社会起業家を目指して

九州震災の被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

国際協力

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一つの国が発展していくために、教育は一つの大きな核となることは間違いないと思う。

 

しかしながら開発途上国の現場にいると、教育の定義や目的にも疑問を感じてしまうことがある。

 

 

開発途上国には初等教育も受けられない子供達が大勢いるかと思えば、

 

ごく少数とは言え高等教育まで受けられる人達がいる。

 

 

自分の感覚からすれば高等教育を受ける機会のあった人達は、

 

そうでなかった人達のために尽力する必要があると思うのだけど、

 

実際にはそういう人達ほど既得権益を保持するため、

 

権力も情報も国際協力による支援も自分達の手中に収めようとする姿勢は、

 

あさましいのを通り越して醜いとしか思えない。

 

 

途上国の中でも普通に生活している一般の人達は本当に優しくて、

 

日本の田舎にいるような雰囲気があって、

 

異文化の国からやってきた我々でも温かく受入れてくれることに感謝したい気持ちになる一方、

 

高等教育まで受けた人達が拝金主義に陥り、善悪の区分も失い、利益を貪っている。

 

 

同じ国の人達が経済苦のために病院に行くこともままならず、

 

最悪は大切な生命が失われている現状さえも無視しているように思える場合もある。

 

 

病気の人達や教育を受けられずに劣悪な環境にある人達の状況等はまるでお構いなしのようだ。

 

そういう状況を考えると、

 

その人達に与えられたのは、何のための教育だったのか強い疑問を感じる。

 

 

技術がないだとか人材不足だとかいう理由で国際協力が必要だという理論が

 

まかり通る場合もたくさんあるけど、

 

いくら技術があったとしても、知識を持つという意味での人材がいくらあったとしても、

 

善悪の区別もつかないままに高等教育を受けた人達のことを考えると、

 

何のための教育だったのか、そのことにどれだけの意味があったのか、

 

教育の意味や価値についてあらためて問い直す必要があるのではないかと思う。

 

 

本当の教育とは善悪の区分がつかなくても知識さえあれば良いのだろうか?

 

そのことによって大勢の人達が苦しんでも良いのだろうか?

 

またもや余計なことを考えてしまう。

 

 

続く


数十台のオートバイが並んでいた。

 

これは某国際協力機関により、

 

中央行政組織から地方行政組織へ子供の予防接種を行うためのワクチンを運ぶための手段、

 

という理由で調達されたバイク群だ。

 

 

イメージ 1

 

 

しかしながら同じ地域の現場で仕事に従事する自分達にとっては、

 

全く奇異な光景にしか見えない。

 

なぜならば配布が予定されている先では、

 

「バイクの免許を持っている人がほとんどいない」ということが確認されているからだ。

 

 

 

この国際機関では、子供の命が数十円のワクチンで救えるというアピールを行い、

 

日本政府からも日本国民からも資金援助や寄付をもらってはこういう物を調達している。

 

 

むろんワクチン自体も調達していることは確かだが、

 

子供の命を救うはずのワクチンは無料で配布されるはずが横流しされたり、

 

現地側で適切に活用できずに数十万人分のワクチンが期限切れで廃棄されたり、

 

ろくな調査もしないうちにこういう物資を調達して配布したりで、

 

公的機関から受けた資金や寄付をした人達の善意はお構いなしだ。

 

 

 

イメージ 2

 

 

現地政府側では病気で苦しむ人達が大勢いてもそれを救うための努力はせず、

 

むしろ困っている人達を放置することで、

 

いかに国際的支援が必要かをアピールしては私腹を肥やし、

 

国際機関では年度毎の予算消化のために、現状を知っていてもただ単に投入を続けるだけだ。

 

 

現地政府側では結局これらの貧困者を放置することで国際的支援を取り付け、

 

国際機関側でもそれを理由として意味のあるなしは別にして予算消化を続ける、

 

という構図になっている。

 

 

いずれの機関や組織にもそれぞれの思惑や立場があるのだろうが、

 

そこには病気や飢えで苦しむ人達の立場は考慮されていないとしか思えない。

 

 

仮に貧困者がいなくなれば、

 

現地政府は国際機関からの支援を受ける理由を失い、

 

国際機関は組織の存在意義を失うことになる。

 

 

ミレニアム目標では2015年までに貧困者を半減すると言っているが、

 

実際に貧困者が半減すれば現地政府も国際機関も困ることになる。

 

 

某国では飢えに苦しむ人700万人のための食料が無料配布されたそうだ。

 

計画では毎年飢餓に苦しむ人を100万人ずつ削減し、

 

7年後には飢餓で困る人達がいなくなるはずだったのだが、

 

現実には30年を経過しても全くその人数を削減できなかったという話もある。

 

いったいどういう調査をしてどういう計画を立てたのか全く不明瞭だ。

 

 

国際協力という美しいイメージに惑わされず、

 

多くの人達が現実を理解できるようになるのは、いつの日になるのだろうか。

 

本当に困っている人達に支援が届くのはいつの日になるのだろうか。

 

現場で実際に国際協力に関わる人達はそれを危惧している。

 

 

続く

開発途上国で現場の活動に関わる者にとって専門分野以外のところで対応すべき課題は多い。

 

治安対策、防犯対策、病気時の対応策等の生活面などに加えて、

 

さらに不公平な現地の法律がある。

 

 

ことある度に袖の下を求められたり、それを断れば必要な手続きや活動ができなかったりする。

 

ごく普通の役人達からもちょっとした手続きをするだけで何やかやと要求がある。

 

さらに警察官でも交通規制をしているのか、金を収集しているのかわからない時もある。

 

これが兵隊となると銃を所持しているだけさらに始末が悪い。

 

 

公的機関で仕事に従事する人達がそういう状態なので、

 

まともに苦情を取り上げるわけもない。

 

お役人同士でかばい合ってしらんふりをされるのがおちだ。

 

それが交通事故の処理やら雇用契約などでもめたりするようなことがあれば、

 

さらにもっとやっかいなことになる。

 

 

交通事故が起きた場合にはいずれの過失かということではなく、

 

いずれかが外国人(=金持ち)であれば、

 

外国人が支払わなければならないように警察も裁判官も判断をしていくようだ。

 

 

雇用契約だけでも一方的に全て現地労働者が有利な法律となっている場合もあり、

 

現地職員を採用する場合にも入念な下調べと準備が必要だということを痛感させられる。

 

単に善意だけで国際協力に関わろうとしても、それなりのリスクがあることを忘れてはならない。

 

 

ある知人の話では、

 

「善人達の最大の過ちは、自分が周辺の人に善い行いをすれば、

 

誰でも善行で応えてくれると期待していることだ。」そうだ。

 

 

確かに恩をあだで返す人達も世の中には大勢いる。

 

開発途上国で困っている人達を支援しようにも、

 

そこに届くまでに、現地政府の既得権益者達、袖の下ばかり求めてくる腐敗した役人達、

 

そして不公平な法律などがあり、さらに支援活動を行っても感謝の念もなく、

 

支援者を騙して金を稼ごうとする人達もいるということを念頭に置いた準備と覚悟が必要だ。

 

 

今後国際協力を目指す人達はこういうケースもたくさんあるということを理解した上で、

 

何のだめに、誰のために、自分が何をしようとしているのか、

 

自分なりによく考えておく必要がある。

 

 

続く

 


 
何だか堅いタイトルになっちゃったけど、国際協力の現場に長くいればいるほど、
 
政治と国際協力についての醜いつながりに矛盾を感じるばかりだ。
 
 
 
自分自身は現地では外国人であり、部外者でしかないけど、
 
現地の人達の内部では、技術的な問題を解決するというよりも、
 
既得権益者とそうでない人達に分かれていて、
 
既得権益者は職権乱用も著しく、いかに自分のポケットの中身を増やそうかというだけで、
 
医療、教育、農業その他の分野での技術的問題を解決しようとする意図は見えない。
 
 
 
また既得権益を持っていない人達は、ひどいめにあえばあうほど、
 
いかに自分自身が既得権益者になるかに苦心していて、
 
そのためには支援の手を差し伸べようとする国際協力機関やNGOもそのための手段でしかなく、
 
そこには感謝の念等というきれい事は存在しない。
 
 
 
特に医療分野では感染症などのために多くの人達が尊い命を失ったりするのに、
 
それさえも既得権益者達にとっては国際協力機関から資金を引き出すための「えさ」でしかないようだ。
 
外国の国際協力機関やらNGO団体やらが支援の手を差し伸べようとしても、
 
そういう人達にとってはまずその資金を受入れるのは自分達であり、
 
困っている人達、最悪は生命を失いかねない状態にある人達を救おうという意志は全然ないようだ。
 
いかに政治的な締め付けを行って既得権益を守ることに必死になるばかりだ。
 
 
 
国際人権団体による報告では、国際協力のために投入された資金や物資が、
 
現地国内での政治的な弾圧のために使われていることが指摘されているが、
 
証言をしている国際機関の関係者もそれを知りながら活動を継続するだけになっている。
 
 
 
国際機関でもそれはわかっているはずなのに、そういう醜い部分には蓋をして、
 
いかに予算を消化するかといった意図しか見えず、
 
やはりここにも本気で問題を解決しようとする強い意志を感じることはできない。
 
 
 
現地の既得権益者達はありとあらゆるきれい事を並べては国際協力支援によって私腹を肥やし、
 
国際協力機関はそれを知っていても予算や物資を配布するだけで、
 
それがどのように使われるか調べようともしない例が多数ある。
 
 
 
日本国内だけでなく先進国内では、明日をも知れない命のために寄付が必要だとアピールしながら、
 
実際にはそれがまともに使われていない現実は伝えられていない。
 
 
 
子供の命を救うはずのワクチンが横流しされたり、勝手に廃棄されたりしていても、
 
飢餓で苦しむ人達に配布されたはずの食料がなぜか売店で販売されていたりしても、
 
それを配布した国際機関も現地政府関係者も見て見ぬふりだ。
 
 
 
そういう背景の中で行われるTICADは、お役人達のお祭りとしか映らない。
 
本当に困っている人達に手が届くような支援はいったいどうしたら行う事ができるのだろうか。
 
 
 
続く

国際協力:頭の使い方


開発途上国でも優秀な人、才能のある人たちはたくさんいる。

 

でもなかなか発展できない事情の一つとして感じるのは「頭の使い方」だ。

 

 

頭脳を一つの道具とみなした場合、よい使い方と間違った使い方があると思う。

 

よい使い方というのは「自分がどうやって成長していくか」、

 

もしくは「周辺の人たちが成長していくためにどういうお手伝いができるか」、

 

といったことだろうと思う。

 

 

でも世の中には、開発途上国の人たちだけでなく日本その他の先進国においても、

 

間違った頭の使い方をする人たちは存在し、

 

開発途上国では多くの国民に影響を与える立場の人たちでもそういう状況になるように感じる。

 

 

間違った頭の使い方とは「どうやって空き巣を働こうか」とか、

 

「どうやって袖の下をたくさんせしめてやろうか」ということで、

 

そこには人間としての成長がないどころか、逆に国の発展を阻害する腐敗ともなりやすい。

 

 

官僚の腐敗はもちろん先進国でもないわけではないが、

 

暴露されたらそれまでという結末になっている。

 

ところが開発途上国では暴露されるようなことがあっても既得権益者同士で隠蔽することも多く、

 

それらの腐敗が堂々とまかり通ってしまっているように思える。

 

 

様々な国際協力機関や民間のNGOなどが途上国の現状を憂いて手を差し伸べているのに、

 

その国の既得権益者達が自分のポケットマネーばかりを心配して、

 

同じ国の悲惨な状態にある人たちのことをまったく考えていないように見えるのはどうしてだろうか。

 

そういう既得権益者達の頭の中には同じ国の人達よりも自分のポケットマネーの方が心配なようだ。

 

 

国際協力機関の某資料の中でも開発途上国の大きな課題として「モラル」が取り上げられていた。

 

善悪の区別もつかない状態の中にいくら援助の手を差し伸べても、

 

本当に困っている人たちにはなかなか届かないという実態もある。

 

 

技術的な知識や物品を届けるというだけでは実際に途上国の中で役立つとは思えないケースもあり、

 

その国の人達のモラルがあてにならない場合は何をやっても無駄にしか感じられないときもある。

 

人間の行為の善悪を文章化して規定することも難しいだろうけど、

 

頭脳をどう使いこなすかという課題も現実として存在していることには違いないと思うよ。

 

 

続く

 

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