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何らかの事情で親と一緒に暮らせず、 社会的な支援を必要とする子供達が45,000人いるというTV報道があった。 両親が事故や事件に巻き込まれたり、児童虐待をする親だったり、 育児を拒否したりする親もいるそうだ。
特に東日本大震災の後は孤児院もいっきに収容能力を超過している状態で、 施設を維持していくことさえも難しくなっていると聞いている。
現役世代の人達は、特に母子家庭や父子家庭では子供を預けるための施設が少なく、 「待機児童」などという課題は認識されていても改善策はいまだ見えず、 働けるだけの能力があっても子供を預ける施設もなくては仕事することさえもできない。
高齢者の方達というと、様々な詐欺のターゲットにされ、 孤独死といった問題もいまだに取り上げられることがある。 訪問看護や介護といったシステムはあっても、 老後に生きがいをもっている人達も少ないようだ。
結局日本の社会問題について考えると、児童、現役世代、高齢者、 いずれの世代においても大きな社会問題を抱えているのが現状だ。 どうしてこんな状態になってしまったのだろうか。
開発途上国ならいざしらず経済大国と言われる日本で、 子供達がまともな食事もできないって一体どういうことなのだろう。 このような状態で「教育が大事だ」などと叫んでもほとんど意味がないように思える。 アフリカの人達に対して「人材育成」を呼びかけられるだけの立場なのだろうか。
またそういう背景のもとで、実際自分は何ができるのだろうか。 社会起業家を目指すといっても、理想と現実のバランスも考えながら、 ここ数年はこの課題で頭がいっぱいだったけど、やっと結論が見えてきた。
「そうだ、身よりのない子供達が学費完全無料かつ全寮制の高校を作ろう!!」 というのがそのアイディアだ。 そうすれば教育も受けられるし、生活もできる、という発想だ。
身よりのない子供達にとっては、 そこが居場所であり、ふるさとであり、家族である、そういう学校を作ることにした。 資金はごくわずかしかないけど、残りの人生を賭ける以上の価値はあるだろう。
単に教育を受けさせるだけでなく、精神面や生活面でも支えていく必要があるだろう。 実現するためには知識や経験の豊富な高齢者達の力も必要となるだろうから、 逆に言えば、高齢者達にとっても単に年老いていくよりは、 身寄りの無い子供達を支援をすることで老後の生きがいをもってもらえる可能性がある。
バリバリ仕事を進められる現役世代の人達の力も必要だろうし、 児童福祉施設、教育委員会、銀行、地域住民、 さらに民間企業やボランティアの人達の協力も必要になるだろうから、 これら多くの人達の賛同と支援を得られるかが一番大きな鍵となるかも知れない。
もちろん学費を完全無料にするということは、 どこか別の部分で収益事業も行わなければならない。 そのための事業として、貿易事業、看護・介護事業、教育事業を立ち上げることにした。
そしてそういう事業をうまく軌道に乗せることができれば、 子供達が高校を卒業する時には良い就職口とすることができる可能性もあるし、 場合によっては通学と同時に職業訓練も一部行うこともできるかも知れない。 そこらへんは教育プログラム次第だろう。
資金も人脈も限られている中で、どれだけの創意工夫ができるか、 それは自分自身にかかっていることだ。 少なくとも自分にとっては、 老後に生きがいがない、といったことはなさそうだ。 当分楽はできそうにないけど、そういう人生もいいか。
続く |
社会起業家の課題
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