ありがとう!チョーさん 長 新太展 ナノヨ
に行って来ました。
以前からこの人の絵本が好きだったのだけど京都で展覧会があるとは夢にも思わなかったのでわくわく。
雑誌に連載されていたナンセンス一コママンガや、あるようでないようなストーリマンガ原稿はほとんど一発で描かれていて、あの柔らかくて暖かい線になっている。
ところがよ〜くみると、たとえば例の鼻のぶら下がっただぶだぶズボンのキャラクターの小さな頭のカーブが0.2〜3ミリだけホワイトで修正してあったりする。
マンガの中の描きなれたキャラの微妙な線のディテールにまたダメ押しの修正!。
比べるというような不遜な考えは毛頭ないのですが、たまにスケッチに行ってもほとんど何も考えずに線を引っ張ってしまう自分のダメ絵のええ加減さに思い至り、思わず気持ちは土下座で、黄門様の印籠を見たように「ハハぁー」とひれ伏しておりました。
それからこの人は生まれついての並外れた色彩感覚の持ち主だと思っていたのですが、マチスだけはいつもながめていたようです。その組み合わせが意外なようでもあり、なるほどという感じでもあるのです。
ほとんどいつもだれかのまねのようなスケッチを描いている自分にはうろこがぼろぼろと眼から・・・。耳には痛い話であります。画家なにがしの影響を受けているなんて評論をよく見ますが、影響と似せるというのは根本的に違う。
もちろんわかっているのです。わかっているのにそうなるというのはひとえに才能の無さなのでしょうが、、
まぁ考えてみれば定年おじさんの素人スケッチなら誰かに似ても御愛嬌ですよね・・。
後半の奇想天外でダイナミックな構成と色彩の絵本にはもう何も考えずにチョーさんの世界にどっぷりつかり、出口の手前で大勢の子供がチョーさんの絵本を熱心に見ているのが印象的で、いろいろな意味でほんとに刺激的な展覧会でした。
ありがとうチョーさん。
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