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やはり恐れていた問題が起こっている。
開発途上国レベルの大きな問題がとうとう起きてしまった。
特に不足している産婦人科医の問題で妊婦が死産してしまったのだ。
今朝の毎日新聞によれば、岐阜県内の女性が妊娠9カ月だった04年7月の未明、
激しい腹痛で近くの2次救急病院を受診したが、胃薬をもらって帰宅した後も苦痛が続き、
再度病院に連絡したが、看護師に「内科医しかいない」と朝の受診を勧められ、
その結果女性は死産という最悪の結果となった。
当直の内科医は飲み薬を渡して帰宅を促したが、女性は自宅で薬を吐き、
午前3時ごろに夫が病院に電話したが、
看護師は「内科医しかおらず、今できることはない。変わったことがあれば連絡を」。
同6時ごろには、出血や腹痛があると連絡したが、
看護師は「朝一番で産婦人科外来にかかって下さい」と答えた。
さらに症状が悪化し、夫の運転で病院に駆け込んだ。
駆けつけた産婦人科医が午前7時40分ごろに診察。
「胎盤がはがれかかっている」と言い、救命救急センターのある病院への搬送を手配した。
女性は救急車内で出産したが、既に子供は死亡していた。子供は男の子で、名前も決めていた。
女性は3度、病院と話し合い、
「看護師が医師の指示も受けずに患者に指示しないでほしい」
「医師が足りなければ増やし、救急対応できる体制を整えて」と指摘した。
病院は「お気の毒だったとは思うが、限られた体制でベストを尽くした。
『体制を十分にして』といわれても、物理的にできない。
どれだけ大学に医師を送ってくれと言ったかわからない」などと窮状を訴えたという。
日本産科婦人科学会の調査(05年7月)によると、
大学病院から産婦人科医の派遣を受け分べんを扱う全国927病院のうち、
産婦人科医1人の病院は132病院に上る。
院長は取材に「助産師も辞めてしまい、4月以降は新規の妊婦を受け入れられないほどだ」
と話している。【渡辺暖】
毎日新聞 2006年5月7日 3時00分
●寸評
これが先進国のはずの日本の医療なのだろうか。
開発途上国よりもひどい状況だ。
医師がいないというような状況は先進国と言えるのだろうか。
このような問題は、それこそ政府の対応の問題であり、危機管理が全くできていないとしか言えない。
産婦人科医が不足していることは、以前よりマスコミでも指摘されていたことであり、
政府が知らないはずもない。
大切な子供を失う両親やご家族の悲しみは計り知れないものである。
予想できていた問題に対して何もできなかった政府の緊急の対応が望まれる。
続く
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トラバしました。僕もこの医療体制の窮状には驚いています。産婦人科医が足りなくなるのは医療過誤の危険を医師が極端に恐れる背景があるはずです。またそれに拍車をかけているは、もう何十年も前に左傾化し切って無責任な思想が蔓延していると思しき日本の医療界にもあると思います。
2006/5/7(日) 午後 7:30 [ mid*re*e*kan ]
NAOKO抄さん、トラバされたんですね。苦労することもあると思いますが、頑張ってください。日本の医療界にも大きな問題があることも確かだと思います。政治家も医師ももっと高いレベルでがんばってほしいと思う。
2006/5/7(日) 午後 7:40 [ yozat14 ]