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出産には母親と新生児にとってリスクがあることには違いない。 でも今回の出産は本当に命のかかった出産だった。
もともと心臓の病気を抱えて外出もままならなかった母親は、 自分の命を捨てる覚悟で子供を作ることを決心した。
父親となった男性も、その家族も周囲の人達も、 母親が出産に耐えられない体であることから、 文字通り新たな命を生み出すために母親の命が失われることを覚悟した。
しかしながら、神や仏様はその母親も子供も見捨てることはしなかったようだ。 無事に出産するとともに、母親の命も無事だったからだ。
赤ん坊を抱えた母親の胸には痛々しい心臓手術の跡もあったけど、 その顔は家族とともに喜びで溢れていた。
開発途上国における妊産婦死亡率は、 日本の100倍以上となっていることも多い。 エチオピアの場合は日本の60倍(UNICEF資料)となっている。
それでもその父親は臨床検査技師として長く医療に関わっており、 母親も体の調子の良い時を見計らっては勉強を続け、 医療資格を取得した努力家だ。
少なくとも自分の周りの関係者が命の危険を冒して得た新しい命に乾杯だ。 この新しい命が将来にわたって健康で幸せになってほしいと思う。
続く
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