Buzz Jazz -ジャケットの魅力

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JAZZジャケットの魅力

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繊細なる佇まい

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■アルバム/アーティスト■
スタン・ゲッツ・クァルテッツ/スタン・ゲッツ

■楽曲リスト■
01. ゼアズ・ア・スモール・ホテル
02. アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
03. ホワッツ・ニュー
04. トゥー・マーヴェラス・フォー・ワーズ
05. 夢から醒めて
06. マイ・オールド・フレイム
07. ロング・アイランド・サウンド
08. インディアン・サマー
09. マーシャ
10. クレイジー・コーズ
11. ザ・レディ・イン・レッド
12. 苦しみを夢に隠して
13. マイ・オールド・フレイム(alternate take)
14. ザ・レディ・イン・レッド(alternate take)
15. プリザベイション
16. イントゥイット

■録音/パーソネル■
1949年6月21日(07〜10,15)スタン・ゲッツ(ts)、アル・ヘイグ(p)、ジーン・ラミー(b)、スタン・レヴィー(ds)
1950年1月6日(01〜04,16)スタン・ゲッツ(ts)、アル・ヘイグ(p)、トミー・ポッター(b)、ロイ・ヘインズ(ds)
1950年4月14日(05,06,11,12〜14)スタン・ゲッツ(ts)、トニー・アレス(p)、パーシー・ヒース(b)、ドン・ラモンド(ds)

■レーヴェル■
PRESTIGE

■効能■
数多くの歴史的名演を残すテナー奏者スタン・ゲッツ。
このアルバムにも多くの名演が記録されているが、60年前の今日、1月6日に録音された楽曲に注目したい。

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ゲッツはその時22歳。最も脂が乗り切っていた時期だけに、素晴らしい恍惚の演奏を繰り広げている。
スタン・ケントン、ジミー・ドーシー、ベニー・グッドマン、ウディ・ハーマン、格楽団での輝かしい実績を経て直ぐの録音だけに、瑞々しくもアダルトな風格も備わっていて興味が尽きない。

1曲目の「There's A Small Hotel」は、リチャード・ロジャース、ローレンツ・ハートの名コンビによる名曲。
ギル・エヴァンスがアレンジを担当したクロード・ソーンヒル楽団の演奏がわたしのフェイヴァリットだが、やはりゲッツのプレイはそれに引けをとらない。

アル・ヘイグの快活なイントロから続いて現れる、ゲッツのハスキー・ヴォイスにはいつ聴いてもゾクゾクさせられる。

ゲッツのテナーは正に声。クールな歌声。艶やかに伸びる低音。流麗なフレーズ。スマートな音の佇まいは、他の追随を許さない。

そしてクールなゲッツのテナーには、ホットなリズムがよく似合う。
ゲッツ・クァルテットのレギュラー・メンバー、ヘイグ、ドラムスのロイ・ヘインズとの相性も抜群だ。

ヘイグのピアノ・ソロは、短いながらもこの曲の持つエッセンスを優雅な表情で紡いでいて好印象。

1960年代、ボサノヴァ期のゲッツも素晴らしいが、溌溂として繊細な若かりし頃のゲッツもいい。
レスター・ヤングの優しきテナーから影響を受け、それを己の音にしてしまった早熟の天才。
豊かなアドリブ・ラインに聴き惚れるがよい。

■所有■
紙ジャケCD

必然たる邂逅

今日は小寒。寒の入り。
本格的な冬が始まりますね。
みなさまお身体ご自愛ください。

ジャズ界の今日1月5日は、ジャズ・ベースの巨人チャールス・ミンガスの命日。

ミンガスは1979年に56歳という若さで逝った。

比類なき個性の塊、ミンガスはレコーディング途中に志半ばにして永眠した。

今日は、そのミンガスが最後に携わった1枚の追悼作を耳にしながら、黙祷を捧げたい。

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■アルバム/アーティスト■
ミンガス/ジョニ・ミッチェル

■楽曲リスト■
01. ハッピー・バースデイ1975(語り)
02. ゴッド・マスト・ビー・ア・ブーギ・マン
03. 葬儀(語り)
04. ア・チェアー・イン・ザ・スカイ
05. ザ・ウルフ・ザット・リヴズ・イン・リンジー
06. アイズ・ア・マギン(語り)
07. スウィート・サッカー・ダンス
08. コイン・イン・ザ・ポケット(語り)
09. デ・モインのおしゃれ賭博師
10. ラッキー(語り)
11. グッドバイ・ポーク・パイ・ハット

■パーソネル■
ジョニ・ミッチェル(g, vo)、ウェイン・ショーター(ss)、ハービー・ハンコック(elp)、ジャコ・パストリアス(b, h-arr)、ピーター・アースキン(ds)、エミル・リチャーズ(perc)、ドン・アライアス(conga)

■録音■
1979年

■レーヴェル■
ASYLUM

■効能■
ジャズ界の巨匠チャールス・ミンガスと、ポップスの域に収まらない希有な知的シンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェル。
2人の出逢いは、必然的に果たされた。

最初に声を掛けたのはミンガスだった。
ミンガスはジョニに歌ってもらうために、6曲のオリジナルを打ち合わせの席に持参したという。
恐る恐るその曲を受け取り、そして心から感動したとジョニは言う。
ミンガスは鷹揚な微笑みを絶やさなかったらしい。

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ジョニはミンガスのメロディに歌詞を付けた。
それが04、07、09の3曲。
02、05は、ミンガスにインスパイアされて書いたジョニのオリジナル。
そして11「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」は、ミンガスがレスター・ヤングに捧げた名曲で、ジョニの解釈による歌詞が載せられた。

ジョニのヴァージョンは数多いカヴァーの中で、最も感動的な演奏である。
レスターへ捧げられた曲が、ジョニの手によってミンガスへのオマージュへと昇華した。

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このアルバムの素晴らしさは、多くの書物やライナーノーツでも紹介されているが、やはり個性に富むエモーショナルな楽曲とミンガスの肉声が曲間に挿入されるその構成であろう。
1975年のミンガスのバースデイを祝う声から始まるこのアルバムは、芸術性と同時に日常の断片を垣間見ながら、ミンガスという人間像を深く掘り下げた傑作である。

ミンガスはベースでの共演も叶わず、このアルバムの完成前に逝去したが、その歌声は誰よりも早く心に届いていたかも知れない。
それは、ジョニのミンガスに対する愛情と畏敬の念の賜物である。

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裏ジャケットに描かれた、車椅子に乗ったミンガスの後ろ姿。
ジャケットのイラストはすべてジョニの手によるもの。その想いの深さを窺い知ることができる。

■所有■
CD

抱擁

2010年も3が日が終え、今日から仕事始め、という方も多いのではないでしょうか。
正月2日から働かれてる方もいらっしゃるご様子。。お疲れ様です。

爽やかなヴォーカル・アルバムで元気を蓄えてみては如何?

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■アルバム/アーティスト■
マイ・カラリング・ブック/サンディ・スチュワート

■楽曲リスト■
01. MY COLORING BOOK (Fred Ebb - John Kander, 1962)
マイ・カラリング・ブック(私の塗り絵帳)

02.LITTLE GIRL BLUE (Lorenz Hart - Richard Rodgers, 1935)
リトル・ガール・ブルー
musical “Jumbo” (1935)

03.GREENSLEEVES (Traditional from England - arranged, Don Costa, I. Gaffman, 1962)
グリーンスリーヴス

04.TANGERINE (Johnny Mercer - Victor Schertzinger, 1942)
タンジェリン
musical film “The Fleet's In” (1942) (艦隊入港)

05.WHERE THE BLUE OF THE NIGHT MEETS THE GOLD OF THE DAY (Roy Turk, and Fred H. Ahlert - Bing Crosby, 1931)
ホエア・ザ・ブルー・オブ・ザ・ナイト・ミーツ・ザ・ゴールド・オブ・ザ・デイ

06.OVER THE RAINBOW (Edgar Y. Harburg - Harold Arlen, 1939)
オーヴァー・ザ・レインボー (虹の彼方に)
musical film “The Wizard of Oz” (1939)

07.DEEP PURPLE (Mitchell Parish (added in 1939) - Peter DeRose, 1933)
ディープ・パープル

08.SCARLET RIBBONS (FOR HER HAIR) (Jack Segal - Evelyn Danzig, 1949)
スカーレット・リボンズ

09.LITTLE WHITE LIES (Walter Donaldson, 1930)
リトル・ホワイト・ライズ (愛らしい嘘)

10.BEAUTIFUL BROWN EYES (Grace Walters, 1951)
ビューティフル・ブラウン・アイズ

11.IVY ROSE (Al Hoffman & Dick Manning, 1957)
アイヴィー・ローズ

12.RED SAILS IN THE SUNSET (Jimmy Kennedy - Hugh Williams, 1935)
レッド・セイルズ・イン・ザ・サンセット (夕陽に赤い帆)

■パーソネル■
サンディ・スチュワート(vo)、ドン・コスタ(arr)、ニック・ペリト(cond)

■録音■
1962年

■レーヴェル■
COLPIX

■効能■
1960年代に、テレビ番組『ペリー・コモ・ショウ』の新人発掘コーナーに出演、高い評価を獲得しレギラーの座を射止めたサンディ・スチュワート。
1962年に番組で放送された『MY COLORING BOOK』にリクエストが殺到し、一躍トップ歌手に躍り出た。

その後、『エド・サリヴァン・ショウ』への出演や、ベニー・グッドマン楽団と演奏活動を共にする経歴を持つ。

このアルバムは『マイ・カラリング・ブック(私の塗り絵帳)』というタイトル通り、彼女が愛するスタンダードを自身の選曲で纏めた好企画盤。

オープニングのタイトル曲から、ドン・コスタのノスタルジックなアレンジに乗って歌うサンディの温かい声に心が和む。
全曲がスロー・テンポでストリングス付きのオーケストラの伴奏になっており、ロッキン・チェアに腰掛けて、暖炉の前で揺られているような気分に浸れる。

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オリジナル原盤ジャケット。
または、『ペリー・コモ・ショウ』で歌った「マイ・カラリング・ブック」を収めたシングル盤のジャケットでしょうか。

サンディの歌声の妙。こんなに艶のある美しい声は、そう聴けるものではない。

まるで声に抱擁されているようだ。

10の「BEAUTIFUL BROWN EYES」の愉しさよ。耳に出来る悦びで涙が零れそうになるわたしは自意識過剰か。
最終曲「RED SAILS IN THE SUNSET」に翻弄された後の余韻は、すべてが優しい世界に移り変わったかのような想いで溢れてしまう。
または、そうあって欲しいと願いたくなる。

この録音はジャズ評論家の寺島靖国氏のプッシュで、初めてCD(2004年)となり耳にすることができた。氏の尽力に感謝したい思いだ。

サンディ・スチュワートは、現在活躍中のピアニスト、ビル・チャーラップの実の母親である。

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こちらはその母と子の共演作。2005年に発表された。
衰えることを知らない、サンディの声には驚かされる。

■所有■
紙ジャケCD

“美”の果てに_

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■アルバム/アーティスト■
サハラ/マッコイ・タイナー

■楽曲リスト■
01. エボニー・クイーン
02. ア・プレイヤー・フォー・マイ・ファミリー
03. ヴァレー・オブ・ライフ
04. リバース
05. サハラ

■パーソネル■
マッコイ・タイナー(p, koto, fl, perc)、ソニー・フォーチューン(ss, as, fl)、カルヴィン・ヒル(b, perc, reeds)、アル・ムザーン(ds, perc, tp, reeds)

■録音■
1972年1月 NYC

■レーヴェル■
MILESTONE

■効能■
ジョン・コルトレーン・クァルテットを支えたピアニスト、マッコイ・タイナー。
彼はこの『サハラ』を発表する丁度10年前に、初リーダー作『インセプション(1962)』を録音した。

マッコイの処女作に対し、コルトレーンはこう評した。
“美(Beauty)という言葉がもっとも相応しい”と。

マッコイはコルトレーン・クァルテットでも“美”を追求した。
ピアノで表現可能な美_

コルトレーンの死(1967年)というショックと戦いながら、マッコイはジャズという形式の中に新たなる“美”を模索し続けた。
処女作から10年。そのひとつの到達点が、この傑作『サハラ』である。

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マッコイはピアノの他に、3曲目では琴を、更には23分を超えるタイトル曲ではフルートやパーカッションまでも操る。
ウェザー・リポートが席捲した新たなムーヴメントの渦中、マッコイは流されることなくストレートにジャズを継承、発展させながら、己のスタンスを確立したのだ。

このアルバムは“メンバー全員が演奏しながら登りつめて行く精神的な昂揚感”というマッコイ・グループの代名詞を具現化したサウンド・カラーに満ちている。
38年が経過した今でも尚、新鮮に響く。

怒涛のスピリチュアル・ヴィジョン。音の洪水。しかし、決して難解ではない。
コルトレーンから自身のグループへ、“美”を追い求め続けた男の記録がここにある。

そして、その“美”の果てに_
1976年の『フライ・ウィズ・ザ・ウィンド』で、マッコイ・サウンドの美学は更に昇華することになった。

■所有■
CD

早春の風を切って

新春2日目。

今日は、早春の薫りを誘う明るく屈託のない演奏をお耳にかけよう。

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■アルバム/アーティスト■
カルテット&クインテット/ジャック・シェルドン

■楽曲リスト■
01. ゲット・アウト・オブ・タウン
02. アームーア
03. ドゾ
04. マッド・アバウト・ザ・ボーイ
05. トゥート・スイート
06. ジャック・デパーツ
07. ホワット・イズ・ゼア・トゥ・セイ
08. グルーヴァス・メンタス
09. ビーチ・ワイズ
10. パレルモ・ウォーク
11. ブルース
12. イレジスティブル・ユー
13. グァテマラ
14. ゲッティング・センチメンタル・オーヴァー・ユー
15. チーク・トゥ・チーク
16. ストリーツ・オブ・マダシ

■録音/パーソネル■
1954年 晩夏(01〜06、15,16)ジャック・シェルドン(tp)、ウォルター・ノリス(p)、ラルフ・ペナ(b)、ジーン・ギャメージ(ds)
1955年 早春(07〜14)ジャック・シェルドン(tp)、ズート・シムズ(ts_08〜14)、ウォルター・ノリス(p)、ボブ・ホイットロック(b)、ローレンス・マラブル(ds)

■レーヴェル■
JAZZ:WEST

■効能■
幻のマイナー・レーヴェル、JAZZ:WESTからジャック・シェルドンが発表した2枚のリーダー作を1枚に纏めた貴重な盤。

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ジャック・シェルドンは50年代半ばに西海岸で活躍したトランペッター。
同時期に活躍したチェット・ベイカーほどの際立つ個性、人気はなかったが、中音域を生かしたその情感溢れるプレイは颯爽として心地よい。

1のスタンダード「Get Out Of Town」、テナー奏者アル・コーンが書いた、2「Ahmoore」と続く耳に優しい吹奏は、名演と言っても過言ではないだろう。

レコードでは時間の都合で割愛された15「Cheek To Cheek」も、埋もれたままになっていたのが不思議なほど。好調にスウイングするシェルドンのスマートで人間味溢れるプレイを堪能できる。

そして、このアルバムのもうひとつの魅力は、1955年の春に録音されたクインテットによるセッション。
ここではテナーのズート・シムズが加わっている。

この頃のズートは快調な時期であっただけに、主役のジャックを凌駕してしまうほどのブロウを見せつける。
8のシェルドン唯一のオリジナル「Groovus Mentus」ではジャックと丁々発止のソロを展開し、クインテット自体を鼓舞するかのようだ。

ボブ・ホイットロックのウォーキング・ベースも効いている。ウォルター・ノリスのソロも相変わらずスウィンギーだ。
この1曲でウエスト・コースト・ジャズの醍醐味を満喫できる。プレイヤーもまた演奏を愉しんでいるから聴き手も愉しめる。

ちょっとめかして、気の合う仲間たちと風を切って歩く。そんな大切なひとときを感じるアルバムだ。

1956年のアート・ペッパーの名盤『リターン・オブ・アート・ペッパー』でのシェルドンのプレイも忘れ難いが、リーダー作が殆ど残されていないのが悔やまれる。

ジャック・シェルドンのトランペットに魅了された人にとって、そしてズート・シムズのいぶし銀テナーのファンにとっても必携の1枚であろう。

■所有■
紙ジャケCD

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