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「ちょっと!何で見てくれないのよ!」
「申し訳ありません、ただいま病室が満室でして・・・」
「申し訳ありませんじゃないわよ!こっちは一刻を争っているのよ!?」
「はい、それはわかっているのですが・・・病室が空いていないと何とも・・・」
「何よもう使えないわね・・・わかったわ、私が脱いd」
バタン!
・・・ハァ
どうしたらいいのかしら
もうかれこれ5件以上も病院をまわっているけれど、どこも受け入れてくれない・・・
このままだと、あずさちゃん達が本当に死んでしまうわ!
もう、どーしたらいいのよーっ!
「・・・あ、そうよ!我寅ちゃんのところに連れて行けばいいんだわ!こーなったら、全力で飛ばすぜぇ!」
最後にちょっと男が出てしまったけれど
私はかれこれ15年間乗っている愛車のレジアスでメーターギリギリまで飛ばして山手家に急いだ
ブラックワンボックスという私の所属する走り屋集団では、本当はいつ何時でも法定速度厳守の掟なのだけれど
今は緊急事態だから・・・許してねっ!
 
俺、浅野安善は、スピード違反の変な色した個人タクシーを捕まえた後、またパトロールに出ていた
すると、目の前を真っ黒のワンボックスカーが轟音と猛スピードで通過していった
「今日はスピード違反多いなったく・・・」
俺は若干投げやり気味に愛白バイのナナハンにまたがって高速道路に入った
しかし、結構とばしてもなかなか追いつけない
「一体何キロ出てんだアレ・・・おーい!前の黒いワンボックス!とまれー!とまりやがれぇぇぇぇぇ!」
最初から全力で叫ぶも、ワンボックスは止まる気配がない
それどころか、まただんだん加速してきているようだ
「これは・・・約20年間コイツに乗ってきて、最高速度が出るかもしれんな・・・壊れてくれるなよっ!」
俺も愛車に軽く鞭打ってワンボックスを追うべく速度を上げた
すると、思っていたよりも結構ノってきている
「おぉ・・・これは結構いけるぞっ!頑張れ!」
そして、数キロ走ったところでやっとワンボックスに追いつき、徐々に速度を落とさせる
そしてそのまま路肩に停車させ、運転席の窓を叩く
「はーい、ごめんなさいね〜お兄さんね〜。ちょっと・・・というか、かなり出しすぎなんですわ」
と、免許証を見せてもらおうと運転手の顔を確認すると
何だか見覚えのある・・・とても懐かしい顔が目の前にあった
なんだか化粧をしていて髪も長いけど・・・
間違いない、これは駿河・・・
小山駿河だ!
しかし、俺は今仕事中
向こうは気付いていないみたいなので、このまま素知らぬ顔で・・・
「あら、安善ちゃん?」
「うっ」
・・・どうやら気付かれてしまったようだ
「あーっ、やっぱり安善ちゃんじゃないの!久し振りね〜」
駿河は自分のおかれている状況をすっかり忘れてしまったようで、普通に笑顔で話しかけてきた
「・・・駿河、今はそんなことしてる場合じゃねぇだろ。早く免許出せ」
「ああっ!そうだった!こんなことしてる場合じゃないわ、急がないと・・・」
「いや、発車させようとすんじゃねーよ!免許だっつってんだろ!」
「お願いよっ!見逃して!でないと、この子達が・・・この子達の命がっ!」
駿河は涙目だった
どうやら事情があるらしいが、そんなもの俺の知ったところではない
「泣いても駄目だ。違反は違反だからな」
「本当にっ・・・この子・・・達が・・・っ!」
・・・う〜む、ガチで泣き出してしまった
これは変に強制しても長引くな・・・
そう判断した俺は、とりあえず話を聞くことにした
 
「なるほど、その子達を知り合いの医者に診せに行くのか」
「そ、そうなのよ・・・だから、お願いっ!ね?」
駿河は軽くウインクをする
・・・正直おっさんのウインクなんて気持ち悪いが、命がかかっているのでは仕方がない
「わかった、今回のところは俺がどうにか上に掛け合うから。その代り、俺もその場まで同伴するからな」
「ありがとう安善ちゃん!そういう優しさが私大好きよ!ムチュー」
「いいからさっさと出せこのクソ野郎がぁ!」
ということで
俺と駿河は、山手家へ向かった
 
私、吉川美南が門周りを掃除していると
ものすごい轟音と共に、黒いワンボックスと白バイが門を突き破って現れた
「えぇ!?何事!?」
びっくりしすぎて唖然としていると、ワンボックスのドライバーが後部座席から人を2人運んできた
2人はぐったりとしている
そして・・・
物凄く見覚えのある2人だった
「えぇ!?ど、どうしたんですかあずさと白丸!?」
「実はムーヴコンテで・・・」
「懐かしいなおい。でも、状況は理解したわ。急いで!」
 
そして、その出来事から数か月後・・・
「うぅ・・・時刻、ボク達も結婚しようよ〜」
「全力で嫌だわ」
「じゃあ私と結婚しちゃう?ん?」
「嫌ですよなんですか桐生さんまで!」
「ハァ・・・先越された・・・」
「元気出してよ、お姉ちゃん」
「あやめ、さざなみ、わかしお、しおさい。せーのっ!」
『おねーちゃん、結婚おめでとう!』
「おめれとー!」
「アブー!」
私、新宿あずさは
命の恩人である鳩ノ巣白丸と結婚することになりました!
・・・女同士だけどね!
 
-完-
 
金糸雀「って、どんなオチだああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
鶯「落ち着いてお姉ちゃん、まだタイトルコールしてないよ!」
山手貴族のオールナイト全時空〜最終回〜
作者「こんばっぱー!」
金糸雀「じゃねーだろ!なんで90話もやった話のオチがこんなんなんだよ!」
作者「あ〜、なんか今月入ってから思いついた」
金糸雀「テキトーすぎだろ!結局私たちも出てきたけど一言だけの出演だしねっ!」
作者「仕方ないでしょがーっ。1年以上書いてなかったから色々忘れてたのっ!」
金糸雀「なんでもっと早く書かなかったんじゃボケェ!」
鶯「お姉ちゃん、もう終わったことをウダウダ言っても仕方ないよ」
金糸雀「いーや、納得いかん!もうこのままじゃ終わらせられん!」
作者「あっ、ちょっ、何すんの!」
金糸雀「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ!」
鶯「あ、時間だ」
金糸雀「えぇ!?ちょっ、まっ・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
 
今までありがとうございました! by作者

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