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英国のとある小さな集落に、陽光の筋のような、美しいブロンドの髪を持つ若者がいた。 男の名はモーゼス。 先鋭的な顎のラインとは対照にあどけない瞳。 天才彫刻家の作品を連想させる鼻すじと鼻翼。 もちまえの優雅さと、天使と見まごう魅力的な微笑み。 町の若い娘はみな、モーゼスに淡い恋心を抱いていた。 しかし彼は愛を知らない。 天涯孤独の身の上だった。 彼に優しく接してくれる隣人も、父親代わりの厳しさを与えてくれる町の長も、誰も、 彼の心の孤独をいやすことはできなかった。 あるとき、 町の長はモーゼスを家に呼びつけ、唐突に告げた。 「モーゼスよ、お前は今日より七日の後、旅に出でるのだ」 予期せぬ言葉に、モーゼスは驚いた。 「旅とは? なぜ急にそのようなことをおっしゃるのですか?」 長は眉間に刻まれたしわをさらに深めて、 「七つ目の夜が明けたらただちに、この町を出よ」 威厳のある声でそう告げた。 憤りを抱えながらも荷造りをはじめたモーゼスは、己の身に起こった出来事を思惟した。 一夜目、モーゼスがまず考えたのは、過ちについてだった。 己の行いについて、モーゼスは生まれて初めて正面から向き合った。 あらゆる失敗、ささない間違いや浅はかな発言、夜を徹してモーゼスは思案した。 しかし、思い当たることは多々あるも、町を追い出されるほど倫理にもとるとは思えなかった。 「なぜだ? 私が何をした? なぜ追い立てられるように町を出なければならないのだ……。」 理不尽な扱いに湧き上がる怒り。その悪しき感情はモーゼスの心から分別を奪い去った。 『この世において、罪を犯さずにおれるところなどどこにもない』 神がかつて人間だったときに言われたとされる言葉をモーゼスは記憶から取り出した。 「大なり小なり、誰もみな、罪を犯しているのだ。私だけではない」 一夜目の暁、モーゼスは思考を閉ざした。 この日、モーゼスが得たものは、反心だった。 |
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久しぶりですね。新作ですか。ぷりさん、どうでしょう。どっかの純文学系の賞に応募する気はないですか。ぶりさんの実力なら結構いいとこいくんじゃないかと思うけどな。あるいは、職業作家になる気はないのかも知れないけれど、別に賞金目当てでも構わないと思いますよ。私がまさにそうですから(笑)。
ただ今、私、時代小説というものに取り組んでいます。先月「九州さが大衆文学賞」というものがあることを教えてもらったのですね。今月末日が締め切りです。私はかねがね温めていた下総の武将、結城氏をネタに急遽、小説をでっち上げようというわけです。賞金は一席、百万円。この金づまりの中、そういう臨時収入があったらありがたい。名誉はいらない。金が欲しい(笑)…そういうことですね。
ああ、ぷりさん。ヤフーの掲示板でこのハンドル検索してみて下さい。やはりヤフーブログのコメント欄は狭いんですよね。できれば、ぷりさんも掲示板のほうにお出ましになられるとうれしいんですけどね。それでは、今夜はこれにて。
2009/11/3(火) 午前 1:33 [ - ]
こんばんは、プレリアルさん。何ヶ月ぶりでしょうか? 作中作2に記したとおり、公募にチャレンジしてみようと思ってます!! 私も同様に、目当ては賞金です(^^;) 誰かに求められたものを書く、なんて芸当、私にはできそうもありませんから……。職業作家は無理め。
プレリアルさんも公募するんですね。いい結果が出たら励みになるなぁ(^^)
掲示板、前の? 別の? すっかりパソコン離れしていたので……とりあえずのぞいてみます!!
2009/11/3(火) 午後 11:39
ぷりさん、掲示板ではどうも。どうですか、あのトピックは。時に重要な情報を得ることもあるのです。今取り組んでいる「九州さが大衆文学賞」なるものも、あのトピックで教えてもらったんです。関わってなければ、今も知らなかった。しかし、もう少し早かったらなあ。今月いっぱいで時代小説を一つでっち上げるってのはきついですよ。ああ、プロフィールにメールアドレス出しときました。受け専門のフリーメールですが。もしよろしければ、メールを下さい。さすがにどういうものを書くか掲示板上ではばらせないですからね。
それから、このブログのコメントをよく読んでなかった。ぷりさんも公募に打って出られるんですね。掲示板に書いた通り、結構いいところまで行くと思います。そうそう、金のため金のため(笑)。とにかく、私は今月中にでっち上げなきゃならんブツがあるので、頻繁に書き込みができないかも知れませんが、あの人々が話相手になってくれます。私などに構わず、どしどし書き込んで下さい。ついでに、私があのトピックぶちかました与太話も読んでもらえるかな。それなりに受けたようですが。まあ、お互い頑張りましょう。では、また。
2009/11/5(木) 午前 2:25 [ - ]
プレリアルさん、一ヶ月ぶりです。
むしゃくしゃして、ネット。このコメント見て、まだメールアドレスが残っていたので愚痴メールしゃいました(>_<)
後で考えて、なんとも答えづらい内容だったな……と。
掲示板でもレスしづらい内容や書き方の人っていますよね。
あれと同じだったな……と。
いや〜。
コメントや掲示板の投稿なら、あとで思い直して削除とかできるけど
メールは無理。やっぱ冷静なときに書かないと、恥ずかしいものをさらすはめになりますわ……。
2009/12/9(水) 午前 11:35
先ほど返信しましたよ。何、お気になされるな。私はどんな内容でも答えちゃうんだから。いずれにしても、メールを見て下さい。ただし、適切な返答だったかどうかはわかんないですよ(笑)。愚痴でも何でもいいのよ…遠慮せずに言いたいこと言うたれ、とメールにも書いておきましたよ。ここだけの話だけど、私は不倫の解決法の相談メールを受けたことがあるぞ。一人者にそういう質問をするなあ〜! …であります(笑)。
とにかく、ぷりさん。このブログのコメント欄が唯一の接点では、あまりにも字数的にきびしいのですね。別のコミュニケーション手段があったほうがいいと思い、プロフィールでアドレスをさらしていた次第であります。反応がなかったので引っ込めようかと思ったことがありましたが、あるいは、ほかの人からメールが来るかも知れないので、本日までさらしていたものです。どうやら、その甲斐があったようですね。まあ、後のことはメールを見て下さい。ともあれ、ネット上の関係ってのも馬鹿にはなりませんぞ。ぷりさんには是非、外に打って出られることをお勧めいたします。では、今回はこれにて。
2009/12/10(木) 午前 1:44 [ - ]