社会起業家を目指して

九州震災の被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

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日本はつまらない国だ

めずらしく日本に2ヶ月ほどいることができたが、海外に滞在している時よりもストレスが溜まる。
日本にいて楽しいのは、家族と一緒に過ごす時間だけで、それ以外には全く興味も関心もない。
日本人は何を楽しみとして生きていくことができるのだろうか。

不便なはずの開発途上国では、経済的には恵まれなくても、
家族の絆、隣近所の人達との付き合いがあり、貧しいなりに皆で楽しんでいる。
朝は出勤が多少遅くなっても問題はなく、夕方も本来の帰宅時間よりも早く皆いなくなる。
勤務時間が終了すればそそくさと帰宅して、家族と楽しい時間を過ごしている。

先進国と言われる日本ではそのようなことが許されるはずもない。
スローライフどころの問題ではない。
出勤時間や帰宅時間どころか、勤務中も必死で働き、
サービス残業、休日出勤、単身赴任といった仕事は、ストレス社会を作りあげている要因だ。
仕事している本人だけでなく、家族でさえもストレスは強烈だ。

あまりにもよりよいサービスを求めた結果、サービスを求められる側の強烈なストレスが、
サービスを求める側にもストレスがどこかで回ってくる社会となっている。

援助を受けている開発途上国の人達の方が、生活の質(Quolity of Life)はよっぽどましだ。
私も援助を受ける側になりたいものだとよく思うこの頃だ。

続く

日本の医療

やはり恐れていた問題が起こっている。
開発途上国レベルの大きな問題がとうとう起きてしまった。
特に不足している産婦人科医の問題で妊婦が死産してしまったのだ。

今朝の毎日新聞によれば、岐阜県内の女性が妊娠9カ月だった04年7月の未明、
激しい腹痛で近くの2次救急病院を受診したが、胃薬をもらって帰宅した後も苦痛が続き、
再度病院に連絡したが、看護師に「内科医しかいない」と朝の受診を勧められ、
その結果女性は死産という最悪の結果となった。

当直の内科医は飲み薬を渡して帰宅を促したが、女性は自宅で薬を吐き、
午前3時ごろに夫が病院に電話したが、
看護師は「内科医しかおらず、今できることはない。変わったことがあれば連絡を」。
同6時ごろには、出血や腹痛があると連絡したが、
看護師は「朝一番で産婦人科外来にかかって下さい」と答えた。

さらに症状が悪化し、夫の運転で病院に駆け込んだ。
駆けつけた産婦人科医が午前7時40分ごろに診察。
「胎盤がはがれかかっている」と言い、救命救急センターのある病院への搬送を手配した。
女性は救急車内で出産したが、既に子供は死亡していた。子供は男の子で、名前も決めていた。

女性は3度、病院と話し合い、
「看護師が医師の指示も受けずに患者に指示しないでほしい」
「医師が足りなければ増やし、救急対応できる体制を整えて」と指摘した。

病院は「お気の毒だったとは思うが、限られた体制でベストを尽くした。
『体制を十分にして』といわれても、物理的にできない。
どれだけ大学に医師を送ってくれと言ったかわからない」などと窮状を訴えたという。

日本産科婦人科学会の調査(05年7月)によると、
大学病院から産婦人科医の派遣を受け分べんを扱う全国927病院のうち、
産婦人科医1人の病院は132病院に上る。
院長は取材に「助産師も辞めてしまい、4月以降は新規の妊婦を受け入れられないほどだ」
と話している。【渡辺暖】

毎日新聞 2006年5月7日 3時00分

●寸評
これが先進国のはずの日本の医療なのだろうか。
開発途上国よりもひどい状況だ。
医師がいないというような状況は先進国と言えるのだろうか。
このような問題は、それこそ政府の対応の問題であり、危機管理が全くできていないとしか言えない。

産婦人科医が不足していることは、以前よりマスコミでも指摘されていたことであり、
政府が知らないはずもない。

大切な子供を失う両親やご家族の悲しみは計り知れないものである。
予想できていた問題に対して何もできなかった政府の緊急の対応が望まれる。

続く

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