高圧ガス販売店の品格

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昨日は東京に行っておりまして・・うっかりブログの更新を忘れていました。

その代り、表題のことについて、いろいろと情報を仕入れてまいりました。
まず、おさらいをすると、

「既報のニュースから見た状況」は以下のようなものでした。

 ・運送会社の資材置き場にあった停滞容器をフォークリフトで移動中に破裂
 ・容器の破片が5m離れた従業員の顔や身体に直撃、15mふきとばした
 ・被害にあった従業員は病院に運ばれたが、容器の激突などが原因で死亡
 ・警察はなぜ容器が破裂したか調査中
 ・酸素容器はおそらく溶接溶断用(販売店の周知が必要)
 ・最近使用していなかった/さびていた

-->>フォークリフトでの移動中に自然破裂した原因と言えば‥‥

イメージ 1
- 写真はイメージです -

このような状態になっての腐食に起因するものと考えるのが妥当です。
フォークリフトで動かしていただけでボコボコ破裂していたのでは、我々溶材商は命がいくらあってもたりません。

しかし、新聞に載っていなかった驚愕の事実とは、以下のようなものです。

 ・容器は破裂していない★←ここ大事
 ・事業所では、容器のスクラップ化を目的にバルブを外す作業をしていた
 ・容器は事業所の倉庫に入っていたモノで、事業所はこれを購入したものかどうか解っていない
 ・容器は酸素数本の他、アセチレンの容器もあった
 ・すでに酸素一本はバルブの取り外しを成功していた
 ・容器のさびは、通常の使用に耐えられる範囲のもので、腐食による破裂が起こるようなものではない
 ・ボンベの一本には2006年のラベルが貼ってあった。これがその容器については最終出荷のようである
 ・周知も取引販売店もなく、容器の一部は倒産した販売店のもの
 ・この事業所は、数年前(おそらく2006年以後)に東大阪に移ってきた
 ・事業所では当日倉庫の整理をしていた
 ・容器は、二本目のバルブを外す作業の最中に、残ガスを噴出して飛翔したようだ
 ・このとき、作業者の証言では「バルブの取り外しを急いだ」と話しているようだ

というようなことが、わかりました。
朝日新聞に載っていた「うち1本が突然白煙を噴き出した。このボンベが5メートルほど離れていた山田さんの腹部や顔にあたった」という表現に、ボンベ破裂の状況を想像していたのですが、実はYOUTUBEにこんな映像があります。


本日詳細が判明したため。社内で保安会議を行った中でも、どうやってバルブを回したか、とか、どうやって回らないよう容器本体を固定したのかということが議論になっていましたが、まあ、この辺りはどちらでもいいと言えばいいことかもしれません。
私は、ひそかに、そのまわりに目立ったものがフォークリフトしかなさそうだったので、こいつがなんらかの役目を果たしていると考えているのですが・・まあ、それはいいです。

それよりも!
「え?なんでバルブをはずしていたの??」
というのは、私だけの疑問ではないはずです。

それを話すために、この事故の様子を聞いて思い出したもう一つの昔、同じ大阪で起こった事故を見てください。

空気ボンベがミサイルに化けてBMW店舗を破壊 
イメージ 2

[大阪府] 2001年2月9日(金) 
 8 日の午前11時20分ごろ、大阪市西成区の路上で、兵庫県西宮市の船舶販売業の男性がスキューバダイビング用の空気ボンベを廃棄するため、ボンベ内の空気を抜く作業を行っていたところ、突然ボンベが宙を舞い、70メートル先のBMWディーラーに飛び込むという事故が起きた。
この男性は古くなったボンベを廃棄するため、現場近くの金属処理業者までボンベを持ち込んだ。が、業者から「ボンベ内に空気が残っているので危険だから引き取れない」と言われ、その場で空気を抜く作業を行っていた。最初は徐々にバルブを開けていたが、内部からの噴出量が少なくなってきた段階でバルブを一気に開放したところ、なんとこのボンベは噴射圧の勢いで空を飛び、そのまま70メートル先にあるBMWディーラー「タナカユキ南店」のショールームのガラスを突き破って、店内に墜落した。
当時、タナカユキ南店の店内には商談中の客3人と、4人の従業員がいたが、幸いにもケガはなかった。しかし、割れたガラスの破片でショールーム内に展示されていたBMWの新車5台(約3000万円相当)には無数の傷がつき、塗装が剥げるなどの被害が出ている。

一時、よく保安講習会で説明してた事故例です。
この事故以来、大阪の産廃業者には教訓ができました。その教訓とは

高圧ガスは危険
バルブ付きは引き取らない
イメージ 3 つまり、裏を返すと
バルブがなければOK
                        さらには・・
ボンベの処分にはバルブの取り外しが必要

という困った結論になっているようなのです。

おそらく、今度事故を起こされた事業所において、ガスを購入した覚えがないなどのことから、高圧ガス販売店との付き合いがなかったものと考えられます。
その事業所が、おそらくはこの場所に移転してくる前から倉庫にあったのではないかと思われるようなボンベの処理を依頼するところは産廃業者のようなところではないでしょうか?

そして上にかいたように、産廃業者はボンベを処分してほしいのなら、バルブを取り外してもらわないと・・という意味のことを言ったのではないでしょうか・・

あくまでも想像ですが、高圧ガスの危険性を知らない、あるいはバルブを開けるための適切な工具、T字型ハンドルのようなものがない、この事業所としては、中のガスを抜くことができず、バールとか、ありあわせの工具でバルブを回して外そうとしたと考えられるのです。

その結果このようなことになってしまいました。
高圧ガスの危険性についての知識不足から起こした事故の犠牲となった、被害者の方のご冥福をお祈りするとともに、その無知から、はからずもお仲間の命を奪うことになってしまった作業者の方も、さぞやかしご心痛のことと憂いております。

今日は、取り急ぎ続報で判明した詳細をお知らせしました。

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