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「ねえ、ねえ、あの人の持っている切符、上野って書いてあるよ。」
「と言うことは寝台列車に乗るのね。どんな感じなのかしら・・・?」
「わからないわ。・・・・・・でもそう言うのも良いよねぇ・・・」
16:40札幌駅改札前の待合所、道内の各方面へと向う列車の拠点の為か、このような広い待合スペースが設けられている。私は乗車を前にして、チケットケースから乗車に必要な切符を取り出したところを、後ろのベンチに座る若い女性二人組に切符を見られたようだ。

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成る程、この土地で「上野」と書いてある切符を見れば、何を意味するかは、鉄道に興味の無い方でも解る事であろう。しかし、実際に乗って、東京へ行こうとする人は少数派と言ったところだろうか・・・・。

「聞こえてますよ」と言わんばかりにベンチから立ち上がる。北海道〜東京間は飛行機での移動が当たり前の御時世において、私のような者は「異端」なのだろう、天然記念物を見たかのような視線は改札をくぐり抜けるまで続いた。





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16:45  札幌駅5番線ホーム。道内各方面を示す電光掲示板掲示板の中で、「上野」の行き先が、目立つ。東京に住む私でさえ、道内でこの見慣れた駅名を見ると、やはり何かを感じる。


http://www.youtube.com/watch?v=VE_9BcmADuA
17:02  北斗星が5番線に入構。一際甲高いDD51の警笛と青い車体は誰もがすぐにそれと解る。



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行き先方向表示幕(サボと呼ぶ)には、私が日常でもよく利用する駅名が記して有る。我が家に帰れる安心感と、帰りも北斗星に乗れる嬉しさ、この地に別れを告げる寂しさ、また日常に戻る憂鬱感、それらが混じり合った感情は、行きの時とは一味違う。





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行きでは、幻想的な地に連れてきてくれた北斗星、今度は彼等が私を現実に連れ戻してくれる。16時間と言う時間を掛けて、徐々に現実の世界に我々を慣らすかのように・・・・・。





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帰りもソロ上段が、お宿となった。行き同様、眺めが良い。隣のホームに停車中の列車は、新千歳空港行きの列車で、旅行カバンを持った乗客が詰め掛けている。空路で東京に行く方は、その日の内に東京へ着いてしまう。翻って、我々はその頃には、青函トンネルに差し掛かるかどうかの頃だろう。そのギャップも中々面白い。


発車5分前の北斗星車中、乗車一番に買うべき物が有った。部屋に荷物を放り込み、落ち着く間もなく、7号車グランシャリオへ走る。
「こんばんは、御忙しい所で大変申し訳有りませんが・・・・・」
「いいえ、とんでもございません。シャワーのご希望でしょうか?」
「ええ、お願いします。希望時間帯ですが・・・・・」

7号車「グランシャリオ」。テーブルのセッティングを、てきぱきとこなすアテンダントさん達、行きとは違うチームの方達だ。準備で御忙しい中、本当に申し訳ない事。とは言え、希望時間にシャワーを予約するには、こうするしか方法がないのも実際、そんな中で対応して貰うからには、例え客であっても、一言お詫びを申し上げるべきだと思う。その一言だけでも、その後の道中での気分も違ったものになる筈だ。

シャワーを希望する時間に取れ、ほっと一息。アテンダントさんに一礼を述べた後、再び自室へ。直後に北斗星は発車する。終着上野駅までの長い道のり、私にとっては長いけど、短く感じるであろう帰路へと向い始める。





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札幌の街の灯りが流れ行く車窓。来て・・・、見て・・・、感じて・・・、そして名残惜しむ・・・・。また必ず、この街に訪れたい。さよなら、札幌。再びこれに乗って来るからね。




17:12、北斗星2号は定刻通り、首都東京の上野駅に向けて札幌駅を出発する。

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フムフム・・そうだよなぁーと思いながら記事をいんで最後の画像のPCの壁紙一点に視線が集中してしもうーた!(笑)

北斗星は確かに素晴らしい・・・・でも、ファントムも捨てがたいのですが^^;

ぽちw

2009/11/13(金) 午後 9:47 [ 北斗星☆彡 ]

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こんばんは。ポチ!ありがとうございます。
それこそ、「どっちが良い?」「う〜〜ん・・・・両方!」
ですね(笑)。

2009/11/13(金) 午後 9:52 [ Pin ]

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こんばんは!去年9月1日〜5日まで北斗星で上野〜札幌まで旅しました。ツアーでしたがあのウインザーホテルにも泊まりました。帰りは苫小牧から新潟までフェリーで個室で風呂付でした。新潟からは新幹線でした。2人で32万円掛かりました。

2010/1/31(日) 午前 0:46 [ 湘南急行鉄道物語 ]

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こんばんは。御訪問有難うございます。
「北斗星」で行く北海道旅行は「旅をしている」と言う気分にさせてくれるのが大きな魅力ですね。私もこの旅にすっかり魅せられてしまった一人です。

帰りはフェリーとはまた優雅ですね。時間的にも懐的にも大きな出費がともないますが、こうした旅はそれだけでは語れないものが有ると思います。

2010/1/31(日) 午後 8:29 [ Pin ]


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