鉄道の事

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最近、頻繁にここで「北斗星」を見送る事が増えました。仕事先が変わり、通勤経路にぴったり合うようになったのが大きな理由ですが、それ以上に先行きが長くない「北斗星」を少しでも目に焼き付けておきたいと言う気持ちも大きいからです。
 
さてさて、これは昨日の13番線での入線前の様子です。学生の夏休み期間中とは言え、これは相当な混雑です。案の定、当日の「北斗星」は完売御礼だそうで・・・。
やはり、皆さん先行きが長くないと思っての事でしょう。これが数年前からずっとこの状態ならJRも少しは考え直したでしょうに・・・・。
 
まあ、愚痴はこのくらいにして・・・・。
 
 
 
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さあさあ御立会い、上野駅の真打ち「北斗星」がやってまいりました。
いつもは静かなこのホームがにわかに活気づいてきます。
図らずも「最後のブルートレイン」と呼ばれるようになりましたが、それでも毅然として入線する姿は込み上げるものが有ります。
 
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さあさあ、一大撮影会の始まりです(笑)。
いやはや、もうどこもこんな状態ですから、マトモに写真など撮れる訳も無く、苦笑いするしか有りません(笑)。それに「鉄子さん」でしたっけ・・・?ちょっと前までこんな風に女の子が列車にカメラを向けるなど考えられなかったのですが、今では珍しくない事のようですね。
 
最も、単に流行だけという気もするのですが。
 
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今は夏休みですから、主役は当然子供達です。
念願叶って待ち望んだこの日、子供達はみんな大はしゃぎです。そしてその親御さんもまた同様に。
子供も大人も関係なくこの列車を前に大はしゃぎですから、この日のEF510-512も「これが俺の本当の仕事だ!」と誇らしげな姿です。
 
さて、私はと言うと、年がら年中乗っている私も流石にこの時期はこの子達に譲ってあげるしか有りません。なにしろ子供相手では勝ち目が有りませんから(笑)。
 
 
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食堂車です。ご覧の通りみんな窓に張り付いて記念撮影です。当然、中もシャワーカードを買う人で大行列となり、グランシャリオの乗務員さんも対応に追われています。普段は出発の時には一礼をするのですが、この状態になるとそれも出来ないそうです。
 
 
 
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その一方で、「北斗星」が持つもう一つの顔がここにあります。
そうです、「北斗星」は「トワイライト」「カシオペア」と大きく異なり、毎日運航している立派な「定期列車」なのです。それ故に道内への大事な足としての任務も未だ健在です。これは宇都宮以北でより一層重要性を増してきます。
写真は家族の方を見送る人のようで別れを惜しみながらも笑顔で見送っていました。
一見華やかな裏でも、この青い船はしっかりと先人から受け継いできた重責を負って立っているのです。
 
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発車オーライ!
19:03その船は扉を閉め、いよいよ出港します。
 
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さまざまな思いを満載して13番線を後にします。この日「北斗星」に乗った人々はこれからどんな旅となりどんな思い出となるのか興味は尽きません。デビューから25年経ち、すっかり「オンボロ船」となった「北斗星」、それでも尚多くの人を乗せ、今日も船出するこの愛するべきオンボロ船を最期の時まで見守って行きたいと思います・・・・。
 
 
 
さて、この13番線、普段であればこの列車を最後に発着は終わりになりますが、そこは夏休み。期間限定ながらこの2時間半後にもう一幕有ります。
 
でも、それは後ほど・・・と言うことで一旦お開きと致します・・・。
 
 
 
 

「北斗星」廃止

こちらではすっかり御無沙汰になりました。
今の所、私は生きております。
 
さてさて、既にニュースでも報じられていることですが、来春に「あけぼの」廃止に続いて、「北斗星」「カシオペア」「トワイライト・エクスプレス」が順次廃止になるとの事です。こうなる事は解っていたつもりでしたが、正直聞きたくないニュースでした。恐らく、先日の「あけぼの」廃止の報道で残る寝台特急の行く末を巡って噂ばかりが一人歩きして収拾が付かなくなる事を防ぐ意味合いから、JRとしての今後の意思を今の内にという思惑が有ったのでしょう。少なくとも、これで残る寝台特急も「サンライズ」を除き「余命宣告」が下されたのは間違い有りません。
 
実は今日、「北斗星」で東京に帰ってきた所で、廃止の報を見たのはその車中での事だったと言うのは皮肉としか言いようのない話です。前日に函館で北海道新聞のカメラマンが「北斗星」をしきりに撮影していたので、「まさか!?」と引っ掛かりましたがこういうことだったのですね。
 
 
 
で・・・・・・この事に対して私はどう思っているかと?
 
 
 
私だって思う所多々有りますし、これまで親しんで来た「北斗星」が無くなってしまうのは正直言って大声上げて泣きたいくらい悲しい事ですよ・・・。こんな事アリかよ・・・酷いよ・・・酷すぎるよ・・・・。
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・でも、それを言っても何も始まりません。
 
今、成すべき事は残り限られた時間の許す限り、「北斗星」を、そしてそこで出会った人々の事を少しでも多くこの目に焼きつけておき、その中で知り合った人達の事を・・・そしてその人達と分かち合った思い出をいつまでも大切にして行く・・・。それがこの列車を「友人」として共にしてきた者の責務だと私は思います。
 
 
 
 
 
「一期一会」
・・・・この言葉に込められた意味の大きさを教えてくれた「北斗星」・・・私の大切な友人です。
 
 
 
前回の続き・・・・
 
大雨の為に黒磯駅にて運転見合わせとなった「北斗星」。日付が変わっても未だ動く気配を見せません。この時点で、私を含め、乗客の殆どの方は今後の予定はガタガタですが・・・。
 
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6号車ロビーカーの様子。
この見合わせで焦る者も無く、増してや騒ぐ者も無く、「まあ、しょうがないでしょう」と言った感じで、むしろこの遅延を楽しんでいる雰囲気でした。(笑)
以前の一ノ関打ち切りの時もそうでしたが、「北斗星」の乗客の方は「乗車」も目的の為か、この手のトラブルに対しても冷静な方ばかりです。
 
この状態で眠りに付いてしばらくすると、「ごとん!」と軽い衝動の後、車内にはかすかに「ゴトンゴトン・・・」とゆっくりと走り出す音が聞こえ出してきました。寝ぼけ眼で腕時計を見ると2:00を指していました。どうやら、見合わせ解除の模様です。
 
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4:50、仙台駅に到着しました。この時点で6時間近くの遅れです。ここまで派手に遅延となれば、札幌完走はおろか、下手をすれば本州内での打ち切りも現実味を帯びてきますが、この後のおはよう放送で信じられない事を耳にすることになります・・。
 
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仙台を出発した「北斗星」は今にも止まりそうな速力のまま、松島を通過します。
普通なら、この光景はまず有り得ません・・・。
そして更に、この直後、何と上野行きの「北斗星」と鉢合わせしました。
そうです、下りも大幅に遅れていれば、上りも派手に遅れているのでした・・・。どちらも遅延の烙印を押されながらも懸命に終点を目指します・・・。
 
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6:00、おはよう放送が流れます。
大幅遅延のお詫びと共に、信じがたい事も耳にします。
「列車は予定通り札幌まで運行します。」
JR東日本、北海道、両者が下した決断でした・・・。
このGW真っ只中で途中打ち切りするにも連日満員御礼の中、代替の列車も人も確保が出来ず、増してや打ち切って乗客を放り出すなど以ての外、どんなに遅延しても、送り届けなければならない・・・・。繁忙期ゆえの悲愴な決意が伺えました。
 
盛岡到着8:00。未だ遠い北の都を目指し、「北斗星」は粛々と走り続けます。
 
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東北の地で桜がエールを送るかのように「北斗星」を出迎えてくれました。
徐行運転を続けながらも、懸命に北を目指します。
 
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青森到着、時計は11:00を指していました。
日が明るい時の青森を見るのは一年ぶりの事です。
ここで、乗客におにぎりとお茶が配られました。思わぬ時間に珍客到来とあって、ホームで写真を撮る方もちらほらと・・・。
 
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EF510はここでED79と交代します。
厳しい天候の中、満身創痍となりながらも任務を果たした503号機に敬礼!
 
 
 
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青森駅より交代したED79、これ以上の遅れを拡大させまいと、フルパワーで青函トンネルへ向かいます。これでもかと言うほどのモーターの唸りが車内に響き渡ってきます。
 
 
 
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13:30函館へ到着。
当初、札幌へ向かう予定を変更し、私はここで「北斗星」を降りることにしました。
それでも6時間以上の遅れで、18時間も「北斗星」に乗車していたことになります。
 
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慌しく機関車交換を終えた後、「北斗星」は札幌へ向けて出発して行きました。
これだけの遅延でも札幌まで乗りとおす乗客も多く見受けられました。
後になり分かった事ですが、札幌へ到着したのが18:00過ぎだそうで、丸一日掛けて完走したのですから、壮絶の一言です。
 
 
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珍しく機回し線から引き上げるED79。
これも中々見られる光景では有りません。任務を終えたED79は、静かに五稜郭の基地へと引き上げていきました。
 
延べ18時間にも渡る乗車、数ある乗車の中でも、大幅に遅延しながら何とか辿り着いた事は実は初めてのことで、有る意味新鮮さすら感じてしまった私でした。本音を言えば、このまま札幌まで乗りとおしたかったのですが、今後の予定もあり、函館で下車したのは若干心残りでした。
 
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2012年、5月3日。私はいつものように「北斗星」に乗り込み、いつものように休暇を北の大地で過ごそうとしておりました。ここ最近、まとまった休みが取れれば、迷うことなく「北斗星」で北の大地へと向かい、私の休暇の過ごし方の定番となっております。
一人旅、家族連れ、新婚旅行・・・etc、何でもアリの万人を優しく迎える「北斗星」はこの日、満員御礼でした。
 
そう、この時はまだ誰しもこの後に遭遇する壮絶な「航海」になろうとは知らずに・・・。
 
 
 
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その任に当たるはEF510-503号機。5月3日だから「503」なのでしょうか??これは偶然?それとも意図的に・・・?JR東日本はたまにこんな意図的な演出をやってくれます。(笑)
 
今回の行程も札幌まで「北斗星」で行き、到着後その日の内に函館へと折り返す予定でした。まあ、これははっきり言って「無駄」に他なりませんが、そこはそれ、終点まで乗り通したいですからね。(笑)
 
 
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雨が降る中、「北斗星」は順調に北へとその足を進めます。
しかし、この日の天気予報と北日本での大雨災害のニュースから何とも言えぬ不安を出発前から感じておりました。もしかしたら、遅延を覚悟せねばならないと・・・。
 
 
 
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宇都宮へ到着。
しかし、この辺りから遅延は始まっていきました。そして、その到着前に放送でとんでもない事を耳にします。
 
「黒磯駅にて運転を見合わせます」
 
マジっすか・・・・・・・(冷汗)
 
かつて、仙台で抑止の後に一ノ関で打ち切りと言う悪夢が脳裏をよぎりました。
増してや、そのもっと手前の黒磯でそんな目に遭えば、今回の旅程そのものが御破算にもなりかねません。それだけは勘弁です・・・。
 
 
 
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とは言え、乗ってしまった以上は、まな板の上の鯉です。征くも沈むも船と共にする他は有りません。(汗)
 
 
 
よし!とりあえずは・・・・・。
 
 
・・・・・・・
 
 
 
パブタイムで飲むべ!(笑)
 
 
北へと進むにつれ、雨は強くなる一方で、乗客に不安が広がっていきます。
宇都宮出発後、「北斗星」は今にも止まりそうな速力でそろりそろりと黒磯まで進み、放送通り抑止となります。
 
そして、この時点で私の当初の計画は崩れ、変更を余儀なくされます。(涙)
 
 
 
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23:00
「北斗星」は黒磯駅で足止めを食らったまま、未だ動く気配すら有りません。
本来で有れば、この時間には仙台へと差し掛かっていなければなりませんが、その百キロ以上も手前です。このまま抑止が続けば、最悪の事態も現実味を帯びてきます。
 
一体どうなるのだろうか・・・・。この時、乗客の誰もが打ち切りを覚悟しておりました。
 
続く・・・

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