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ワークライフバランス、リーダーシップと組織変革がテーマ。

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Change! Change! Change!

どうやって組織の変革を導いていくか。上手くいく組織変革とはどのようなものか。
時代の流れに合わせて組織が変わっていかなければならない以上、どうやってそれを上手く導くかというのは非常に重要な命題だと思います。

組織変革といえば、ハーバード・ビジネス・スクールのコッター教授(Kotter)が良く知られていますね。”Leading Change”という本を書いた方で、日本でも「企業変革力」という名で売られています。

コッターは、変革のための8つのプロセスを示しました。

深入りは避けますが、その8つとは、危機意識の醸成、変革のための仲間を見つける、ビジョンを創る、ビジョンを伝える、ビジョンに向かって行動できるよう他者を力づける、短期的な成功を収める、改善を確立し更なる変化を生み出す、こうした新しい方法を制度化する、です。

実は、コッターの前にも同様の議論をしている研究者がいます。
グレイナー(Greiner)は、1967年に、上手くいく組織の変化のパターンについていくつかの条件や段階を論文にまとめています。

これも8つあるのですが、組織内外からの変化への圧力、チェンジ・リーダーとして新しい人物の登場若しくは外部のコンサルタント、トップマネジメントの参画、トップから現場に至る様々なレベルでの調査・分析、多くの人間を巻き込んだ問題分析・解決策の提示、小さなことから試してみる、それにより成功が強化されること、です。

授業で扱った教科書では、これら2名のポイントを押さえた上で、上手くいく組織変革の共通項として以下のことを述べています。

・変化の必要性を広くしっかりと認識すること
・経営層(トップマネジメント)の支持や強いコミットメントなど、明確で持続的なリーダーシップの存在
・問題分析や解決策の提示などに様々なレベルの多くの関係者(職員や外部の利害関係者)を巻き込むこと
・小さなことから始める、実験的に行う、それらの成功・失敗のフィードバックを活かすなど、柔軟で漸進的に行うこと

では、グレイナーからコッターにいたる30年の間に何が新しく指摘されるようになったかというと、それは以下の重要性です

・ビジョン
・変革のための同士・仲間を見つけ協働
・共有された価値(shared value)

ビジョンや共有された価値については、これまでも何度もこのブログでも書いてきましたので、ここではあまり述べません。

その代わりに1つ面白いと思うのは、30年前には外部からのチェンジ・リーダーという1人(若しくは複数)の先導する人物が強調されていたのに対して、現在は内部における変革のための「集団」が力強く協働していることが強調されていることです。
1人のカリスマ的なリーダーの登場よりも、価値やビジョンを共有した仲間・同士が力強く協働することによって、今の時代の組織変革は上手く進めることができる、そういうことだと思います。

この組織変革というテーマ、霞ヶ関にいる自分としては、本当に深く考えたい、そしてできることなら実行したい、そういうテーマだと感じています。
もっともっと色々と学ばなければと思っています。

先日リーダーシップ入門!という記事でご紹介しました神戸大学の金井教授は、組織変革についても研究されており、「組織変革のビジョン」本を出されています。
読み込んで、また、このブログ上でご紹介できればと思います。

Rainey, Hal G. 2003. Understanding & Managing Public Organizations, third edition. San Francisco, CA: Jossey-Bass.

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