橋下・石原・維新の会

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           橋下版『維新八策』の自己矛盾(二)


 TVタックル(3月5日放映)において、橋下版「維新八策」の「地方交付税交付金の廃止」について

の議論がなされていたが、山口二郎北大教授らの批判は正しい。       

「維新八策」支持派の中田宏・元横浜市長や大村秀章愛知県知事らの主張は、都市部の住民の利益を守る

観点に立つ非常に視野の狭いものだ。それに対して山口教授の批判は「都市部と地方の格差が拡大する一

方だ」というものだが、その見解をさらにつきつめると、「地方の過疎がいっそう進展し、地方から都市

部への人口流入によって、地方には人が住まなくなる」ことを招来することになる。

そうなると「国土の均衡的発展」という日本国の国是が崩壊してしまうという事態が生まれて来るのでは

ないか。

 また橋下氏が、中央集権体制から地方自治の拡大を主張するならば、「霞ヶ関の解体」のみならず、

「東京一極集中の解体」まで踏み込むべきだろう。中央集権体制と東京一極集権体制とは表裏一体のもの

ではないのか。したがって「道州制」の導入を主張するというのならば、「東京一極集中の解体」、

大都市人口の地方分散までを視野に入れた方向で政策構想を練るべきであろう。                         

         橋下版『維新八策』の自己矛盾

 橋下徹大阪市長のウリは、抵抗勢力と容赦なく闘い、その強力なリーダーシップを発揮しての実行力で

あろう。「維新八策」なども、一つ一つの政策を見れば、特に目新しいものではないにしても、それが単

なるアイデアに終わらせずに実際に実現して見せる、というのが橋下プラン・維新八策のウリではないの

か。「みんなの党」の江田憲治幹事長などは、かねてから自分たちが主張してしたことばかりだ、という

感想を漏らしていた。「みんなの党」が勘違いしているのは、渡辺喜美代表が常日ごろ、「誰がやるか」

ではなく「何をやるか」が問題だと言っている点である。国民が求めているのは、「誰ならやれるか」と

いうところに来ているのだ。

 特に「首相公選」「参議院廃止」などは、「維新の会」が政権を取らないかぎりできないことではない

のか。だとすれば、橋下氏は、「オレに政権を取らせてくれるならやってみせる」というのが「維新八

策」ではないのか。にもかかわらず、橋下氏自身は、国政に打ってでるつもりはない、と言っている。そ

れが本当なら、「維新八策」に対する責任感はまるでないということになるではないか。

橋下氏が、本気で「維新八策」を世に問うのなら、「橋下政権」を樹立して、実行に移す覚悟ができてい

なければならないはずだ。        

橋下氏抜きの「維新の会・政権」が現実的にありえるはずもなく、そんな政権ができたところで、簡単に

つぶされるのは目に見えているではないか。

 橋下氏が、本気で「維新八策」を世に問うというのなら、大阪市長任期満了後は、国政に進出して

「橋下政権樹立を目指す」とハッキリ言うべきだ。

「自分は国政進出しません」「維新八策は実行に移したい」というのなら、国民をあまりにもバカにして

いると言わざるを得ないではないか。

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 私は、橋下市長の大阪都構想をはじめとする行政改革に対しては、全面的に支持する立場にあるが、教

育改革の部分については賛成できない。特に日の丸・君が代斉唱の際の不起立行為に対する、処分の強化

に対しては、一言反論しておきたい。

 橋下氏の論理は、

「公務員である以上、服務規程に違反した場合は処分されて当然だ。

規則を守ることを教える立場にある教育者が、法律を破っては生徒を指導できないではないか」

というというものでした。

 これは教育というものの何たるかがまるでわかっていないことを証明している。

たとえば歴史教育の内容をしっかり理解しているのだろうか。単なる歴史教科書の知識を暗記すれば、

学力テストの点数が上るだろうという程度の理解しかしていないのではないか。  

たとえば歴史教科書で、幕末の志士・吉田松蔭が出て来るが、吉田松蔭などは、当時の国禁(国法)

を犯してペリーの黒船に乗り込み、米国渡航を企て、幕府から処罰された人物ではないか。

尊皇攘夷の思想家として、国法を犯しても、自らの政治信条を貫いた人物を、今日の我々は、

維新の功労者として敬意を持って教えるのが、歴史教師の役割なのだ。

橋下氏の維新の会は、幕末・維新の志士たちに尊敬の意思をお持ちであろうが、橋下市長の提唱する

「船中八策」も、坂本竜馬に自らをなぞらえての提案であろう。

その坂本竜馬も、土佐藩の脱藩浪人であり、当時脱藩行為は捕まれば入牢・切腹もありえるほどの違法行

為であったではないのか。

 これは社会科だけではない。理科においてもガリレオは、自らの信念・真理を貫いて、裁判にかけられ

牢獄に入れられた。そういうことを教えるのも、教育なのだ。

世間の常識に対して、自らの信念を貫いて「ノー」を主張することも、教育内容に含まれているというこ

となのではないか。だからと言って教師が率先して、範を示す必要はなく、教育者の職責外であることは

当然であるが、吉田松蔭などは、日本の教育者として、今も学ぶべき人物であろう。

松蔭などは、テロリストの一面さえ持っていた人物であり、実際、昭和初期の昭和維新運動においては、

松蔭のテロリズムの影響を受けたことは確かなのではないか。

 公教育の場だからと言って、年代と事件さえ丸暗記すれば、学力がつくんだ。幕末の志士たちが、国禁

を犯したことは教えるなとか、幕府要人に対するテロ行為は教えてはならないということにはならないだ

ろう。そんなつまらない歴史教育こそ、教育者の責任放棄でしかないだろう。

 私自身は、国歌・君が代は教育現場においては尊重されるべきと思うが、自らの政治信条・思想信条に

忠実たろうとして不起立の教師がいた場合、その行為だけに対して厳罰に処するということには反対であ

る。

軽い処分で済ます程度で十分である。

橋下氏の「公務員には、遵法精神が重要だ。

子供たちに、遵法精神を教える立場にある教師が、自らの政治信条に基づいて不起立を貫くなら厳罰に処

すべきだ」というのは、法律家(弁護士)にありがちな、「法律万能主義=法的原理主義」者の発想では

あっても、教育について不勉強な主張でしかない。
 
私としては、今後とも橋下市長に対しては、国政進出も含めて全面的に応援していきたいが、橋下氏の教

育観については、一言批判しておくしだいである。      

石原都知事の涙の意味

      石原都知事の涙の意味

 福島原発の放水冷却作業に参加した東京消防庁のハイパーレスキュー隊の活動報告会において、石原慎

太郎都知事は、隊員の勇気ある行動に対して、涙を流して感謝と慰労の言葉を送ったという。      

石原都知事は、以前に「知覧の特攻隊」を題材にした映画を作ったこともあり、自らの危険をも顧みず

職務を遂行したハイパーレスキュー隊の勇猛果敢な無私の精神の中に、特攻隊の精神を垣間見たのであろう。

また命令権者である石原都知事自身の立場に立ってみて、特攻隊を送り出す司令官の気持ちが理解でき、

感極まっての涙であったということなのだろう。                 


今回の石原都知事の涙が、以上のような国家観に基づく純粋な涙であったであろうことは、何人も否定

はできないであろう。                

そこで、この石原都知事の涙の意味するところのもう一つの側面について検討してみたい。彼は、今回

の地震・津波が起きた時に、「地震・津波は天罰だ」という発言をして、国民の顰蹙(ひんしゅく)を買

い、撤回・謝罪に追い込まれている。これは4月の都知事選挙を目前に控えた石原氏にとっては、非常な

ダメージであったことは十分に想像される。ここで東京消防庁のレスキュー隊員に死傷者を出すというこ

とにでもなれば、命令権者である石原都知事の責任問題にもなることを非常に恐れていたはずである。都

知事選挙を目前にして、ダブル・ダメージを受けることになると思っていたのではないか。      

      
したがって、今回の石原都知事の涙には、「危険を顧みずによくがんばってくれた」という感謝の涙

(都民を代表する都知事としての涙)と、「よく無事に帰って来てくれた」という安堵の涙(都知事候補

としての涙)と、二つの意味があったと推察されるのである。                     

「日本創新党」と「みんなの党」との違いはどこか   ヨウスケ  
 
2010年4月21日(水)11時53分 削除 
 日本の財政危機を訴え、公務員改革(給与削減)を主張している点では日本創新党もみんなの党も同じようにも思えるのだが、みんなの党の江田憲司議員によると「国家観」の違いが決定的であるという。日本創新党の結党宣言を読むと、彼らの超保守的国家観がはっきり主張されており、経済・財政政策における新自由主義的傾向は、みんなの党と共通しているが、みんなの党は国家観においては中道的立場であり、超保守的な日本創新党とは一線を画すということらしい。
 そこでマスコミの取り扱い方であるが、どういうわけか、日本創新党の主張する超保守的な国家観については、まったく言及しようとしないのはどういうわけか。中田氏も、国家観、国家観と言いながら、その超保守的な国家観の中身については、テレビなどではほとんど発言していないのはどういうわけか。
 今年になって、「みんなの党」をはじめとして、新党「立ち上がれ!日本」や日本創新党などの新党が誕生したのであるから、各政党の国家観にいたるまで、テレビでとことん議論すべきであろう。特に中田氏は、次のように言っているのだから、テレビでも議論すべきだろう。
 
「他の政党と創新党の違いは何か。
まず、我が国の国家像として「日本よい国構想」という理念を共有していることです。残念ながら、民主党も自民党も国家像が共有されておらず、いま日本には本当の意味での政党がない状態です。政党とは「主義・主張を同じくする者によって組織され、それを実現するための活動を行う団体」なのであり、「国会議員が5人集まったグループ」ではないのです。我々は、本物の政党を作りたいという思いでした。」(中田ブログ)

私自身は、新党「立ち上がれ!日本」ような爺さんたちが決起するよりも、中田氏のような若手政治家が決起する方がよいとは思うが、彼らの歴史認識の欠落した政治理念は、きわめて脆弱なものであることを指摘しておきたい。中田氏の語る国家観なるものが、歴史観=国家観の結合という困難な手続きを経ていなければ、国民的共感が得られないことは確かなことなのだから。

 
 ・日本創新党 (日本の基本理念)
http://www.nippon-soushin.jp/about/philosophy.html

・日本創新党の立ち上げ 〜これまでの政党と何が違うか1
http://blog.nakada.net/?eid=114255(中田ブログ)

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