民主党政権と自衛隊

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○国務大臣(北澤俊美君) 

私どもは、友好団体の長い歴史の付き合いの中でそういうものを排除する気持ちは全くありません。

○世耕弘成君 

いや、全く答えになっていない。
 じゃ、航空ショーに来たこの団体は友好団体じゃないんですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

長い歴史のある友好団体です。

○世耕弘成君 

何年以上の歴史ですか、お答えください。何年以上ですか、長い歴史というのは。

○国務大臣(北澤俊美君) 

私の記憶は定かではありませんが、何十年という歴史で、ほぼ航空隊とともに友好関係を結んできたというふうに承知しています。

○世耕弘成君

 先ほど非常に重要な答弁されているんですよ。基地の外はいいんですね。施設外はいいんですね。この通達と全然違うことをおっしゃっています。この通達は基地の外も駄目だって書いてあるんですよ。隊員が防衛省・自

衛隊の施設外において、さらに、部外の団体が主催する行事への参加を依頼されと書いてあるんです。それも同様のチェックをしろと書いてあるんですが、いいんですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

これは、その団体といいますか主催者、そういうものを各部隊が適切に判断をするということであります。

○世耕弘成君 

じゃ、適切に判断するって、何でわざわざ事務次官名で通達出したんですか。撤回してください。要らないじゃないですか。それぞれ判断するんだったら、それぞれ判断しろと言っておけばいいじゃないですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

これは自衛隊の幹部に十分な審議をさせた上で整合性の取れた集約として出したわけでありますから、撤回に当たらないと。

○世耕弘成君 

また事務方のせいにしているじゃないですか。大臣の判断として、今、施設外はいいと、友好団体だったらいいとおっしゃったんですよ、歴史のある団体だったら。撤回してくださいよ。完全にこれ、通達の内容と大臣の答

弁が矛盾しますよ。これ以上聞けないですよ。

○国務大臣(北澤俊美君) 

極めて妥当な内容でありますので、撤回の必要はありません。

○世耕弘成君 

先ほどから繰り返し施設内のことを私は言っているんだと、施設外は違うと、今テレビで見ていらっしゃる方も明確に受け止めていますよ。だったら、施設外のことを書いているこの通達はおかしいじゃないですか。撤回し

てください。答弁とこの施設外の整合性……(発言する者あり)あるあるじゃなくて、今施設外はいいとおっしゃったのに、これに書いてあること、これの整合性が取れません。撤回してください。

○国務大臣(北澤俊美君) 

再三申し上げていますように、友好団体はまず、長い歴史の中でありますからそれはもう当然のことでありますが、どういう団体からどういう会合で呼ばれるかというのはその都度違うわけでありますから、それについての

判断基準を申し上げたわけであります。(発言する者あり)

○委員長(前田武志君) 

このまま続けてください。(発言する者あり)
 それでは、後刻議事録精査の上、理事会においてまた協議をいたします。

○世耕弘成君 

これ大変、そんなことで済みません。今これ、表現の自由にかかわる、憲法上の人権にかかわる、違反している通達を事務次官名で出している。その通達の中身と大臣の答弁が一致しないんですよ。表現の自由にかかわるこ

とですよ。そして、部外のイベントにまで言及している。集会、結社の自由にもかかわることですよ。どうするんですか、これ。ちゃんと御答弁ください。

○国務大臣(北澤俊美君) 

世耕議員、この通達のところで部外の団体が主催すると、ここだけおっしゃっておるんですね。この後に、行事への参加を依頼され、かつその参加が来賓としてのあいさつ又は紹介を伴う場合は、当該隊員の、行事に複数の

隊員が参加を依頼された場合にあってはその代表者ということでありますが、以下のとおり対応すると、こういうことになって、六十一条から始まって、先ほど来、自衛隊法で禁止されている政治的な行為についてよく判断

をしろと、こういうことになっている。先ほど来言われているのは、ただ単に部外の団体が主催するところへ行っちゃいけないのかと、こうおっしゃられますけれども、それは、参加を依頼されて、かつ来賓としてあいさつ

又は紹介を伴う場合と、こういうふうに申し上げております。

○世耕弘成君 

いや、だけど、自衛隊の人が来なきゃ成り立たない式典、イベント、いっぱいあるんですよ。父兄会だってそうですよ。OBの、現役の制服組の人が来て、息子さんたち大切に預かっています、お嬢さんたち頑張っています

と言わないと駄目なイベントだっていっぱいあるんですよ。そこで政治的な発言があると事前チェックした場合、来なくなったらその会流れちゃいますよ。どうするんですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

これを読むとお分かりだと思いますけれども、ここの団体の方々がどんな発言をするかなんてことは全く言っていないんですよ。自らが来賓としてあいさつ又は紹介を伴うと、こういうふうに規定しておりますから、非常に

狭い範囲での指示であります。

○世耕弘成君 

今の答弁、完全に間違っていますよ。これ、大臣がこの通達読んでないっていうのがよく分かりました。二の(二)、参加を依頼された行事に法六十一条及び令八十七条の規定に抵触するおそれのある内容が含まれていない

ことを確認し、当該確認ができないときは当該行事に参加できないことと書いてあるじゃないですか。(発言する者あり)

○国務大臣(北澤俊美君) 

事の重大さが分かっているから国民に向けて理解を深めていただくように申し上げておるわけでありまして、この全体からいえば、この二の最後の(二)は極めて妥当な指示です。

○世耕弘成君 

ちょっとこれ、全然答弁になってないです。質問これ以上聞けない。(発言する者あり)

○委員長(前田武志君) 

世耕委員、質疑を続けてください。

○世耕弘成君 

一番最初に、施設外で開かれるものには文句を言わないと言ったんですよ。ところが、実際にこの第二項では部外の行事もチェックしろと書いてある。それも来賓で行く場合だけチェックすればいいんだとおっしゃったけれ

ども、これ(二)では、完全に政治問題に抵触するような場合は、確認ができない場合は当該行事に参加するなと書いてあるわけです。全然おっしゃっていることが違う。

○国務大臣(北澤俊美君) 

これは省内の協議の中で、過去の、省内の協議の結果こういうものを作って私が最終決断をしたということでありますから、はなから話を聞かないという態度は議会政治の中では成り立ちませんから、それはもう世耕議員は

非常によく分かっていただいている。ただ見解が違うというだけでありまして。
 私は、こういう場合は、部隊でもいろんな経験をしておりますから十分に判断能力はあるという前提の下でやっておるわけであります。

○世耕弘成君 

もう今の結果、表現の自由、国民の自由に発言をする権利、自由に集会を開いてイベントを開く権利を制限をする通達を、全く中身を十分理解しないまま、今聞いても、聞くたびに言うことが違う。で、最後は省内で協議し

たからと。こんな省令を出すような大臣を私は認めることはできない。
 もう一つ大きなことを聞かせていただきます。
 先ほどから金科玉条のように自衛隊法六十一条をおっしゃっています。これは、国家公務員法にも全く同じ規定があります。地方公務員法にもあります。国家公務員法で百二条、事実上、自衛隊法六十一条の隊員を職員と

読み替えただけの法律です。国家公務員にも政治的行為は当然規制をされているんです。官房長官、どうお考えでしょうか。

○国務大臣(仙谷由人君) 

今百二条に同じ規定があるということをおっしゃられたわけでございますが、突如御指名いただきましたので、確認してからと思って今ここに立っております。
 確かに六十一条と百二条は同じであります。ただ、政令で定める政治的行為、この中身は、人事院規則で定める政治的行為に百二条の方にはなっておりますので、この自衛隊法施行令八十六条、八十七条と人事院規則、こ

れが政治的行為の個別特定、これが同じかどうかは、今のところ詳細には確認できておりません。

○世耕弘成君 

これ、法の精神としては、国家公務員も地方公務員も自衛隊員も学校の先生も全く同じ精神ですよ。これ、国家公務員でこういう形で自衛隊と同じ精神で規制をされているということは、じゃ、霞が関の庁舎内においてもこ

ういう入間であいさつされたような人は呼ばないということでよろしいんですか。

○国務大臣(仙谷由人君) 今、法の精神と言われました。公務員という世界では、同じように政治的な中立性が求められると思います。そしてさらに、この【暴力装置でもある自衛隊】……(発言する者あり)まあある種

の、ある種の軍事組織でありますから……(発言する者あり)

○委員長(前田武志君) お静かに願います。お静かに願います。

○国務大臣(仙谷由人君) 

軍事組織でもありますから、これはシビリアンコントロールが利かなければならないと。それから、まあ戦前の、戦前の経験からしまして、決して……(発言する者あり)じゃ、実力組織というふうに訂正させてもらいます

。実力組織でありますから……(発言する者あり)

○委員長(前田武志君) 

質疑者以外の方は質疑の妨げになります。御静粛に。

○国務大臣(仙谷由人君) 

実力組織でありますから、これは特段の政治的な中立性が確保されなければならないということだと思います。

これは、これは……(発言する者あり)新解釈じゃありません。

やっぱりこれは戦前の経験を、いわゆる軍国主義という経験をして、その中で、中からも外からも非常にある種の政治性の強い働きかけやあるいはその行為に、それに呼応する動きが出てきてあのようなことになったわけで

ありますから、特に実力組織としてはより念を入れた特段の政治的な中立性が保障されるべきだと。

そのために、一般の国家公務員ではここまでだということであっても、関与を疑われるような行為もやってはならないと、あるいはそれに巻き込まれるようなことにならないように注意してくださいよと、こういう通達だと

思います。

○世耕弘成君 

きちっと議事録に残す必要があるので、自衛隊のことを暴力装置とおっしゃいました。これ、現場の隊員のためにもきちっと撤回と謝罪をしてください。

○国務大臣(仙谷由人君) 

そのとおり撤回をして実力組織と言い換えます。

○世耕弘成君

 謝罪、謝罪、謝罪も求めたんです。(発言する者あり)

○委員長(前田武志君)

 世耕委員、もう一度、もう一度御質疑ください。

○世耕弘成君 

撤回だけじゃなくて謝罪もしてください。

○国務大臣(仙谷由人君) 

法律上の用語としては不適当でございましたので、自衛隊の皆さん方には謝罪をいたします。

○世耕弘成君 

このように、表現の自由に関してももう解釈はめちゃくちゃだということがはっきりしました。自衛隊を暴力装置として見ている、こういうことも分かりました。
 この皆さんが、今、表現の自由だけではなくてもっと大きな権力の濫用をしているんじゃないかという疑いがあります。

○国務大臣(仙谷由人君) 

 今回は、たまたま菅内閣、民主党政権をぶっつぶせという話、そういうお話でありましたけれども、これは別に民主党、菅内閣に批判的な発言であろうと、他の党を非難、批判する発言であろうと、自衛隊施設の中で隊員

が、多くの隊員がおる場で、それはおのずから、政治的な行為に関与させたとか、あるいはもう少し言えば、自衛隊員をある一定の政治的方向に向けさせようとする、慫慂する発言は御遠慮いただきたいという程度の通知、

通達は、これは私は許容されると思います。

○世耕弘成君 

 全く許容されません。航空祭に来賓の人が赤いリボンを付けて、いつも自衛隊を一生懸命応援している人が自分の気持ちを語ること、これ、全く表現の自由を規制するような、普通は明白かつ現在の危険がないと駄目なん

ですよ、これは、制限するときは。完全に過剰だと思います。
 じゃ、防衛大臣に伺います。
 市ケ谷の防衛庁の施設、あれは自衛隊の施設内、入間基地と同じ解釈でよろしいですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

基本的にはそういうことであります。

○世耕弘成君 

じゃ、その市ケ谷の施設内に防衛大臣あるいは政務三役の後援会の皆さんとか来られたことないですか、お答えください。

○国務大臣(北澤俊美君)

 防衛省は、防衛行政、自衛隊について国民の理解を得るためにわざわざ二時間のコースをつくって中を見学していただくような施設を造っておりますので、たくさんの皆さんがおいでになります。

○世耕弘成君 

いやいや、大臣室に後援会の方来られましたか、どうでしょうか。

○国務大臣(北澤俊美君)

 もちろん私に面会を求めて来る方もおいでになります。

○世耕弘成君 

防衛大臣の部屋は別に見学コースには入っていないですよね。一般の人行けないですよね。

○国務大臣(北澤俊美君)

 もちろん見学コースには入っておりませんが、私と面会をしたいという人は、私はどなたでも極力お行き合いするようにしております。

○世耕弘成君 

大臣の選挙を応援している人が大臣室に来て大臣と記念撮影したりする、これまさに選挙運動、政治行為そのものじゃないですか。入間の基地で駄目だというんだったら防衛省の施設内でも禁止すべきだと思いますが、いか

がでしょうか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

これは少し広げ過ぎたお考えであって、十分分かっておいででお話しされていると思いますが、このことと今回の事案は全く違うわけでありまして、しかも、私もこの問題については、報告を受けた後、非常に深刻に受け止

めて、この問題をどうするかということで、局にも、それから統幕、陸幕、空幕、陸幕、その諸君に、この問題について自衛隊法に基づいてどう処置するかをまず議論して私のところへ上げてくれということで議論をさせて

、ほぼ、ほぼ……(発言する者あり)

○委員長(前田武志君) 

お静かに願います。

○国務大臣(北澤俊美君) 

極めてこれ我が国にとって重要なことを質問していただいているんで、私も自衛隊の、防衛省の立場をしっかり理解していただきたいと思っているんですよ。
 そこで、ほぼ一週間議論した結果を上げてきていただいて、政務三役と幹部との間で議論をしてこの通達に至ったわけでありまして、民主党が批判されたからやったなんてことではないんで、一番大事なことは、一番大事

なことは、菅総理は自衛隊の最高指揮官なんですよ。その最高指揮官を自衛隊員の前で誹謗中傷といいますか、辞めさせなきゃ駄目だと。規律を大切にする自衛隊という組織の中にあって、そういうことがまかり通れば規律

が崩れていく。そのためにこの自衛隊法があるわけでありますので、御理解をいただきたい。

○世耕弘成君 

 民主党が批判されたからじゃないとおっしゃいましたけれども、今日の産経新聞の社会面に非常に重要な記事が出ています。
 民主党の松崎哲久衆議院議員、この議員が元々、前、お祭りに呼ばれたときに、自分が駐車場まで歩いていくのを面倒くさいと、近くまで車持ってこいと言ったら、それ一方通行だから駄目ですと言われたら、おれをだれ

だと思っているんだと言って押し問答になって、最終的には、報道によれば自衛隊員の胸ぐらをつかむ事件もあったと言われております。
 事実関係把握されておりますか、大臣。

○国務大臣(北澤俊美君) 

事実関係は全く把握しておりませんが、今朝、事務方からそういう新聞の記事のコピーを見せられました。今はお話しになりましたけれども、そこまでのところじゃなくて、記事はその後に、松崎議員はこれをすべて否定し

ていると言っておるわけで、おっしゃっていただくなら、今日はテレビもやっていますから、記事を利用するなら是非そうしていただきたい。これはフェアで。

○世耕弘成君 

 じゃ、それでしたら、産経新聞はさらに、松崎議員が、そのこともあったので、今回の十一月頭の航空祭での来賓の発言について、また怒り狂って防衛省に対して働きかけたんじゃないかと記事は書いてあります。
 今回この通達を出すに当たって、この松崎議員からの働きかけはありましたか、なかったですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 私も含めて政務三役のところへは、全くどなたからも連絡がありませんでした。

○世耕弘成君 

全くなかったということですから、それは、じゃまた後で確認をさせていただきますけれども。
 じゃ、大臣、今回のこの通達、もう一つ重要なことを言っているんです。部外でも政治的な行為と取られる場合があるかもしれないから、ちゃんと確認して、政治的行為と取られる場合は行くなと書いてありますね、来賓

で呼ばれるとき、あいさつをするときは行くなというふうに書いてあります。これ、部外のイベントにまで介入するということですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

これは、先ほど来も申し上げておりますように、誤解を招くようなという表現をしておりますので、その辺は防衛省・自衛隊の、まあ自衛官でありますね、これがそういうところには参画をしない方がいいと、そういう意味

であります。

○世耕弘成君 

じゃ、例えば部外のイベントで有識者の講演があるときにその講演内容までチェックされるんですか、誤解を招くおそれがあるかないかをチェックするために。

○国務大臣(北澤俊美君) 

基本的には自衛官はそんなにいろんな会合へ出ているわけではなくて、地域の行政の会合とか、そういうのには私らの方から積極的に参加するように言っております。

○世耕弘成君 

 いや、防衛大臣、全く現場御存じないですね。自衛隊の現場の人は少しでも地域に溶け込もうと思って、いろんなイベントに顔出していますよ。
 例えば私たち、例えばですよ、私なんかは自衛隊にお子さんを出されている父兄会なんかよく行きます、和歌山の地元で。そういうときに私もあいさつしますよ。そこは必ず制服の方来ています。そこはどうですか。参加

していいんですか、悪いんですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

 そういうことはもう積極的に出るように。今、各基地の町村長さんたちが私のところへ来て言われるのは、大変有り難いと、積極的にお祭りにも参加してくれる、そしてまた、いざというときには様々な救助の手を差し伸

べてくれると。今は五十数年の中で本当に、様々ないきさつもありましたけれども、これほど国民に信頼されている時期は、今までの中では一番、頂点に達しているのではないかと、そのように考えております。

○世耕弘成君 

 それが現場の自衛官の努力ですよ。
 私、これからも自衛隊の会に出ますよ、父兄会とか隊友会とか防衛協会とか。あいさつ、マイクを渡されたら、私、必ず尖閣問題は民主党のせいで起こったと言いますよ。民主党政権もやっぱりつぶさなきゃいけないと私

言いますよ。その会合に和歌山の自衛隊の人出ていいですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

 今隊友会と言われましたが、隊友会はこれはOBの会でありまして、OBの会に招かれれば、それは参画をいたします。

○世耕弘成君 

 いや、そこで私、隊友会で、じゃマイク握って、民主党政権ひどいと、ぶっつぶそうと、このままじゃ国が滅びると本当に思っていることを言いますけれども、いいですか。そこへ制服の人が参加しても、大臣、後でこの

入間の事件で出た通達に違反だということで処分とかそういうことにはならないですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

隊友会に参加をして、その場でどなたがどういう意見を言われたかということをもって隊員に対して処置をするなんということは毛頭考えておりません。

○世耕弘成君 

じゃ、全く整合性が取れないじゃないですか、入間の事件と。入間も全然、航空ショーに参加した自衛隊を愛する人、国の防衛を考えている人、その中のふだんから特に付き合いが深い、一生懸命貢献してくれている防衛団体、関係団体の代表の人があいさつをした。私が隊友会で民主党批判するのと、その人が航空ショーで民主党批判をするのと、どういう違いがあるんでしょうか。

○国務大臣(北澤俊美君)

 世耕議員は世耕議員の議論を整合性を果たそうとされている気持ちは分かりますけれども、先ほども申し上げたように、自衛隊法六十一条、八十六条、八十七条、これによって施設内でやることを申し上げておるわけであります。

○世耕弘成君 

いや、でも施設外も同じように配慮しろと書いてありますよ。じゃこれ、施設外を、最低限施設外のところは削除してもう一回流し直すべきじゃないですか、今おっしゃっているんだったら。

○国務大臣(北澤俊美君) 

これは、自衛隊の施設の中で発言をされる方にあらかじめ自衛隊法の趣旨を理解をしていただくと、そういう意味であります。

○世耕弘成君 

じゃ、どういう場合、これ、来るのを控えてくれと、参加を控えてもらってくれと書いてあるんですが、どういう場合に参加を控えてもらうんですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

自衛隊としての、自衛隊法に基づく趣旨に反して発言を私は是非そこでしたいと、こういうような人に対しては、それは自衛隊の、そのものが法に違反するので控えていただきたいと、こういうふうな意味です。

○世耕弘成君 これ、国による事前検閲ですよ、個人の発言に対する。
 これ、一応法制局長官役は官房長官がやることになっているんですね。憲法との関係でどうお考えですか。

○国務大臣(仙谷由人君)

 法律論、一般論でありますが、言論の自由とか、私どもは表現の自由というのは持っています。しかし、ある一定の場所とか時間帯とか、あるいは対象人員を相手にしたときの表現にある種の制約があり得ても、それは甘

受しなければならないという場合があると、こういう……(発言する者あり)いやいや……(発言する者あり)

○委員長(前田武志君) 

質疑の妨げになりますので、御静粛にお願いします。

○国務大臣(仙谷由人君) 

 法律論というのはそういうことだと思います。
 したがって、自衛隊法の範疇では、先ほどから防衛大臣申し上げているように、八十六条、八十七条ということで、とりわけ政治的な目的による行為が隊員はまずはやってはいけないと。で、六十一条には隊員はという主

語になっていますけれども、この行為に関与してはならないということが書かれております。
 私は、今度のことを拝見しましても、今、世耕議員がくしくもおっしゃった、自民党を批判したと、この人は自民党を批判した人であると、批判もしたことがあると、こうおっしゃいました。私は、自民党を批判したそう

いう発言が、やっぱりそのことに、隊舎の中であるいは防衛庁の施設の中で自衛隊員を対象にその種の議論をしたことがあったとすれば、それも本来は御遠慮いただくような話だったと思います。
 つまり、じゃ、これ、選挙期間中に彼が何らかの催しに来て、どこかの政党を批判し、支持するということがいいでしょうか。だから、ある期間は制限をされるとか、民間人であろうとも隊舎の中では、自衛隊施設の中で

は制限されるとか、そうしないと自衛隊員が関与したという誤解を受けるようなおそれがあると、だから御遠慮いただきたいという通達を出したんだろうと、私は今度の通達を拝見しております。

○世耕弘成君 

 言論の自由というのは憲法の中でも一番大切にしなきゃいけない権利。これを制限するときというのは明確な基準がなきゃいけないんですよ。これはもう非常に最高裁の判決でもはっきりしています。海外の判決でもはっ

きりしています。基準を示してください。どういうところが駄目なのか。

        仙谷官房長官の「暴力装置発言」についての議事録(全文)(1)

176-参-予算委員会-6号 平成22年11月18日

○世耕弘成君 

 今、もう一つ新しい問題が昨日から起こっています。入間基地での問題です。
 テレビ御覧の方でまだ御存じない方いたらいけないので、概要だけ言います。
 入間基地の航空祭で民間団体の長が来賓としてあいさつをして、民主党政権の批判をしました。そして、出席した民主党議員が怒って防衛省側が対応を求められていた。そして、防衛省は事務次官名で通達を出して、自衛

隊主催、敷地内で開催される行事に外部の団体が参加する場合には、政治的行為を行っていると誤解を招くようなことがないように要請しろと、当該団体の行為により政治的行為をしていると誤解を招くおそれがあるときは

参加を控えてもらえと。
 またさらに、自衛隊の施設の外で部外の団体が主催する行事の参加依頼があったときでも、政治的行為に抵触するおそれのある内容が含まれていないことを確認し、確認できない場合には参加するなと。そしてさらに、相

手に対する依頼文の文例まで付いていて、自衛隊の施設内などにおいて自衛隊員の政治的中立性に誤解を招くような発言を控えていただくようお願いするという通達が流れているわけです。
 これ、まさに民間人の自由な発言を制限する行為だと思いますけれども、菅総理、どうお考えでしょうか。

○委員長(前田武志君) まず、北澤防衛大臣。

○国務大臣(北澤俊美君) 

 お答え申し上げます。
 昨日もお答えをしたところでありますが、防衛省の基本的な考え方を御理解いただければ有り難いと思います。
 自衛隊は厳格なシビリアンコントロールの原則の下に置かれた実力集団でありまして、自衛隊法で規定する政治的中立性が確保されることは極めて重要であると、このことは御理解をいただけると思います。このような趣

旨から、自衛隊員は自衛隊法により特定の政治的行為を禁止されておるわけであります。例えば、特定の内閣を支持し、又はこれに反対する目的で国の庁舎、施設等を利用させることは禁止をされておるわけであります。
 そこで、先般、自衛隊施設内で行われた行事において部外の団体の会長が特定の内閣に反対する旨の発言を行ったわけでありまして、このことについて申し上げますと、この会長の発言であります。

【菅総理は自衛隊の最高指揮官であるが、このような指揮官の下では自衛隊員は身を挺して任務に当たれ

ない。皆さん、どう思われますか。領土問題がこじれたのは民主党の責任。菅政権は冷静だと言われてい

るが、何もしないだけ。こんな内閣は間違っている。現政権の顔ぶれは左翼ばかり。

みんなで一刻も早く菅政権をぶっつぶして、昔の自民党政権に戻しましょう。

皆さん、そうでしょう。民主党政権では国がもたない。】

こういう発言であります。

 ここのところは是非冷静に国全体のことを考えていただきたいと思うんでありますが、自衛隊施設内におけるこの発言により、自衛隊がです、自衛隊が特定の内閣を支持し、又はこれに反対する目的で国の施設を利用させたと誤解を招くおそれが生じたものと考えられます。

したがって、防衛省としては、こうした誤解を生じさせるような事案が再度起こらないようにするために事務次官通達を発出して、各種行事に主催し、又は施設を提供する自衛隊の施設の責任者に対して、防衛省・自衛隊が主催し、又はその施設内で行われる行事に部外の団体が参加する場合は、自衛隊側が法律で禁止された政治的行為を行っているとの誤解を招くおそれのある行為をすることがないよう、部外の団体に対して要請することなどを求めたところであります。

 したがって、この通達は、部外の団体の言論を統制するものではなく、いわゆる【自衛隊の政治的中立性の確保の重要性】について理解と配慮を求めたものでありまして、全く撤回する考えはございません。
 なお、通達その他についてはすべて明らかにして、資料は自民党の皆さん方も要請されるものは全部出しております。

○世耕弘成君 

来賓であいさつされているんですよ。自衛隊の人があいさつしたわけじゃないんですよ。その場に来て何を発言するかは自由でしょう。じゃ、テレビの番組で自民党批判していたら、そのテレビ局は自民党を批判したことになるんですか。違いますよ。出てきた人は自由に意見を言っていいんですよ。それ、どういうふうにお考えですか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

ここのところが誤解をされているんでありまして、私は、個人がどういう思想、信条で発言されても、それは我々は全くそのことには関与すべきではない。

ただ、自衛隊の施設の中で政治的行為は禁止されておるわけであります。六十一条と八十七条をよく御理解いただいた上でおっしゃっておるとは思いますけれども、私は、自衛隊が政治的中立性を担保するということは自衛隊の国民に対する信頼感の基礎になるわけでありまして、そのことは是非御理解をいただきたい。

○世耕弘成君 

 施設内で開かれた行事であいさつして、どこが政治的行為なんですか。

【この自衛隊法が禁止している行為は、施設内でビラを配ったり、そこで選挙運動をやったり、特定の候補者の演説会をやったり、そういうことを禁止している】

という解釈だと思っていますが、大臣、どうでしょうか。

○国務大臣(北澤俊美君) 

世耕議員はその辺をしっかりお調べになった上の御発言で、ここの見解の違いを申し上げさせていただきたいんですが、

自衛隊法施行令八十六条で、特定の政党の支持又は反対、特定の内閣の支持又は反対等を政治的目的と規定しております。

また、八十七条で、政治的目的のために庁舎、施設等を利用させること等を政治的行為と規定を……(発言する者あり)いや、法律で規定をされております。

そこで、自衛隊法六十一条は、政令で定める政治的行為をしてはならないと規定をされておるわけであります。

○世耕弘成君 

このあいさつをした来賓の人は極めてフェアな人なんですね。自民党政権時代も同じお祭りに来て自民党政権に厳しい発言をしておられます、これは。靖国神社に総理大臣が参拝しなかったときも大変厳しい批判を、あいさ

つをされております。全く私は問題のないフェアな人の発言だというふうに思います。
 じゃ、この通達でいけば、いいですか、来る人が政治的な行為をしていると誤解を招くおそれがあるときは控えてもらえと書いてあります。政治的な行為をしていると誤解を招くおそれがあるかどうか、どうやって知るんでしょうか、自衛隊の人は。

           ー自民党こそ謝罪すべきではないのかー

 先日の参議院予算委員会の代表質問において、自民党・世耕議員は、自衛隊の
政治的中立性を損なう政治的行為として
「自衛隊基地内でのビラ撒き行為」などがそれに当たると述べていたが、それで
はお聞きしたい。
 昨年12月13日の自民党広報本部主催の「自衛隊横須賀基地を小泉進次郎議
員と共に見学するツアー」において、
自民党谷垣総裁のカレンダーまで配布されたが、これは自衛隊法第61条に抵触
しないとでも言うのか。
 防衛庁事務次官通達を問題にする前に、自民党広報本部主催の「自衛隊横須賀
基地を小泉進次郎議員と共に見学するツアー」
の問題をクリアーしてから、質問すべきではないのか。
 また自民党こそ自衛隊法違反に当たる政治的行為をしたことに対して、国民に
謝罪すべきだろう。

(参考資料)

  【自民党は自衛隊を「政治利用」してはいけない】

                              ヨウスケ

昨年12月13日に自民党広報本部が主催した「小泉進次郎議員と共に自衛隊横
須賀基地を見学するツアー」は、自衛隊の政治利用にはならないのか。「○○議
員と共に国会を見学するツアー」とは、わけが違う。相手は「暴力装置」なので
ある。このことをマスコミは全く指摘せず、報道だけしているのは何事か。北沢
防衛大臣も、懸念を表明すべきだ。

 自衛隊自身の国民へのPR活動なら、自民党の政党活動とは別にやればいいで
はないか。政党とは、一定の政治理念に基づいて行動することを目的とした組織
であり、自衛隊は、国民の生命と財産を守るための防衛組織である。全く目的が
違っている。実態としても、参加者に対して谷垣自民党総裁のカレンダーを配布
している以上、自民党の宣伝活動が主たる目的であることに間違いは無い。しか
も、自衛隊横須賀基地内でのスピーチで、民主党政権批判を堂々とやっているで
はないか。

 これでは、国家の機関としての自衛隊が、特定の政党(政治団体)の宣伝活動
に協力していることになるではないか。訪問者の募集活動も自民党広報本部が行
なっており、自民党建て直しのための、宣伝活動であることは明らかだ。自衛隊
という国内最大の武力組織が、特定の政党(政治団体)の宣伝活動を支援すると
いうことの恐ろしさについて、どのマスコミも問題にしていないのは、フシ穴と
いうほかないではないか。

 自民党・小泉進次郎議員の自衛隊ツアーは、政治的中立性を謳(うた)う自衛
隊法第61条違反であることは明白ではないか。マスコミ報道は、自民党のPR
戦略に追随して便乗報道するばかりで、自衛隊法違反への言及がまったくなされ
ていない。これもまことに不可思議というほかはない。

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