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タバコが後5本しかない、だから気になって仕方ない。
外は幾分晴れ、道路は雪にまみれアスファルトの黒い肌が氷見たく光る。街頭がオレンジをたわわに実らす樹木のように見える。部屋は集中暖房で灯油の心配はないだけ幸せだ。
溺れた過去を想い出す。恋に溺れた頃、銭に溺れた頃、時に溺れた頃、夢に溺れた頃、愛があればと自分に溺れた頃、暗い酒場をうろつき酒によって小さな部屋で死ぬほど吐いた頃、
明日は久しぶりの休み、指先に真っ赤なトンボが飛んでくる秋ならば、きっと仕事をやめるだろうと熱い呼吸を何度も吐く。多種な色のカタクリや、真っ白く身を包むスズランが咲く頃や、これ以上血圧がアップするまで、と頑張る。あ〜ぁタバコが残り4本になったよ。
雪がサラサラ降ってきた。
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ホントだ。
[ tet***** ]
2019/3/29(金) 午後 10:05