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九州震災の被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

国際協力

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国際協力:美しき誤解


-   日本人はヨーロッパを美しく誤解している。しかし実際のヨーロッパは全然違う。

 

アーセン・ベンゲル

元名古屋グランパスエイト監督

現英プレミアリーグ・アーセナル監督

 

監督の言うヨーロッパについては何ともコメントのしようはないけど、

もし「ヨーロッパ」という単語を、

「国際協力」という単語に置き換えれば100%納得できる。

 

監督はまたこういうことも言っている。

「日本では当たり前に通用する善意や思いやりは全く通じない。

隙あらばだまそうとする奴ばかりだ。」

 

ヨーロッパについてはよく知らないけど、

国際協力の現場となる開発途上国では、

秘密主義や拝金主義が横行し、

どうやって問題は課題の改善や解決につなげるかということよりも、

どうやって外国人からカネを巻き上げるかといった話ばかりだ。

 

普通の日本人が考える国際協力のイメージとはほど遠い部分が多い。

長年開発途上国での仕事に関わっていても、

個人的なつきあいはなかなか難しい。

最後には「日本に連れて行ってくれ、カネくれ、仕事くれ」という話ばかりだからだ。

 

普通の人に何かやってあげようにも、

一度やったら次から次へとただで外国人から何かもらえるという状態になるので、

へたな善意や思いやりは通用しないし、

そこには感謝という言葉に対する理解も無いように思える。

 

この点については現地側だけでなく、

これまでそういうことばかりをやってきた諸外国にも責任があるだろう。

 

高名な国際機関であっても結局金品をあげるばかりで、

あげた後は知らん顔をしているケースがあまりにも多いからだ。

そういう物品が横流しされていても誰も対応しようとはしない。

どこでボタンをつけ違えたのかも国際協力の歴史の中に埋もれたようだ。

 

最初は社会貢献活動をしたいという意志で国際協力に参加する人達もいるけど、

実際の現場の状況にあきれはてて業界を離れていった人達もたくさんいた。

 

そういう混沌とした状態の中では、

実際自分はなんのためにこういう活動をするのか、参加するのか、

誰のためにやるのか、どうやるのか、

明確な理念が必要となるのではないだろうか。

単なる善意や思いやりだけで通用しないのは確かだと思う。

 

続く

 

国際協力:国連の役割


 

昔の野蛮な時代と違って、

 

近代化によって様々な国の状況も次第に透明になりつつあることで、

 

以前よりも戦争は少なくなってきたと思っていたのに、

 

最近は突然逆方向に走り出してきたように思える。

 

 

アフガニスタンは相変わらずだし、シリアの内戦状態もおさまらない。

 

シリアでは日本のODAで協力したアレッポ大学の病院についても、

 

激しい爆撃のため関係者が生存しているのかどうかさえも分からない。

 

 

イラクからは外国部隊が撤退したので現地側で治安維持もできるようになったのかと思えば、

 

逆にますます大変な状態になってきた。

 

 

そういう状態にタイミングを合わせたかのようにウクライナの問題が発生し、

 

ロシア軍を後ろ盾とした反政府軍による一般旅客機の撃墜とその後の調査妨害や略奪、

 

またイスラエルによるガザ地区への攻撃も治まるどころか激しい攻撃が続いている。

 

 

あっちこっちでどうしてこうも一度に戦争状態になってしまったのだろうか。

 

こういうことにならないようにするために国際協力があったのではないのだろうか。

 

 

全世界の政府で話し合うための国連の役割もどうなったのだろうか。

 

国連の場でも結局は各国のエゴが先行し、

 

本来の役割を果たせないということなのだろうか。

 

どうしてここまでひどい状況になってしまったのだろうか。

 

少なくともこういう状況は国際協力に関わる全員にとっての屈辱なのではないだろうか。

 

 

自分が個人的にそんな愚痴をこぼしてもどうしようもないけど、

 

少なくとも頼りの国連も期待していたほどの力は持ち合わせず、

 

国際協力関係者が謳う平和構築などというきれいなだけの言葉もむなしく感じる。

 

 

本当に必要な国際協力とはどういうことだったのか、

 

あらためて考えなければならない時期になってきているのではないかとも思う。

 

 

国連の常任理事国という制度も結局は大国のエゴが優先されているだけの話なので、

 

戦争を食い止めるどころか、逆に加速させているような印象もある。

 

そんな制度は不要なのではないだろうか。

 

世界平和を実現するための国連でなければ、何のための国連なのか意味不明だ。

 

 

それでは本当に必要な国際協力とはどういうことだったのだろうか、

 

一体何をすることが平和に繋がるのだろうか、

 

一個人としての自分は非力でしかないと分かっていても最近の情勢には憤りを感じてしまう。

 

 

 

続く

エチオピア滞在時から要望のあった富山福祉短期大学での講演をおこないました。(^_^;
 
開発途上国に対する理解を深められたらと思い気軽に引き受けたのですが、
 
成田到着の日は、
 
留守中の郵便物のチェック、関係者への連絡、
 
さらにプレゼンスライドの内容チェック等で、結局朝4時までかかってしまい、
 
 
1時間の仮眠予定が40分くらい寝過ごしてしまい、(;゜ロ゜)
 
駅までダッシュ、さらに乗り換えでもダッシュ、
 
予定していた電車の時間に間に合わなかったので新幹線の予定もずらしてしまった。
 
 
イメージ 1

 
 
それでも何とか間に合ったけど、移動途中も冷や汗、
 
やっと富山に到着して、目指す「小杉」駅へ行こうと思ったら、
 
何と「小杉駅」が二つあることが判明、
 
電鉄「小杉」と、JR「小杉」があった。(゜Д゜)
 
 
急いで関係者に電話してどっちか確認、電鉄の駅からJRの駅へ戻るためにまたダッシュ、
 
何て疲れる移動だ、と言っても自分の寝坊と勘違いが原因、誰にも文句も言えず、
 
やっと無事に富山福祉短期大学に到着。
__┗┐( ̄ι_ ̄川 y~ヤレヤレ
 
 
 
大学の中では皆さんが知らない私にも「こんにちは」の挨拶でちょっと癒やされました。
 
自分の遅刻のために打ち合わせ時間もわずかだったけど、何とか講義の開始。
 
 
 
イメージ 2

 
 
ちょうどお昼休みの午後一番の眠い時間、
 
実際に学生さん達も横を向いたり、爆睡中の姿も、
(。´-д-)オヤスミ。oZzzo
 


それでも話が進むにつれ、だんだん皆さんがこちらの方に顔を向けるようになり、
 
エチオピアの医療施設、出産したばかりの赤ちゃんや洗礼の様子、
 
小学校での子供達の様子や働いている子供達の写真に見入っていました。
 
 
講演中に作成してもらったアンケートでは、
 
国際協力について関心が、「ある」、「ある程度ある」、「なし」の三択のうち、
 
「ある程度ある」という方が圧倒的に多かったです。
 
皆さんそれなりに国際協力のことも気にしてくれていたんですね。
 
 
講演は看護学科向けと介護福祉学科向けの2回の講演となりましたが、
 
話が進むにつれて学生の皆さんが真剣に聞いている姿が大変印象に残りました。
 
 
ちなみに今回の演題は「海外の子供事情-エチオピアの子供達-」でした。
 
自分の専門の医療分野の話もしましたが、教育分野については専門ではないため、
 
JICA(国際協力機構)から派遣されたJOCV(海外青年協力隊)の方からも写真提供していただきました。
 
講演スライドの材料を提供していただいた皆さんにも感謝です。
 
 
学生の皆さんも真剣に話を聞いてくれて本当にありがとうございました。m(__)m
 
またお目にかかれる日を楽しみにしています。
 
以上

 

『ペンは剣よりも強し』と、どこかの偉い人が言ったそうだが、

現実には全く逆ではなかったのだろうか。

 

620日、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の発表によれば、

全世界で紛争などの影響で住む家を終われた人の数が、

戦後初の5000万人を突破したとのことだ。

 

紛争の続くアフガニスタンが最も多くて256万人、

激しい戦闘の続くシリアが247万人、

イラクでも戦闘の激化により既に50万人が家を奪われたとのことだ。

数字が大きすぎてイメージすることさえも難しい。

 

シリアで仕事をしていた2000年頃には平和で良い思い出しかないのに、

その仕事をしたアレッポは最も激しく空爆を受けており、

日本の援助で整備したはずの病院の建物が残っているかどうかも定かではない。

 

イラクでは198512月〜19887月頃まで仕事したが、

それから26年の歳月が過ぎても今なお戦闘が続く状態なのは、

一緒に現地で仕事していた人達のことを考えると胸が痛む。

 

アフガニスタンでの仕事の経験はないものの、

過去にはソ連との戦争、その後欧米各国との戦争が果てしなく続いていて、

当分集結するとも思えない。

 

国際協力の仕事は平和構築のために重要という認識でずっと関わってきたが、

現実の状況を突きつけられると、

本当に自分の仕事が平和のために役立つことがあったのか、

これまでやってきたことが全否定されているような気持ちになってしまう。

 

戦争では、子供、女性、高齢者にも関係なく巻き込まれる。

人類最悪の行為はいったいいつまで続くのだろうか。

 

続く

 


国連のミレニアム目標の最初の項目に、「極度の貧困と飢餓の撲滅」があるけど、

 

でもそもそも「貧困」ってどういう意味なのだろうか。

 

開発途上国の現場にいると、国連の資料も机上の空論にしか思えないことが度々ある。

 

 

経済的に貧困というのは誰でもイメージしやすいとは思うけど、

 

ある人に言わせれば、途上国の貧困というのは経済面だけでなく、情報面でも貧困だと言う。

 

それもまた貧困の一つであることには違いないと思う。

 

 

さらに善悪の区別もつかない「心の貧困」という面ではどうなのだろうか、

 

大勢の国民が、経済、情報、医療、教育、ありとあらゆる面で貧困状態にあるのに、

 

同じ国民であるはずの既得権益者達は、同胞を救済していくことは考えず、

 

私腹を肥やすことばかりに必死であまりにも醜い争いを繰り広げるのは、

 

もはや人間というよりも「餓鬼」にしか思えない。

 

 

それこそ極度の貧困で経済面でも医療や教育面といった、

 

公共サービスも受けられない状態にある人達を餌としか考えてないのだろうか、

 

国際協力さえも私腹を肥やすための手段としか考えていないような強い印象を受けている。

 

 

開発途上国がなぜ開発途上国になってしまっているのか、

 

なぜ改善できないのか、

 

経済的に貧困というのであれば、なぜその貧困な状態に陥ったのか、

 

なぜ何十年経っても途上国は途上国のままでしかないのか、

 

その原因がどうなっているのかということが議論される場はあまりにも少ない。

 

 

途上国に実際に住んでみると、経済的に貧困だから改善できないのではなく、

 

むしろ発展を阻害しているのではないかと思える第一の命題が「政治」だ。

 

あるメディアによれば、「国際協力は、腐敗に関しては役に立てない。」という記事があった。

 

 

既得権益者の人達にとっては、経済、医療や教育なども含めて国民を苦しめ、

 

それを餌として海外からの国際協力で投入される資金を調達しているようにしか思えない。

 

同じ国の国民が苦しんでいること自体は眼中にないようだ。

 

 

そのような人達は人間の最も醜い姿として、

 

貪っても貪ってもまだ足りないという、餓鬼の姿そのものではないのだろうか。

 

 

それが教育も受けていない人達ならいざしらず、

 

開発途上国では数少ない高等教育まで受けた人達ほど、


私腹を肥やすことに必死で、同じ国民のことは考えることができないというのは、


もはや教育の意味さえも疑いのまなざしで見なくてはならないのだろうか。

 


そういう心の貧困については、皆さんどう思いますか。

 

特に国際協力に関わる全ての人に聞いてみたい気がしている。

 

続く

 

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