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水平線に次々と灯りがつく。
夜の真夏の日本海に灯りがともる。車のハンドルを握って走るとその灯りが半島のあちこちに残像として蛍のように走る。消えぬ過去の想い出のように赤くともる。想い出があちこちに飛び散る。
生き方などというマニュアルなどなかった。必死だった。いつも時は明日を追い越そうとしていた。愛するだけで何もいらないといった人がいた。車を止め、浜辺に腰を着くと時計のように規則正しい潮騒の浜辺を洗う音が消えていく。
黄色い鬼百合が咲く8月の頃、西風が日本海を蹴散らした。白い波しぶきが海辺に飛んでくる。雲の大群が半島を洗った。暑い額の汗をぬぐい、海に入った。先祖のルーツは積丹半島だ。今年の夏はお墓参りに行きたいと切望する夜。ようやく自分の部屋に電気がついた。茶色の明かりはいいものだ。LEDは台所についた。この年になって幾分人生を悟った。幸せとか不幸とか、そんなものは皆抽象的で無意味。
それから、どうなるのはわからない。ただただ、雨が嫌いになっただけ。その理由は、心に穴が空くほど美しいアジサイが見えない。真っ青になった雨上がりのアジサイほど美しいものはない。
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アジサイの花と聞いて若いときの恋を思い出した。
何も考えず夢中になった、恋だと思っていたが、遺伝子にあやつられていただけと今ごろきずいた。
でも・・・良かった。フッフフフ失礼。
[ rankiti007 ]
2019/3/26(火) 午前 10:20
神よ・・・。
[ tet***** ]
2019/3/29(金) 午後 10:05