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仕事で海外出張をするとき、もちろん開発途上国でということだけど、
当然必要になってくるのがパソコン、プリンター、スキャナーといった機器がある。
これらの装置本体を影で支えるのが電源確保のための延長ケーブルだ。
開発途上国とは言っても、延長ケーブルくらいすぐに購入できるのはできるけど、
現地で普及しているのはあまりにも品質が悪すぎて結局使えないことも多い。
一枚目の写真の延長ケーブルはパキスタンで一般的に使われている延長ケーブルだけど、
プラグの差込口、つまりコンセント10ヶ所のうち、7ヶ所は使えない。
これが現地では当たり前で、新しいものを買っても最初から使えない場合もあるし、
また多少使えたとしても、何度かプラグを抜き差ししているだけですぐに使えなくなったりする。
以前にベトナムにいた時にこの問題に気がついたので、
何か対応策はないかとフエの町の電気屋さんに行ったところ、
日本製のコンセントがあるとのことだったので、それに電線をつないで自分で製作したのが、
二枚目の写真の延長ケーブルだ。
ベトナムのしかもフエの町の小さな電気店で購入したので、
日本製と言われても、「本当かな?」と思いながらも買ったものだったけど、
実際使ってみるとこれが非常に優れものだということが分かった。
現地で出回っている中国製品と違って、何度プラグを抜き差ししても全く問題が発生しない。
特に違いがはっきりしたのは、
三枚目の写真のような現地で普及している携帯電話の電源アダプターのピンだ。
これは細くて丸い形状のものになっているたため、中国製コンセントに差し込んだ場合、
コンセント側の穴が大きすぎて、すぐに抜けてしまったり接触が悪かったりする。
ところがフエで購入した日本製のコンセントにさすとがっちりと入って簡単には抜けない。
これは四枚目の写真のとおり、実はコンセント穴にはプラグのピンを挟み込むための工夫がある。
通常は穴がふさがっているが、プラグをさすと穴が開いてがっちりとピンを挟み込む。
しかも何度もピンを抜き差ししても内部の金具が曲がったりせず、何度も使える。
フエで購入した時にはコンセントと一緒に購入したプラグは中国製だったので、
何度か出張を繰り返しているうちに壊れてしまったが、
これも日本でプラグだけ購入して取り替えたところ、その後全く壊れることはなくなった。
日本のホームセンターで同じようなコンセントが売ってないか見てみたけど、
やはり国内向けには販売されていないようだ。
ベトナムの知人に聞いたところ、
この日本製コンセントは通常ベトナムの家庭用に使われているものだそうだ。
一般的に延長ケーブルとして販売されていないので、
自分で購入したコンセント、ケーブル、プラグをつないで製作したものだけど、
ずっと使っていても全く壊れない。
日本の技術というのは、こういうところにも生かされているんだね。
おかげで海外出張の多い自分には重宝すべきものだ。
続く
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