重く、冷たく、塩の混ざった雪だった
どれだけ雪が降ろうと驚異の定刻率を誇る富山地方鉄道だが
この日は雪を抱き込んだ列車が立ち往生し、この列車を最後に
午前中一杯は運休となってしまった
保安技術が発達したとは言え
結局のところ異常時に頼りになるのは人である
2018.1.24 富山地方鉄道 有峰口
PENTAX K-1 + 31mm/F1.8
|
PENTAX Z-1P + TAMRON 28-75mm/F2.8【A09】 , film:RDP , Scan:GT-X900
あまありき
雨もあるけど
晴れもあるよ
気にすると割とマジでツキが悪くなる!
みたいな駅名なんじゃないかと勝手に予想
At 小湊鉄道
|
PENTAX SuperA + SIGMA APO70-200mm F2.8 EX , Film:RVP100 Scan:GT-X900
太陽に別れを告げ、貨物は東西南北へ散る。
いくつもの川を、山を、枕木を踏みしめて。
At:城東貨物線 赤川橋梁
|
PENTAX 645N + A☆645 300mm/F4 Film:RVP100 , Scan:GT-X900
今年も、毎年の様にお盆は母の実家(群馬)に帰省してて、本来ならばその惰性でお盆後半は臨時日本海を秋田界隈で極めるはずだった。
ところがお盆からの天気、前線はあるわ高気圧は来ないわで、これでどうやって写真を撮るモチベーションを上げろって言うの?と、おれは泣いてた。
わざわざ行っても原価回収と言うか満足できなければ鬱になって、新学期から学校に行ける状態ではなくなってしまう。
家族が群馬から帰還する日に、おれも勇気ある撤退を決意して、群馬から北上するどころか大阪に帰ってきてしまった。
ところが、大阪に帰ってきてから衛星を見てみると、何故か気圧配置は最悪なのに下関から新潟の日本海側に糞雲は無く、これはどこかに行かねば新学期が始まっても後悔してばかりで、
学校に行ける状態ではなくなってしまう。
どこか行かねばと時刻表を眺め、真っ先に思い浮かんだのが倶利伽羅トンネル手前のクネクネカーブ。
とりあえずシュラフとマットとカメラ一式をザックに詰め込めば、もうVは半分撮れた様なもの。
後はピントを合わせてSS選んで、出来るだけ絞り込んで切り位置を凝視してレリーズを押し込めば自動的にVは撮れるんだから、それまでは楽しまなきゃ損。
突発と言うか、もはやイチローの移籍並のスクランブルなので、今回ももちろん単独行動。
道中、マスの寿司なんていう豪勢な食事をしながらボチボチ北上したのだった。
で、問題は宿泊施設。
本当は無人駅である倶利伽羅に泊まりたいところなんだけど、
日本海の石動通過が5:54ごろなので列車でアングル最寄り駅の石動まで電車では行けないし、糞眠い早朝に峠をザックを担いで越えるほど物好きでも無いし、タクシーって手もあるけれど、3食をガッツリ食べられるほどのゼニを駅からの移動のみに賭けるのも気が引ける。
となると石動駅でシュラフを広げるのが現実的なのだけれども、ここ、有人駅なんすよ。
有人駅で一晩中開けてて、更に夜更かし公認のところなんて西日本じゃ、きたぐにの止まるところくらいしか無い。もちろん、石動にきたぐには止まらないのでこりゃ困った。
でもまぁ、選べるほどの贅沢も出来ないのは鉄ヲタの常。
なんとかなるだろうと思って、最終列車で石動駅に降り立った。
が、まだ駅員さんが居て改札前でオロオロするクソガキを不審そうな目で見ている。
これは困ったと思って、駅舎を出てみると駅ロータリーのド真ん中に植木などなどで隠されたベンチ群があるじゃないか。
この日は583原色の甲子園臨があり、夜中1:05過ぎに石動を通過する様なので見る鉄をしてから、いい具合の野外ホテルでシュラフに入ると、満天に広がる星が本当に降り注いでいた。
翌朝、蚊取り線香が切れたのと同時に田舎のヤクザと言われている“蚊”の襲来によって起床し、ポリポリと刺されたところを掻きながらマットとシュラフを片付けていると空が白んできた。
さっそく、移動してアングルに到着すると、もう1番さんが来られていた。
本当は線路際のクネクネで撮りたかったんだけど、一番最初に来ている人が
後ろの土手上に立ってるんだから仕方ない。
実は結構来ているこのアングル、お気に入りの立ち位置があるんだけど、何度も同じ場所で撮るのもなぁ、、と思って、色々なところからカメラを覘くもやはり、8連の列車を撮るのに適した立ち位置ってのはピンポイント。
悠々と三脚を立てるとあら不思議。
通過まであと5分も無いじゃないの…(滝汗)
マッハでセッティングを済ますと、もう接近を知らせるピコピコが点灯していた。
峠を登るかすかなモーター音が聞こえ緊張感が高まるなか、山間の集落に陽が差す。
SS1/250 , F4 .
ギリギリの露出で時を切り取った。
※ちなみにデジは水平とレリーズ位置のミスで完全に思わぬところに頭があった(汗)
|
PENTAX 645N + A645 45mm/F2.8 , Film:RVP50(+1)
前夜、岩国 23:40発、柳井行き最終列車に揺られて山陽線、神代駅を下車。
さっそく、マットとシュラフを敷く。
銭湯で使ったタオルを三脚に巻きつけて、簡易乾燥竿を設営させると就寝可能な状態になった。
ところが、最後の儀式としてつける虫除けのマッチを家から持ってきたはいいけれど、
湿気ているのか点火する気配なし。
これは困ったと思ったが、スマートフォンで辺りを調べてみると、
駅から2kmの国道海沿いにコンビニがあるとの情報があったので、
どっちにしても寝れないならばと散歩がてらに歩きだした。
ほぼ満月と言えるお月様が煌々と夜空を紺色に染めている。
瀬戸内海の島々も、うっすらぼんやりと輪郭を確認できる。
そんな中、防波堤の上をテクテク、テクテクと足を前へと動かす。
1時間ほどで駅まで戻ってきたは良いが、さっき風呂に入ったばかりなのに
散歩のせいで汗ビショビショになってしまった。
ところが寝ないと、明朝の撮影に気合が入らなくなる。
午前1時過ぎ、シュラフに入った。
早朝、貨物列車の通過音で起床。
空は赤く染まり、池のように穏やかな瀬戸内海が駅前に広がっていた。
陽は昇り、今日も晴。
太陽が高度を増すにつれて、肌に紫外線がジリジリと突き刺すのは分かるものの
穏やかな風があるため、汗はすぐに乾く。
大畠瀬戸を見下ろす有名な橋の上に立つと、潮速7ノット/hの反射させる太陽が
ピチピチと目に飛び込んできた。
さぁ、今日も撮影日和!
|