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「誰にも人には言えぬ過去がある。」
なんて・・
闇があるから光があるように、海外生活は、いろいろなことがありました。
海外から日本を見ないと分からない世界がたくさんあった。
あの濃縮された時間の中で、自分の人生で10年分生きたというほど。
ここに来て、フィンランドの先生以外の関係を全て、捨てられました。・・あの時の出来事も、宇宙からしてみたら、とても小さいこと・・
フィンランド留学時代の思い出も、やっと今、自分の中で精算できたようです・・
フィンランドの長い夏休み・・まるで時間が止まったかのような民主主義・福祉国家で、時間がもったいないと思い、ドイツ・ロシア・イギリスなどにも演奏旅行・レッスンや勉強にも出かけた日々。
実は、ヘルシンキから外国に出るには飛行機で3時間・・日本からも、ヨーロッパの最短距離で9時間。
(車酔いだけでも、ひどい自分は、渡航時間9時間でも酔ってしまいますが。)
言葉の問題や、文化、習慣の問題は、基本的な苦労は当たり前・・
生き残ることが少ない芸術家の世界ならではの苦労が大きかった。
もちろん、フィンランドにも、古いクラシック芸術の徒弟社会があり、そこの中での派閥がありました。
外国人である自分は、そんな中で、技術を習得していかないといけない・・
はじめは、いろいろなことが分からずに、数ヶ月、いろいろなプレッシャーや、日本人社会にもなじめなかったことに苦しんでいた・・そんな時があったんだなぁ・・なんて、今は笑い事で済まされることも、その時は、本当に苦しんでいた。
海外の中で、音楽以外のことは、全部、犠牲にしてきたと思う。
あちらで生まれた文化だから、あちらに行かないいけない。
石の上に3年・・それで、だめなら、あきらめがつくだろう。と自分に言い聞かせた。
自分自身の限界や挫折・・
その絶望とひきかえに、彗星の星の如く歌曲に出会うことが出来た。
幸せの前には、必ず不幸があるのかな・・と思う。
孤独な海外生活、どんなに苦しくても、それを言葉に表現できないし、毎日が気が張っていた。けして、競争の中で自分の弱さを見せることができなかった日々。
海外で見た風景・人々の人生の生き様で知った音楽は、
暗闇の中の星の輝きの如く・・私の心の財産になったと思う。
「彩り」です。
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