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終着駅「退院」

あれからしばらくかとれあと遊んだ俺だったが
流石にはしゃぎすぎたのか、かとれあが三咲さんに憑依したまま眠ってしまった
元々美人の三咲さんに幼いかとれあが憑依したことにより更に寝顔が可愛くなって、なんかこう・・・
ちょっとムラムラする
しかし、流石にこんな状態の三咲さんをどうにかしてしまうと、俺の人生が終わる気がする
いやぁでもやっぱりよくよく近くで見るとほんと可愛いなぁこの人
などと考えていると、ゆっくりと病室の扉が開き、院長が入ってきた
普段の院長なら扉を破壊せんばかりの勢いで入ってくるのになぜだろうか・・・
と、よく見ると彼女は腹部を抑えていた
まさか・・・妊娠!?
「全然違います」
一瞬にして否定されてしまった・・・
ちょっとしたジョークなのに
「で、本当は何があったんですか?」
「あぁ、実は・・・うぐぅ、ついさっきまでお腹が痛くてね・・・まぁ今は反動で吐き気がする以外は大丈夫なんだけど」
それは果たして本当に大丈夫なのだろうか
「と、そんなことより、アリーはまだ戻ってこないんですか?まったく、何しているのやら・・・」
と、院長先生の台詞が終わった瞬間に
またしても病室の扉が開いた
そこにいたのは、さっき話に出ていた二和アリーだった
「ちょっとアリー、どこいってたのよ」
「ご、ごめんなさい・・・でも、ちょっと待って、無理矢理自分の体に戻された衝撃で吐き気が・・・」
「お前もかよっ!」
「ひぃっ!・・・オェェェェェェェ!」
あ・・・
俺のツッコミにびっくりした二和さんが、衝撃で吐いてしまった
「ちょっ・・・オェェェェェェェェェ!」
そして、そのもらいゲロで院長まで吐き出す
もう部屋中に臭いが充満し、俺まで少し吐きそうになるが
この状況で汚物を処理できるのは俺だけだと思い、なんとか我慢して掃除をした
 
そして10分後・・・
病室は綺麗になり、2人も落ち着いてきたようだ
「はぁ・・・すまなかったね。しかし、まさか院長の私が患者に介抱されるとは・・・」
院長は申し訳なさそうに頭を掻いた
「・・・・・・アリガトウゴザイマス」
そして、二和さんも蚊の鳴くような声だったが、きちんとお礼を言ってくれた
そういえばこの人男性恐怖症だったっけ・・・
そう考えると余計に申し訳なくなってくるなぁ
「あ、そういえば、大手町こうき、君に憑りついている幽霊を成仏させるために私はアリーを呼んだのだ」
と、突然思い出したかのように院長は喋り出した
「・・・え!?てか、院長にも見えてたんですかかとれあの事!」
「いや、見えてないよ」
「・・・はい?」
え、よくわからないんですけど
じゃあ、どうして憑りついてるとか幽霊とか・・・
「あぁ、それは、この前の話(54話)を思い出していたら、途中で一人称が変わる箇所があってね。それでさ」
・・・え?それだけ?
「まぁ、その時にも言ったと思うけど、その前から行動がおかしいとは思っていたしね」
それでも、たったこれだけの情報量でここまで辿り着くというのは相当凄いと思う
やはり、大病院の院長をやってるだけあるのかもしれないな・・・
関係あるかどうかはわからんけど
「それで、アリー。その幽霊は、まだその男に憑りついているのか?」
「い、いえ・・・それが、今はもう憑りついてないみたいで・・・」
「はぁ?あんたねぇ・・・いくら男性恐怖症だからって、嘘は駄目よ?」
「う、嘘じゃありませんよ!まぁ男性恐怖症なのは・・・事実ですけど・・・」
・・・あ、そういえば、かとれあは今は俺にではなく、三咲さんに憑りついているのだ
でも、さっき成仏とか言ってたし、これが見つかるとかとれあにはもう会えない・・・
二和さんには悪いが、もうしばらく院長と言い争ってもらい・・・
と、俺が考えた時だった
院長はニヤリと笑い、三咲さんを指さした
「アリー!幽霊はそこにいるぞ!三咲なら女だから、今がチャンスだ!いけ!」
「・・・あ、ホントです!それじゃあ、いきますよ!悪霊退散んんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!」
「な、何ぃぃぃぃぃ!?」
こうして、かとれあはあっさりと成仏させられてしまった
・・・眠ったまま
クソっ・・・
何故バレた!?
「そんなの簡単だ」
院長は未だドヤ顔のまま、俺に向かって告げた
「大手町こうき、君は心の声がダダ漏れなんだよ!」
・・・あ
・・・ああああああ
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
畜生、してやられた!
というか、自分ではすっかり忘れていたこの設定!
糞ぉぉぉっ!
「・・・さて、幽霊もいなくなったことですし。あなたは晴れてこれで退院です」
「・・・え、俺が入院してたのってそんな理由だったの!?」
「はい。体の傷はもう1年以上前になおっていたんですけど、精神のほうがね・・・」
「マジでか・・・」
「あ、それと、三崎口さんもあなたの精神を安定させるために入院させてただけですから彼女も退院ですね」
「なんですとぉ!?」
と、ここで三崎口さんがやってきた
・・・窓から
「なんか凄い音がするから壁伝いにここまで来てみれば・・・そんな理由で私が入院させられてたとは・・・」
三崎口さんはガッカリしていた
でも、同時に退院できるという喜びからか、涙があふれていた
「よかった・・・よかったよぅ・・・!」
こうして、俺達の入院ライフは幕を閉じた
そして、この物語も・・・
 
-完-

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