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番外編第2弾として、私自身が普段見ている北斗星を違う視点で見るとどうなるか?と言うお話。

私は東京(正確には埼玉だが)にて生活している者。そんな私は北海道を「北の大地」と憧れと畏敬の念を持って称している。そして北斗星はそこへと誘う「夢の超特急」と思っている。
では、逆にその地に住んで居る人々はどうなのだろうか?と言うことで、今回は視点を変えて考えて見る事にした。


まずは、札幌駅に有るツイクルプラザ(東京で言う「びゅうプラザ」JR直系の旅行会社)にて情報収集。

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やはり、と言うか、JR直系の旅行会社で有るから、この手のツアープランは当然ながら有る。びゅうプラザや、他の旅行会社でも必ず1件は企画されている。いずれも共通して言える事は、北斗星(カシオペア)を使った旅行は「憧れの寝台列車」での旅行であると言う事だ。




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プランの内容。東京発のプランとまるっきり正反対なのには驚いた。我々東京に住む者が「憧れの北の大地」同様、北海道に住む方達も「憧れの首都圏」なのだろうか・・・・。
プランの工程を読むと、オプションプランとの組み合わせ次第で、確かに東京での観光は充分楽しめると思う。中には「寄り道プラン」と言うものが有り、日光などを観光した後に東京へ、と言うユニークなプランなどが有り、東京に住む我々でも興味深いプランが幾つか用意されている。


私が下り北斗星に乗車した際にある2名の乗客の方が「隣人」となり、色々とお話を聞かせて貰った。
お二方とも北海道に住まわれている方で、この下り北斗星で北海道に帰る途上なのだそうだ。
一人目の方とのエピソード。
私「どちらまで行かれるのですか?」
A 「伊達紋別までです。そちらは札幌まで行かれるのですか?」
私「そうです。友人を訪ねに行くのと、ちょっとした観光で。」
A「私は仕事で東京に滞在して居ましたが、仕事先が倒産したので、元々居た所へ帰るのですよ。」
私「それでは、東京へは・・・・・?」
A「歳も歳ですし、もう東京に行く事は無いでしょうねえ・・・・。でも、最後に北斗星でこっちに帰る事が出来たのですから、良い冥土の土産になりましたよ。」
伊達紋別駅、北斗星発車の際、流れ行く車窓越しにその方が見えなくなるまで私は手を振った。どうか、この地でいつまでもお元気で・・・・。


二人目の方とのエピソード、時は、下り北斗星の車中、札幌到着30分前。
私「もうすぐ札幌ですね。私はいつも、この瞬間が寂しいような気がするのです。これからが旅の始まりだ、というのにね。」
B「そうですか・・・、私は旅が終わり、また日常が始まるのかと言う気分ですね。東京を回っていた時間は夢のような時間でしたよ。」
私「同じ北斗星の車中に居るのに、思いは全く正反対、なんだか、おかしなものですね。」
B「本当にそう思います。上りだと、これが全く逆にもなるのですからね。」
私「立場は逆で有るけど、こうしてお話出来る。お互いにこの北斗星に乗ったからこそ、出来たお話なのでしょうね。」
B「そうですね。どうか、私達の住む北海道を楽しんできてくださいね。」


下り北斗星号。札幌へと向かう場所は同じで有るけど、そこへ向かう人々の思いは正に人それぞれであった。私がここでこうして書くのも、そこで出会った方達の思いを忘れたく無かったからである。
東京と北海道、場所は全く違う。でも上り、下りの違いこそ有れ、「北斗星」に対する思いに違いは無い事だと、私は思った。
今日、こうして居る間にも憧れの「北斗星」は様々な人の思いを運び、下りは札幌へ、また上りは上野へとゆっくりと、しかし、確実に目指して走り続けている。

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