|
福岡県遠賀郡・・・まあ、本編を見た人ならお分かりでしょう。
これはそんな地域に暮らすカプセルプラレール達の物語である。
機関区にEF66-54号機とEF66更新色が待機している。
彼らはこれからやってくる新車の甲種輸送を任されたのだった。
EF66-54号機:今日は甲種輸送の日だけど、更新色はやったことある?
EF66更新色:いや、まだ・・・
EF66-54号機:そっか、まだ兄さん(EF66-12号機)から教わってないからね・・・
甲種輸送というのは要するに新車自体が荷物と考えたら簡単だよ。
EF66更新色:新車が荷物?
EF66更新色は何のことだかさっぱりだ。
EF66-54号機:まあ、港に着いたら分かるよ。おっともう発車時刻だ。
そう言うとEF66-54号機は勢いよく機関区から飛び出していった。
EF66-54号機は1両の貨車を引き、岩崎港まで走っていく。
途中、様々な列車とすれ違う。
クランキー:やっと来たか・・・
EF66-54号機:これが今回の新車か・・・
そこには白くボディの綺麗な新幹線電車の先頭車と後尾車が居座っていた。
奥にはまた別の2両が居るのだが、EF66-54号機の視界には見えなかった。
クランキー:・・・ッ!!
クランキーは新幹線電車の先頭車を重たそうに持ち上げ、レール上に持ってきた。
そこにEF66-54号機が貨車を下に止める。そしてクランキーが先頭車をゆっくりと貨車に載せる。作業員は貨車と後尾車のジャンパ管を繋ぐ・・・
そして先頭車は無事貨車に乗った。
EF66-54号機:本当に匠の技ですね。
クランキー:何言ってんだ!こんなの朝飯前だぜ。
クランキーは内心照れていた。
出発信号機がY-Yに切り替わり、そしてGに切り替わった。
EF66-54号機:出発進行!
こうして岩崎港初、岩崎電車区行きの甲9031列車は定刻通りに岩崎港を発車した。
岩崎鉄道でのゼンマイ車甲種輸送はそのままだとゼンマイ装置に負担を与えかねないため、Cトミカ積載用貨車に乗せて運ぶ。
後尾車の車輪も貨車の車輪も勢いよく回転する。
隣ホームには御所池鉄道へ向かう副都心線10000系、これから久慈方面へ検測に行く925型新幹線が止まっている。
EF66-54号機:こんにちは。
副都心線10000系:あ、EF66-54号機さん。甲種輸送ですか?
EF66-54号機:そうですね。
925型:そういえば儂もここに来たときはこうやって来たっけな・・・
副都心線10000系:あ、対向列車がきましたよ。
反対側から来たのはEF66更新色だった。EF66更新色は軽く警笛を鳴らし・・・
EF66更新色:回送列車通過しまーす!
そして、あっという間にホームから去っていった・・・
925型:元気いっぱいだなw
EF66-54号機:ええ、そうなんですよw
その後、EF66-54号機の止まってる線路が開通し、入換信号機が点灯した。
この入換信号機は岩崎駅〜岩崎電車区or機関区又は工場を行き来する車両だけに適応される。
信号機は右を指しているので、電車区へ入区となる。
EF66-54号機:そろそろ出発ですね。ではこの辺でお暇とさせていただきます。
副都心線10000系:そうですね。
925型:いってらっしゃい。
EF66-54号機牽引の甲種列車はグニャグニャ曲がりながら、電車区へと向かっていった。
電車区には新幹線電車を中心とした車両が留置されていた。
彼らの殆どは新車を歓迎するためにここに居るのである。一部は寝ているが・・・
N700A:新車ってどんな奴なんだ?
300系さよならラッピング:楽しみだなぁ
E231系500番台:最近はよく新幹線電車がやって来てますね。
京葉線205系:でも、管理人曰く今度からはまた別の車種に発注を変えるとかって聞いたわよ。
山手線103系:楽しみだな〜
700系第3編成:来い・・・俺の増結車両っ・・・!
0系さよならラッピング:カ〇ジかw
EF66-54号機:新車のお届けに上がったぜぃ!
EF66-54号機の声が甲高く響く。ほかの車両達は一気に歓声を上げる。
N700A:おおっ!これが新車か!オラワクワクすっぞ!
300系さよならラッピング:N700系みたいな電車だなー
700系第3編成:あ!俺の後尾車!
その後、先頭車をレールオンし、後尾車を700系第3編成に繋げる・・・
700系第3編成:きたきたーっ・・・!これで営業入りできるっ!
???:・・・ふぁぁぁ・・・ここは一体?
E231系500番台:ここは福岡県遠賀郡にある岩崎鉄道というところですよ。
???:そうでしたか、僕はN700系Z1編成といいます。
N700A:Z1・・・?まさか兄貴か!?
N700系Z1編成:あ、N700A久しぶりだね。
N700A:・・・なんてこった!
EF66-54号機:では僕はこのへんでお暇とさせていただきますね。
京葉線205系:いってらっしゃい。
EF66-54号機は岩崎駅へ向けて帰っていった。
EF66更新色:甲種輸送ってどんなものなんだろう・・・?
そうこうしているうちに岩崎港に着いてしまった。
岩崎港駅3番線の奥にはクリーム色に青いラインの電車が2両置かれていた。
クランキー:よお、お前さんはずいぶん前に入ってきた新入りじゃないか。もう甲種輸送を担当するようになったのか?
クランキーがからかってきた。
EF66更新色:ええ、12号機兄さんが運用中でしたから・・・
クランキー:なるほどな、運んでもらいたいものはそこの2両の電車だ。
EF66更新色:電車・・・ですか?
やっとEF66-54号機の言っていた意味がわかった。
なるほど、車両が荷物という事はまさにこの事だというわけである。
早速EF66更新色は2両の電車を繋げる。すると隣の旅客ホームに茶色い電車が入ってきた。
阪急9000系第2編成:岩崎港停車!あら、EF66更新色君こんにちは。
EF66更新色:やあ、阪急9000系第2編成ちゃん。
阪急9000系第2編成:後ろに繋いでる車両って?
EF66更新色:どうも新車らしいよ。
阪急9000系第2編成:へぇ、そうなんだ。
しゃべっているときの時間が経つというものは早く、既に出発信号機がG表示になっている。
クランキー:話の途中で悪いが、もう発車時間じゃないか?
EF66更新色:ああっ!本当だ!
EF66更新色は慌てて岩崎港駅を発車した。
阪急9000系第2編成:いってらっしゃーい。
阪急9000系第2編成が返事した頃には最後尾はすでに見えなくなっていた。
岩崎駅ではEF66-54号機が機関区へ帰ろうと方転していた。
EF66更新色:回送列車通過しまーす!
真横をEF66更新色の甲種輸送列車が勢いよく通過する。
EF66-54号機:頑張ってますね・・・!
EF66-54号機はどことなく満足そうな顔をしていた。
EF66更新色:新車のお届けに来ましたー!
N700A:ぬおっ!?また新車か!?
初々しい新入り機関車の声に思わずE231系500番台がにやける。
E231系500番台:EF66更新色君頑張ってますね。
山手線103系:ああ、まさに「新入り」らしいな。
後ろに繋がってる車両を見て・・・
0系さよならラッピング:あっ!あれは私の増結車両!
その後車両を入れ替え、0系さよならラッピングに連結・・・
0系さよならラッピング:祝!3連化!
300系さよならラッピング:0系さんはしゃぎすぎwww
EF66更新色:では、僕はこの辺で・・・
0系さよならラッピング:ありがとねー!
EF66更新色はゆっくりと電車区を後にした。早くEF66-54号機が待つ機関区へ戻ろう。
岩崎駅ではこれまためんどくさい連中と遭遇した。
横浜線205系:フハハ、岩崎到着だぜ。
EF66更新色:どうもこんにちは。
横浜線205系:よお、新車の甲種輸送お疲れだぜ。
この横浜線205系という奴は色々とめんどくさい奴な訳で、EF66更新色も兄や先輩たちから「この車両には用心したほうが良い」と言われていた。
EF66更新色:おt・・・横浜線205系さんは今日は快速運用ですか?
横浜線205系:ああ、今日はE231系1000番台第2編成の調子が悪かったから運用を変わってやったのさ。
言うまでもない話であるが、これも奪い取った運用である。
彼は速達系や臨時系の運用を好むという、通勤車らしからぬ性格の持ち主である。
横にはさっきからうんちくを言いたそうな顔をした赤い電車が鎮座していた。
彼の名前は小田急10000形。彼は目立つことが好きで、自分の知識を自慢するのが大好きな電車である。
EF66更新色:・・・で、横の赤い電車は?
小田急10000形:お、俺か!?
そりゃそうである。いきなり話を振られるなんて夢にも思っていなかったからである。
小田急10000形:・・・
余りにも唐突だったのか、声が出ない。
EF66更新色:あ、もう出発時間ですのでこの辺で。
EF66更新色はそそくさと逃げるように去っていった。
EF66更新色はゆっくりと岩崎機関区に入っていく・・・
そして、EF66-54号機と並んだ。
EF66-54号機:初めての甲種輸送お疲れ。
EF66更新色:つ、疲れた〜・・・
EF66-54号機:ははは、短距離とは言え気遣いが大切だからね。
こうして2両の機関車は翌朝の運用まで機関庫で眠りましたとさ。
第1話 完〜
おまけ〜
コダマ:オーライ、オーライ
この日、新しく入ってきたトレーラーを介して新車がまた搬入された。
彼の名は日野プロフィア、カププラ車両陸送用に投入された新しいトレーラーである。
ドライバー:どうだい?鉄道車両を運んだ感想は?
日野プロフィア:ええ、結構重たいですが、かなり楽しいです!
日野プロフィア本人もご満悦のようだ。
日野プロフィアはレールに乗り上げ、停車した。
これから荷台の車両を下ろす作業に入るのだ。
日野プロフィア:スロープ下ろしますよ。
入換を担当するのは小柄な蒸気機関車、パーシーであった。
パーシーはスロープ部分に乗り上げ、車両を連結した。
車体が前に傾いてるので、パーシーは気持ち悪い。
パーシー:ううっ、気持ち悪いよお・・・
機関士:我慢だ、俺もこの体勢のまま停止の操作は難しいんだ。
その後、慎重に車両を引き出す。
???:・・・着いたようだな・・・
車両が目を覚ました。
パーシー:やあ、起きたみたいだね。 ???:ここはどこなのか?
パーシー:ここは岩崎鉄道。福岡県遠賀郡という場所だよ。 ???:なるほど・・・
車両はパーシーに引かれ、電車庫に送られる。
車両は既に留めてあった後尾車と連結し、編成された。
N700A:お!どこかで見たかと思いきや100系じゃないか!
???:この声は700Aか、久しいな
E231系500番台:へぇ、お知り合いだったのですね。
京葉線205系:とんがっててかっこいい車両ね♪
???:申し遅れた。拙者の名は100系さよならラッピングと申す。以後よろしく頼む。
E231系500番台:よろしくおねがいしますね。
こうしてちょい武士語まじりな新車がやってきたのであった。
おまけ 完〜
6編成そろった新幹線電車達。
今後も評価がよかったら気まぐれで投稿していきます〜
でわぁ( ̄^ ̄)ゞ
|
カププラものがたりβ
-
詳細
全1ページ
[1]
コメント(10)
全1ページ
[1]



