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ジャズを聴きたくても、何から入っていいか分からないあなたのために。
アーティストからでなく、アルバムからでなく、ジャズの名曲から入るのもひとつの手段。
A to Z_アルファベット順に、その曲の名演・名唄が入ったアルバム紹介と併せて随時アップしていきます。
-A- Agua De Beber/Water To Drink おいしい水/アガ・ジ・ベベ 作詞・作曲:ヴィニウス・ヂ・モライス/アントニオ・カルロス・ジョビン (1961) ボサノヴァの名曲。今ではジャズのスタンダードとして、多くのミュージシャンが演奏している。
作者自らのインスト・ヴァージョン。
ジミー・クリーヴランドのトロンボーンが艶やかだ。 ヴォーカルの決定的名唄。
マーティ・ペイチのアレンジも秀逸。
Alise In Wonderland
不思議の国のアリス 作詞:ボブ・ヒラード 作曲:サミー・フェイン (1950) ルイス・キャロル原作の永遠のファンタジー『不思議の国のアリス』。それをアニメ化したディズニー映画の主題歌としてあまりに有名。
ディズニー映画の名曲を集めたアルバム。
ブルーベックの明るく屈託のないピアノもいいが、デスモンドの艶やかなアルト・サックス・ソロも聞き物。 『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』
ビル・エヴァンス
エヴァンスの美しいピアノに酔える1曲。
ブルーベックとは全く表情の違うアリスを聞き比べるのも一興。 All Of Me
オール・オブ・ミー 作詞・作曲:セイシア・シモンズ/ジェラルド・マークス (1931) 究極のジャズ・スタンダード。“どうしてわたしのすべてを奪ってくれないの?”男性・女性両方からみた解釈で多くのアーティストに愛される。
この曲の決定的名唄はこれだ。
もちろん、世に知らしめる大ヒット曲となった。 レスター・ヤング〜テディ・ウィルソン
レスターのテナーとテディのピアノによる、円熟の名セッション。
テナーが歌っている。そう、ビリー・ホリデイに向けて。。 All The Things You Are
オール・ザ・シングス・ユー・アー 作詞:オスカー・ハマースタインⅡ世 作曲:ジェローム・カーン (1939) 難曲であるため、多くのジャズ・アーティストが腕を競って取り上げる、格調高き不滅のスタンダード。
アート・ペッパー』
アルト・サックスのアート・ペッパーの珠玉の名演としても知られる。
ペイチのピアノにのって、至福の2分半を堪能できる。 この曲の決定的名唄はこれ!オーケストラの美しいストリングスの調べにのって、アニーはロマンティックに歌い上げます。
Alone Together
アローン・トゥゲザー/ただ二人で 作詞:ハワード・ディーツ 作曲:アーサー・シュワルツ (1932) “ぼくたちの愛は、どんな海よりも深く、どんな愛よりも偉大だ。君と二人きりでいられるなら、ぼくたちはどんな苦労にも耐えていけるだろう”
ストレートでポジティヴな、スタンダードの逸品。 ブルージーなケニーのトランペットは、この曲のイメージにしっくりくる。
トミー・フラナガンのピアノが、この演奏を更に奥深いものとした。 こちらはエヴァンスのピアノとチェットのトランペットによる甘いヴァージョン。
ペッパー・アダムスのバリトン・サックスがいいスパイスになっている。 Angel Eyes
エンジェル・アイズ 作詞:アール・ブレント 作曲:マット・デニス (1953) 女にふられた男が、自棄になって酒をあおる。。いかにもジャズが似合うシチュエーション。
しかしメロディはかっこよくて、美しい。 ブルージーなブライアントのピアノは、この曲の代表的演奏。
甘く、とろけるような、哀愁味溢れる名演だ。 作者自らの弾き語りによる名唄。
ハリウッドの小さなクラブでの演奏が、この曲のよさを引き立てている。 April In Paris
エイプリル・イン・パリ/パリの四月 作詞:E.Y. ハーバーグ 作曲:ヴァーノン・デューク (1932) 作詞のハーバーグはパリに行ったことがなく、デュークが先行して書いた曲にパリを想像して歌詞を創り上げたという逸話のある名曲。
多くのアーティストが演奏する、華やかで美しいスタンダードの超定番である。 豪華なメンツのビッグ・バンドによる永遠の名演。
エンディング・パートを3回も繰り返すアレンジには、ノリノリになってしまうことうけあい。 “ウィズ・ストリングス”ものの名盤。ゴージャスなストリングスに艶やかなパーカーのアルト。
パーカーの名前を知ってても、どれを聴いていいか分からない方へもお薦めの入門盤だ。 ビリー・メイ・オーケストラのゴージャズな伴奏に乗って、シナトラが大らかに歌い上げる。
シナトラの大名盤中の大名唄である。 As Time Goes By
アズ・タイム・ゴーズ・バイ/時のたつまま (時の過ぎゆくままに) 作詞・作曲:ハーマン・ハプフィールド (1931) ミュージカルのオリジナルはヒットせず、映画『カサブランカ』に使用されてスタンダードとなった。
“キスはキス、ため息はため息でしかないけれど、時が経つにつれてとても大事なものになる。恋人たちの愛の言葉は、いつもアイ・ラヴ・ユー。未来がどうなってもすがれるのは愛だけ。時が流れても、世界は恋人たちを祝福する”素晴らしい大人の味わいを感じる歌詞である。 高名な映画監督ウッディ・アレンの、自分の映画で使用したジャズを集めたコンピレーション。
『カサブランカ』の劇中、ピアノで弾き語りをしたドーリー・ウィルソンの音源が収録されている。 ビリーの歌唱は決してビギナー向きではないが、やはりこの曲の名唄はビリーに尽きる。
歌詞の内容を噛み締めながら聴くと、人生の深さ、愛の重さを感じてしまう。 Autumn In New York
オータム・イン・ニューヨーク/ニューヨークの秋 作詞・作曲:ヴァーノン・デューク (1934) 光り輝く摩天楼、セントラルパークの美しい夕日など、秋のニューヨークで目にする光景が、素敵な気分へ誘うという内容だが、“9.11”の同時多発テロ以降は、犠牲者たちへの鎮魂歌となった。
ロマンティックな雰囲気が、感傷的な気分にさせる名曲である。 白人ジャズ・ギタリスト、タルの決定的名演。
ニューヨークの移り行く景色を連想させる、変化をつけたギター演奏が見事。 エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング
しっとりと唄うエラ。続いてルイが対照的にアーシーに歌い上げ、トランペット・ソロへと移行。
エラの歌唱にルイがスキャットを交える、夢のような豪華共演盤は、この曲の永遠の名唄を創り上げた。 Autumn Leaves
オータム・リーヴス/枯葉 作詞:ジャック・プレヴェール(仏詞)、ジョニー・マーサー(英詞) 作曲:ジョゼフ・コズマ (1945) フランスのシャンソンがオリジナルだが、ジャズ・スタンダードの定番中の定番となった。
“窓辺にただよう落ち葉、目に浮かぶ君の唇、握り締めた君の手、夏のくちづけ、日焼けした手。枯葉舞い落ちる季節になると、君のことが偲ばれる”という印象派的な歌詞。やはりバラッドがよく似合う。 シャンソンの名曲を世界の名曲へと昇華させた永遠の名演収録。
マイルス・デイヴィスの哀愁溢れるミュート・トランペットは、この曲の魅力を最大限に表現した。 ジャケットのイメージ通り、クールでジェントリーなエヴァンスのピアノ・トリオによる名演。
この曲のピアノ・タッチは、以後のアーティストたちの教科書となった。 to be continude...
他にも 『After You've Gone 』、『Ain't Misbehavin'』、『All Of You 』 など多くの楽曲があるが、それはまた次のステップで。
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