|
大黒PAを出て15分、私達はC1外回りを周回している。
1週目:それっぽいハチロクはみなかった 2週目:まだ現れない。様子を窺っているのだろう。 3週目:新環状最速のGT−R軍団、襲来。 まさか・・・・・・。 柊『このRに着いてけば会えるかも』 涼『着いてくか』 後『わかりました』 その光景を天界から見ている亡霊がいました。 ?1「まさか有希が走り出すとは」 ?2「すごくいい目をしてるなアンタの妹」 ?1「いやいや、あなたの息子さんの方がいい目してますよ」 ?2「あぁ、レオの事か」 紫「こんにちは」 ?2「あ、紫さん」 ?1「こんにちは」 ?2「なんでレオがいないんだ」 紫「そのうち分かるわよ」 ?2「紫さん、レオの居場所知ってるでしょ」 紫「知ってるわよ」 ?2「何処にいるんですか」 紫「守矢神社にいるわ」 ?1「でも何で紫さんが此処に?」 紫「四季音くんに頼まれたのよ。親父を生き返らせてくれって」 ?2「そんな事できるんですか?」 紫「出来なかったら此処に来てないわよ」 ?1「ですよね」 紫「今日はこれで帰るわよ。閻魔様に許可とらないといけないから」 C1をGT−R軍団と流していると後ろから一台のハチロクが近づいてきた。
柊『この音は4A−Gの音だよね』 涼『コイツがC1最速のハチロクか』 柊『どうする?バトルする?』 涼『それはR軍団に任せろ』 柊『了解』 〜天界の人たち〜 ?1「おっ、来た」 ?2「代表が自ら出てくるとは」 ?3「久しぶりだな、四季音」 京「あっ、黒井さん、お久しぶりです」 ?1「えっ!もしかして黒井敦史さんの事ですか!?」 黒「はいそうです」 京「黒井さんとはティンカー時代からの付き合いでしたね」 黒「そうですね、自分はD1参戦の道に進みましたが」 京「俺はストリートで頑張ってましたね」 黒「おっ、そろそろ時間ですね。では」 京「黒井さん、何処に行くんですか」 黒「すぐに判りますよ」 〜再び現代〜 柊『涼介さん、降りてもらえますか?』 涼『判った、有希は?』 柊『バトルしますよ』 涼『判った。今日は何日だ』 柊『2月2日ですけど』 涼『そうか、青の13ワンビアに気をつけろよ』 柊『うん判った』 GT−R軍団も一台一台と降りていく。
気が付けばリーダーと思しき34Rだけが残っていた。 C1を永遠と流していたが、34Rが路肩に車を停めた。 34Rのドライバーは車から降りるとハチロクのドライバーに話し掛けた。 数分間話した後、こっちに来た。 R「コースはC1外回りから横羽線を下って横浜環状左回りを通って横羽線を上る。最後にC1内回りにはいって赤坂ストレートを抜けたところがゴールだ。それでいいか?」 柊「わかった」 R「じゃ、早速スタートしますか」 そう言って34Rのドライバーは自分の車に戻る。 一般車が途絶え、一時的にオールクリア状態になった。 34Rがハザードを出す。 3回点滅したところでハザードが消え、一気にアクセル全開。 前にはハチロクと34Rが並んで走っている。 ストレートでの一発勝負で負かすしかない。 コーナリングは完全にあっちの2台が上だ。 コーナー一つ抜けるたびに離される。 もう追いつけそうにない。 しかし、今回のバトルの役者はまだ揃っていなかった。 〜天界の人たち〜 京「始まったな、バトル」 ?1「誰が勝つと思いますか?」 京「まだ何とも言えないねぇ」 ?1「それってどういう事ですか?」 京「まだ役者は揃ってないんだ」 ?1「じゃぁ、誰が・・・」 京「じきに判るさ」 前では34Rとハチロクが並んで走っている。
ここはブレーキングで差を縮めるしか・・・・・。 ダメだ、追いつけないッ! 霧ヶ関トンネルに差し掛かる。 トンネルの入り口に1台のS13が停まっていた。 はっきり確認できなかったが、おそらく涼介さんが言っていたS13ワンビアだろう。 〜天界の人たち〜 京「ほらね、やっぱり走るんじゃん」 ?1「やっぱり、すごい人ですね、黒井さん」 京「おっ!差が縮まってるぞ」 ?1「コーナーの進入速度がとてつもなく速いッ!」 京「おい、お前の妹、頭おかしんじゃねーの?」 ?1「あんなスピードでC1を攻略していくなんて」 京「そうか、お前の妹は黒井さんに抜かれたくないからあんなに飛ばしてんだ」 ?1「なるほど、そういうことか」 京「そろそろ横羽に入るな」 〜再び現代〜 横羽線下り、中高速コーナーが続く難易度が高いコース。 ハチロクの動きが変わった。 なんと言うか、リアがとっちらかっている。 コーナー出口で34Rがハチロクを抜く。 ハチロクは34Rにゼロ距離まで近づく。 5メートルほど離れているが、ゼロ距離である事は把握できる。 次のコーナーの外側にはトラックがいる。 外に膨らんだら・・・・・・確実にあの世行きだろう。 しかし、ハチロクは外から仕掛ける。 それをブロックしようと34Rがハチロクのラインをふさいだ。 ハチロクは一瞬の隙をつき、34Rを抜く。 34Rは避けきれずトラックに突っ込んだ。 柊『涼介さん!昭和島JCTで34Rが事故った!』 涼『判った、救急車とレッカーを呼んでおくから気にせずに走れ』 柊『ありがとう、涼介さん』 横羽線も後半に突入した。
横羽線で最も難易度の高い中速セクションは3速での攻略が基本だが、あえて4速で攻略する。 車速は250km/hを上回っている。 後ろにはS13ワンビアがピッタリと着いて来ている。ワンビアも抜くチャンスを窺っているようだ。 横浜環状に突入。車速は一気に落ちる。 コーナーの立ち上がりでワンビアに抜かれる。 しかし、次のコーナーはすぐそこまで迫っている。 このスピードで突っ込んだら壁に刺さる。 なのにワンビアはブレーキを踏まない。 ワンビアは事故る。 そう確信した時だった。 ワンビアは車体を真横に向け、コーナーに進入する。 あれ・・・この技、見た事がある。 青のワンビア・・・・・ドリフト・・・・・・!まさか! 柊『あのワンビア、黒井敦史さんで間違いありません!』 涼『やっぱり来てたか。まだ他にもいるかもしれない。気を抜くなよ』 〜天界のちょっと下〜 映「はぁ、また出て行ったのね、あの人」 小「あれ?映姫さま、どうかされたんですか?」 映「最近、元の世界に帰る人が居るんですよ」 小「未練でもあるんじゃないですか?」 映「たぶんそうでしょう」 小「どうします?ほっときますか?」 映「小町、悪いけど、連れてきてくれる?」 小「あいさ〜」 ハチロクとワンビアはコーナーの立ち上がりで互角の勝負をしている。
私も必死で着いていく。 もうすぐで大黒ループに到達する。 やるんならあそこしか無い。 大黒ループ前のストレートで並んでル−プで前に出る。 このコーナーを抜ければループ前のストレートが見える。 ハチロクの挙動が乱れた!タイヤが熱ダレを起こしたか! ハチロクもワンビアに負けない突っ込みをしている。 コーナー出口、此処だッ! 大黒ループ前のストレートで抜ける! 左にトラック、右にバス。 クリアラインはセンターレーンのみ。 いや、左レーンと壁の間のZEROレーンを使えば! 〜天界の人たち〜 京「頭のねじ2・3本抜けてるってお前の妹」 ?1「死ななきゃいいけど」 京「あーゆーヤツほど死なないんだよ」 ?1「え〜、それは無いでしょ」 京「見てみろ、ZEROレーン態勢に入ってるぞ」 ?1「有希ッ!やめろ!」 京「大丈夫だ、片側2センチのスペースがある」 ?1「2センチなんてあのスピードで走ってたら無いに等しいじゃないですか!」 京「ドライバーの感覚だと2センチだが実際は7センチくらいある」 ?1「7センチか・・・・・・・・事故らなきゃいいんだけど」 京「見てみろ、トラックは目前だぞ?」 ?1「無理だ、素人の有希にできる技じゃない」 京「3,2,1,ほら抜けた」 ?1「まったく無茶しやがって」 〜再び現代〜 S13はセンターから攻略。 大黒ループに突入! S13がドリフトの姿勢に入った。 ならこっちだって・・・・・・・・。 大黒ループに進入。
S13はインベタのイリュージョンドリフト。 ならこっちは・・・・ループ出口のクロスラインドリフトで行かせてもらうよ。 ループ出口、S13がアウトにふくれる。 此処だッ! イン側には車1台分のスペースがある。 大黒ループクリア! あとは抜かれないようにゴールするだけだ。 ?、S13が降りた。 ハチロクもエンジンが逝ったのだろう。 これは・・・・・勝ったの? 柊『涼介さん!やりました!』 涼『勝ったのか!』 柊『はい!』 涼『やったな。これでC1と新環状を攻略だな』 〜天界の人たち〜 ?1「まさか・・・・・な・・」 京「まぁ、何事もなくてよかったよ」 ?1「34Rが事故りましたけど・・・」 京「でもドライバーは掠り傷だけですんだみたいだし」 ?1「マシンは廃車ですけどね」 京「走り屋やってたら廃車は当たり前だ」 ?1「そうですよね」 京「また俺達にも走れる日が来てほしいものだ」 紫「もうすぐ来るわよ、その日が」 ?1「えっ!それはどういう事ですか?」 紫「説明は後よ。付いてきなさい」 〜再び現代〜 涼「あとは湾岸だな」 柊「はい」 THE END |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用





