7月15日のブログに「辻恵議員と階猛議員には要注意です。小沢一郎氏のもとから離れていった両議員を検察は何らかの方法で利用しようと考えないでしょうか。」と書きました。ここに来て、検察、最高裁は相当追い込まれています。「生活」の森ゆうこ参議院議員の厳しい質問には「みんなの党」の桜内文城議員も鋭く反応し、村木事件の例を出して検察官の独任制、その裁量の限界が明らかにされていないという視点から言葉は穏やかながらも厳しい質問を出されており、森議員の孤軍奮闘の戦いにもようやく拡がりが出てきたような気がします。

 見方を変えれば、鳩山元首相にしろ階議員にしろ辻議員にしろ、原口議員にしろ川内議員にしろ、森議員の「本気」度のまえに自己の活動が霞んでしまう思いでいっぱいだったのではないでしょうか。小沢と行動を共にし日本を変えていくということは、かくも厳しいことなのかという重責の前に、怯んでしまったのではないでしょうか。そういう精神の動揺は検察につけ込まれやすいのです。たとえば森議員に関する情報は検察にとって喉から手が出るほど欲しいはずです。

 一方、森議員にとっては、身の安全のためにも掴んだ情報を細かいところまで複数の国会議員で共有し合う必要があるかもしれません。日本って、そんなにアブナイ国? 危ない国ですよ。国家の安定がより強い暴力と武力によって保たれている国ですから。

 小沢グループの離党組が衆参合わせて52名から50名に書き換えられた。なんと辻恵議員と階猛議員とが離党まで一任したわけではないという理由で、離党を撤回したのだ。
 
 これは、早くから離党するつもりはないと明言していた原口一博議員の身の置き方が多分に影響しているように思われる。執行部サイドがあらかじめ説得していたのか、それにしても情けない話である。どうも、弁護士上がりの国会議員というのは苦手だ、信用できない。この3人が袂を分かったことの影響で、小沢グループがダメージを受けたことは間違いない。
 
 しかし、これも小沢にとっては想定内だったかもしれない。小沢のやろうとしていることは革命に近い。裏切りは日常茶飯事。違法な捜査も不当な裁判も日常茶飯事であったではないか。国家権力‥‥憲法41条は国会が国権の最高機関であると説く。だが、国家権力という言葉から国会を連想するものなどいない。それは、常に監視する側に身を置く一群の者たちを指す。合法的に武器を所有し命令ひとつで自在に多数の鍛えられた組織を動かすことのできる者たちを指す。秘密裏に動くことができ、公僕でありながら国民と国会議員とを事実上上から見下ろす一群の者たち、すなわち人を取り締まる機関に内在する者たちだ。彼らは興信所や探偵社に天下ることによって、個人情報を一手に握っている。
 
 それにメスを入れようとしたのが、小沢一郎であった。検察改革を行うといったのだ。彼はまた、特別会計にメスを入れるとも言った。彼はさらに、日米の対等な関係を目指していた。小沢一郎を封じ込めよう、国家権力が動き出した。小沢は闘い続けた。森ゆう子参議院議員が小沢を助けた。検察と最高裁の暗部を暴露する「検察の罠」という本を発表した。
 
 私は長い間小沢が嫌いであった。私は社民党を支持していたのだ。小沢の新進党にはまるきり関心がなかった。自民党に毛が生えた程度にしか、思っていなかった。また、金権体質との評判も気になっていた。だが、マスメディアの報道が必ずしも真実を伝えていないことに気づいてきた私には、それらがメディアが作った幻影ではないかと思えてきた。立花隆はかつて、田中角栄首相の金権体質を批判し、ロッキード裁判への世論の流れを作ったひとりだ。だが、私は当時の与党自民党の実力者の多くが皇室と姻戚関係を結んでいた事実が不問に帰されている方が気になっていた。そういう「血の結束」が、田中ら新興勢力の進出を拒んできたのだと考えるようになった。そして、その「血の結束」こそが「国家権力」の暗部と重なるような気がしてならなかった。片や日本人の魂のよりどころであるかのような演出を施しながら、その実、政治への国民からのアプローチを遮断し、むしろ検察や裁判所、公安警察などと一体となった国民監視の厚い壁。それは戦前から脈々と続いてきている官僚主導の政治とも関係しているのではないか。
 

 私はいま、一部の政治家を除いて社民・共産という「革新」政党を信用していない。それは裁判員制度導入に関して両党がとった姿勢に納得がいかなかったからだ。また、「国家権力」の暗部に切り込もうとしないで沖縄や原発を語ることへの不信感、そして憲法9条に対するこだわり方と13条をはじめとする基本的人権に対するガードの甘さとが恐ろしくバランスを欠いているような気がしているからだ。

 
 小沢はそれをやろうとしている。原口、階、辻らは袂を分かった。非常に厳しい闘いだ。飛車角ぬきの闘いだが粘り強くフルラウンドを闘い抜くしかない。かつて、モハメド・アリは政府やマスメディアと闘いながらリストンやフレージャー、フォアマンらと戦い、勝利した。そればかりか、ジョージ・フォアマンからは「尊敬」を勝ち取ったのだ。昨日の敵が明日の同志になることを信じよう。
 消費税増税法案をめぐって除名などの重い処分を科したい野田首相と、党の分裂だけは回避したい輿石幹事長との綱引きが続いている。気の早いマスコミは小沢元民主党代表がいつ分離し新政党を旗揚げするか、今か今かと待っている。
これ以上、離党するものが増えないうちに小沢グループの勇み足を誘って、後続を断ち、小沢氏らの立ち枯れを期待する改革反対派=自民・公明・マスメディア・大企業・民主党執行部そして官僚・検察・裁判官。
 
小沢氏の出て行った後の民主党であればメディアスクラムを最大限活用することによって野田首相の判断に誤りなしとのえせ世論をでっち上げ、十分巻き返しが可能と考える野田陣営と、投票率の低下を懸念し消費税増税問題や検察審査会問題を国民の最大関心事にまでヒートアップさせたところで選挙戦に突入したい小沢グループ。
 
 それにしても、どうして「国民生活を守る」と言い続けマニフェストをなんとかして守り抜こうとしている小沢グループが異端視されねばならないのだろう。
 
それよりも、なぜ反対票を投じたら除名処分が検討されるのであろうか。投票というのは自由意思に基づくものだ。各人が良心の自由にしたがって一票一票を投じて、それで決するという場である。それが除名処分をちらつかされては投票の意味がない。野田首相がひとりで140票前後投じた方がまわりくどくなくていいかも‥‥という意見が出そうなくらい、自民党政権時に慣習化された憲法無視の茶番劇はいともあっさりと野田政権に踏襲された。しかも、党のマニフェストを破った連中が党議党則を破ったものを除名処分にと主張しているのだから、民主党の浅はかさは自民党以上であるかもしれない。
 消費税増税法案は参院に送付された。本当は、それよりも大切な問題が山積している現在の日本。しかし、国民的関心が高いのは消費税問題だ。
 まずは、本日の西日本新聞に掲載された「約束を守れない民主党」という渡辺晋作氏の社説を紹介します。このタイトルから連想されるのは、マニフェストを守れない民主党‥‥と国民ならフツーに考えて連想すると思います。それで、国民は怒ってまっせえという報道なら、納得がいくのですが。ここに書かれているのはそんなことではなかったのです。その一部を引用しますと、次のような記事です。以下、平成24年6月24日西日本新聞朝刊より引用。

 消費税増税をめぐる民主党の内輪もめが収まらない。確かに重い政策決定である。「議論を尽くせ」。反対派の主張も分からなくはないが、党として約束した期限を守ろうとしないのは一体どういうことか。
 「(今国会の会期は)21日がおしり。衆議院で採決できる環境整備をする」。野田佳彦首相は国会答弁や記者会見でこう繰り返してきた。しかし、民主党は党内の了承手続きにてこずり、首相の「公約」とも言える21日の衆院採決を断念した。
 (中略)
 納期にルーズな会社は、取引先の信用を失うのが民間では常識。経営陣や担当者の首が飛んでもおかしくない。「社長(首相)が言っていること、専務、常務、一般社員がいっていることがばらばら。政党の体をなしていない」。自民党幹部はあきれ顔だ。(引用終わり)

 この記事を書いた渡辺晋作という人は実に頭のいい人だなと感心します。自民・公明と民主党執行部との約束事を「公約」と表現し、消費税増税を重い政策決定であると肯定し、マニフェストにこだわる民主党内の動きを「反対派」の起こした「内輪もめ」であるかのごとく、ことさら軽く扱っています。
 論理を展開させるのではなく、修辞の仕方だけで全く逆の結論に持って行っていますから、これも一種の才能というべきでしょう。正確に言えば、民主党のマニフェストという事実上の「公約」をことさら軽視する民主党執行部に対して、党内で異論が出るのと、全く異論が出ずにすんなり「公約」違反の政策が党内でまとまるのと、どちらが政党としてまともかといえば、まちがいなく前者であり、異論が出るのは政党としてまともな部分が残っているからにほかなりません。また、消費税増税という「重い政策」を「軽く決定」しようとしているからこそ異論が出ているし、異論に対して合理的な説明ができないから党内の了承が得られないのであります。


 しかし、ここでマスメディアが消費税増税に反対する小沢一郎氏を支持し、メディアは本当に小沢氏に不正があったと思っていたけれども無罪判決が出た以上それを契機として「公約」にあくまでもこだわり続ける同氏の姿勢を評価していこうと仕切り直しをしていったならば、マスメディアとしての矜持が保たれたことでしょう。中立性を保つ意味でもそれが筋であります。逆の見方をすると、このような自民党や公明党の機関紙と勘違いされそうな社説を臆面もなく流すなどというのは、要するに小沢が不正をしていたかどうかには関係なく、小沢の進めようとしている改革をメディアがスクラムを組んでぶっつぶしてやろうとしていた、そういう潮流が見え隠れするではありませんか。
 野田総理がどういう人かは知りません。しかし、この方は自らをドジョウと表現しました。この人は、ドジョウのイメージだけを追いかけているのではないかといいたくなるほど、TPPへの参加、消費税値上げ、原発再稼動の安全基準決定と、国政に関しては議論が深まらないなかで暴走を続けています。そして、「政治生命をかける」の一点張りです。この方の政治手法が古いと感じるのは、説明に全く具体性を欠いているために、議論が一向に深まらないからです。
 
 民主党のマニュフェストに立ち戻ろうという小沢一郎氏に対して、「自ら消費税について説得しに行く」だのいっておられましたが、どういう理屈で小沢氏の正論を覆すつもりだったのか、もしそのような見事な理屈があるのであれば、まず国民に向かってマニュフェストを破らざるを得ない理由を明らかにすべきだと思います。国民は野田総理にはマニュフェストに掲げていたことに立ち戻れるだけのリーダーシップが備わっていないことをちゃんと見抜いています。それは、前原氏でも仙石氏でも岡田氏でも枝野氏でも一緒なのです。
 
 民主党が政権を取ったことに関して、小沢一郎氏ほど実績のある方はおられない。選挙で民主党に力をつけていった彼が太鼓判を押したマニュフェストだったのなら、彼のリーダーシップにいまいちどかけてみる必要があるのではないですか。
 
 マスメディアは小沢氏のことを完璧に見誤っていました。彼はメディアと検察から執拗に攻撃されてきた、そしてその間隙をつく形でマニュフェストの実現に大して関心も責任も持たない民主党議員が執行部を乗っ取ってきた、そこに東日本大震災がおこり、それを言い訳にするようなムードのなかで、マニュフェストは反故にされ、結果としてあらゆる国民が民主党には裏切られたと感じています。
 
 私は小沢一郎氏といえども、この局面を乗り切るのは難しいだろうと思います。しかし、小沢氏は今の日本を変えようとしています。そして、それは革命にも等しいため、官僚や検察など古い体質を持った組織や集団からの反発は尋常ではあるまいということをあらかじめ予想していた、だから過酷な攻撃にも耐え抜いてきました。それを思うにつけ、やっぱり小沢氏の力を発揮してもらってからでも、民主党を諦めるのは遅くないと思いますが、いかがでしょうか。

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