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 東大寺法華堂の須弥壇、創建以来初の本格修理へ 【2010年2月22日/毎日新聞】

 奈良市の東大寺は22日、天平時代の創建で同寺最古の建築とされる法華堂(三月堂、国宝)の須弥壇(しゅみだん)を、来年度から3年間の予定で修理すると発表した。仏像を安置する壇で、本格的な修理は創建以来初めて。仏像も順次修理する。終了後、4体は新施設に移す予定で、「天平仏の宝庫」と言われる堂内の風景が変わることになる。
 須弥壇はシロアリの影響などで以前から劣化が指摘されてきた。現在は下からジャッキで固定しているが、地震対策もあり修理することになった。このため、今年5月18日から7月31日まで堂内の拝観を停止する。
 壇の上には、本尊の不空羂索(けんさく)観音立像や四天王立像(いずれも国宝)など天平時代の乾漆像9体と塑像5体、中世の木像2体の計16体が並ぶ。
 8月から拝観を再開するが、修理期間中は伝日光・月光菩薩(がっこうぼさつ)立像、帝釈天(たいしゃくてん)像、梵天(ぼんてん)像(いずれも国宝)、地蔵菩薩像、不動明王像、弁才天像(いずれも重文)の7体だけで、9体は奈良国立博物館などに移して修理。南側の礼堂からガラス越しでの拝観になる。さらに、11年10月以降は、日光・月光菩薩など4体を境内に建設中の収蔵・展示施設「東大寺総合文化センター」に移す予定。
 また、法華堂の拝観停止中は、鎌倉時代の僧の肖像、重源(ちょうげん)上人坐像(国宝)が安置される俊乗堂を特別公開する。【花澤茂人】


「天平仏の宝庫」と呼ばれる東大寺の法華堂(三月堂)。有名な日光・月光菩薩をはじめたくさんの仏像が並ぶ暗い堂内は、大仏殿とならぶ東大寺の観光スポットです。僕も何度か堂内を拝観したことがありますが、あの独特の雰囲気は仏像ファンならずともしばらくその場を立ち去りたくなくなります。
今年、奈良は平城遷都1300年で賑わっていますが、その記念すべき年に2ヵ月半も拝観を停止するとは、東大寺も思い切った決断をしたものだと思いました。今年のGWは、このまえの興福寺の阿修羅像堂内展示の時みたいに長〜い行列ができるのではないでしょうか。
薬師寺の東塔の修理も始まっていますが、奈良にとって節目の年である今年、貴重な古建築の修理が始められるというのは意義深いものがあると思います。「今年は平城遷都2600年の折り返し点に過ぎない」のかもしれませんね。

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